前田敦子「嫌いにならないで」発言で沸かす

前田敦子、あの名スピーチが…

前田は、三浦友和演じる富川洋輔と黒木瞳演じる水希の間の娘・栞役。宝飾メーカーに就職しセクハラに悩まされるという役どころだが、会見の最初の挨拶で「栞に関しては、親に甘えて生きている部分がすごくあるいまどきの子かなと思いますが、ぜひ“嫌いにならないで”応援して頂けたらなと思います」とコメント。

前田のAKB48時代の総選挙での名スピーチ「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないで下さい」を彷彿とさせるワードで、会場を沸かせた。

“2017年の抱負”に三浦友和からツッコミ

この日、晴れ着と袴で華やかに会場を彩ったキャスト陣。

2017年の抱負を聞かれ、前田が「健康」と回答すると、三浦からツッコミが入ったようで「今、友和さんから『ババくせーな』って言われました（笑）」と告白。今作のポスター撮影中に39度の熱だったといい「皆様にすごくご迷惑おかけしてしまって『絶対に今年は風邪ひかないぞ！』ってそのときから思ってます」としみじみと語ると、「じゃあ今あちこちに貼っているポスターは39度の熱で…」と司会者から言われ「言わなきゃよかったですね（笑）」と照れ。「健康第一で頑張りたいと思います！」と意気込んだ。

また、作品のテーマにちなみ「あなたにとって家族とは？」という質問には「一番」と答え、「一番の味方であるし、一番の友だち。特にお母さんは何でも最初に喋ろうって思います。喋ってないことはないと思う」と母と仲が良いことを明かした。

三浦と黒木の娘役に決まったことについては「嬉しいです」と笑顔。「家族のシーンが月に1、2回あるんですけどその日のために頑張ってます」と充実した撮影の様子を伝えた。

ジャットコースター・ホームドラマ

三浦が17年ぶりに連続ドラマの主演を務める今作は、家族全員がそろって就職活動をすることになる、というかつてない展開に陥った家族によるジェットコースター・ホームドラマ。父・洋輔（三浦）は大手企業の人事部長、母・水希（黒木）は私立中学の国語教師、そして宝飾メーカーに就職した娘・富川栞（前田）と就職活動中の息子・富川光（工藤）という、平穏に見えていた家族がふとしたきっかけで崩壊し始め、あらぬ方向へと向かっていくというストーリー。

三浦は「どこにもヒーローがいない。普通のお父さんなんです、欠点だらけの。そこが楽しい」と自身の役柄を説明し「4人が散々な目に遭いひどいめに遭うってことをあまりにもリアルにシリアスに描いているので逆に笑ってしまうという、そういう部分では笑ってみて頂ける部分が沢山有るのかなと思います」とドラマの魅力をアピール。

会見には、三浦、前田のほか、黒木、工藤、脚本の橋本裕志氏も登壇した。（modelpress編集部）