篠田麻里子にアドバイス「本当に“殺しに行く”って気持ちがないと…」
2016.09.11 13:51
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モデルで女優の篠田麻里子が11日、都内で行われた舞台『真田十勇士』(9月11日より新国立劇場 中劇場等で上演)の初日公開舞台稽古に中村勘九郎らと出席。稽古前に取材に応じた。
篠田麻里子、ワイヤーアクションに初挑戦
AKB48を卒業後、初めての舞台出演、かつ芝居でのワイヤーアクションに初挑戦している篠田は、稽古場で共演者からどんなアドバイスを貰ったかを聞かれ、「殺陣というか刀を持って動くのが初めてだったので、どうしてもダンスっぽくなっちゃうとか流れてしまう」と苦労を回顧。「そういう意味で『本当に”殺しに行く”って気持ちがないと成り立たないよ』って話をされて、でもなおかつリアルでやっちゃうと怪我しちゃうので、止める位置だとか間とかそういうものをアドバイス頂いて勉強になりました」と振り返った。また、初日を迎えるにあたって意気込み。「約1ヵ月ほど練習期間があったんですけど、色んな不安と緊張を混じえながらやっと初日を迎えられたなと思っています。自分の中では時代劇というかこういう舞台が初めてなので、とても緊張してるんですけど今出しきれる自分の全力で乗り切りたい、そして楽しみたいなと思っています」と力強く語った。
2014年の同名舞台がパワーアップ
豊臣・徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる2014年に初演が行われた同名舞台を、加藤雅也ら続投キャストと、篠田・浅野ゆう子ら新キャストによってパワーアップさせた同作。同時期に、映画公開(9月22日公開)と出版化も決まっており、注目を集めている。待望の舞台版は2014年の初演と同じく、演出は堤幸彦氏が手がけ、脚本は演劇界の重鎮マキノノゾミ氏が担当、壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描く。主人公・猿飛佐助を演じるのは、2014年の初演から引き続き、中村勘九郎。そして佐助とともに『真田十勇士』を支える霧隠才蔵は、初演と映画版では由利鎌之助を演じた、ミュージカル界の新星・加藤和樹が新たな相棒役として挑む。篠田は佐助と才蔵の幼馴染で2人を翻弄する女忍び・火垂を演じる。
中村勘九郎「何人かぶっ倒れてます」
演出の堤氏は「長きに渡るプロジェクトの舞台版ですが、やっと初日を迎えることが出来ました。大変緊張しておりますが上回る期待感が一杯でございます」としみじみと心境を明かし、作品の出来栄えに自信。勘九郎は、「本当に大変でした。今日初日なんですけど千秋楽にならないかなと、それくらい大変です」とアクションの過酷さを表現。映画とは違い、生身の人間で見せる合戦シーンなどを「熱というものを重きにやってきました」と紹介し、「本当に舞台裏で何人かぶっ倒れてます。まじで倒れる人が出ないことを…(祈っています)」と笑わせ、「それだけ極上のエンタテイメント作品になっている」とアピールした。
今回初参加となる女優の浅野ゆう子は、「本当に連日倒れるんじゃないかというくらいお稽古を積み重ねていまして、素晴らしい戦になっております」と作品の魅力を熱弁。故豊臣秀吉の妻・淀殿役として合戦には参加しないが、「全員の母のような気分で拝見させて頂いております」と話していた。
ナレーション&徳川家康役発表
なお、この日のフォトセッションには勘九郎・篠田・加藤雅也・浅野・堤氏のほか、加藤和樹・高橋光臣・村井良大・駿河太郎・荒井敦史・栗山航・望月歩・青木健・丸山敦史・石垣佑磨・山口馬木也も登壇。さらに、今作のナレーションは中村橋之助が務め、徳川家康(映像)役を松平健が務めることが発表された。(modelpress編集部)
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