高畑淳子が会見 長男・高畑裕太容疑者と面会で「どんなことがあってもお母さんだから」<質疑応答全文/前編>
2016.08.26 11:18
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女優の高畑淳子(61)が26日、息子で俳優の高畑裕太容疑者(22)が強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕されたことを受け、都内で会見を行った。
以下、冒頭挨拶全文
この度は大変なご迷惑をおかけいたしました。大変なことをしてしまいました。本当に申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。被害に遭われた女性の方も、息子がお受けしていたお仕事へのキャンセル、撮り直し、どんなに言葉を重ねても言葉が見つかりません。今日になるまでご報告が遅れましたのも諸事情ございましたけれど、昨日やっと15分ではありますが本人に会えましたし、前日にも弁護士さん会えました。今、お答えできるかぎりのことを皆さまの前で言わなければと思い、このような場を設けさせていただきました。本当に申し訳ございません。
以下、質疑応答(前編)
― 事件について聞いた時の思い、面会した時の裕太容疑者の様子は?
初めて聞いたのは確か8月23日、仕事が終わった3時くらいだったと思います。仕事の後やらなければいけないことがあったので、そこに向かう途中、「事務所に寄ってくれ」というので「どうして?」と聞いたら「とにかく寄ってくれ」というので「それではわからないので詳しいことを」と言ったら「裕太くんが前橋署に逮捕されました」と初めて聞きました。それからどういうことなのだろうと思ってたのですが、こういうことになって初めて世の中のルールを知った次第です。ずっと本人にも会えず誰にも会えないので、何が起こっているのかというのはみなさんがテレビで報道なさることを聞くしかないという時間がずっとありました。その間にも報道の方がいらっしゃったのでお答えしなければいけなかったのかもしれませんでしたが、何もわからないまま2日間はその時間が続きました。そしておとといやっと弁護士さんにお会いできて、逮捕された直後の裕太の供述を聞きました。
昨日は接見時間があったのですが、これも初めて知ったんですが、接見では事件のことを一切話してはいけないので、まずは3人で1組になって1日1組しか会えないというので、15分ありますので、まずはご迷惑をお掛けしたお仕事がどのような状態になっているのか、どんなに沢山の人があなたの変わりをして撮影し直しているか。そのことを伝えるので10分は終わり、本人もただ泣いて「すいません、すいません」を繰り返すばかりで、私達も初めて顔を見たので、掛けた言葉もよく覚えてませんが「ちゃんと自分のしたことがわかってるのか」といったら、「申し訳ない、申し訳ない」と言っていたと記憶してます。
― 高畑さん自身は事件を聞いてどう思った?
なんのことか正直分からなかったです。
― これまでも「不祥事を起こしたら私に仕事がなくなる、私から仕事を取らないで」といったと報道されているが、どんな気持ちで言った言葉?
私たちのように皆さんの目に触れることの多い人間がいけないことをするとどうなるか、お互い刺し違えて死ぬくらいの覚悟でやる仕事だということ、「仕事を取らないで」イコール、「やってはいけないことをやってしまったら刺し違えて死のうね」というのを合言葉にやろうねと、それがわかってもらえるならという気持ちで言った言葉です。それが彼にどう響いていたかはわかりません。
― それはやってはいけないことをしてしまう危うさが彼にあったから?
思春期の時代はあったかもしれないです。
― 具体的に危うさを感じたことは?
日常生活できちんと寝ていない姿とかを見ていると、不安な要素はありました。
― それはいつから?
小さい頃からあったように思います。
― 面会したときの裕太容疑者の様子は?
何度も泣いたのか目が腫れ上がって、とにかく震えて泣いている様子です。
― 本人は容疑を認めている?
今回初めて知ったんですが、接見の場で事件のことを喋ってしまうと接見禁止になるので事件を話してはいけないんです。
― 罪を受け入れている様子はあった?
そのように思いました。
― 接見でどんなを言葉かけた?
外での様子がわかりませんので、いろいろな方にご迷惑をかけている状態、そのリカバリーにどれだけの人が関わってるかを報告しなければと思いました。私どもは、ほとんど覚えてないんですが、大変な事をしてしまったということと、一生かけて謝らなければいけないよということ。でも社長と私と姉の3人で会いましたので、こんな事は不謹慎で言ってはいけないんですけど、「本当に申し訳ないことをしたね」と言った後に、「でも私はどんな事があってもお母さんだからね」と、姉は「どんな事があっても裕太のお姉ちゃんだから」ということを言ったと記憶してます。申し訳ありません、そんなこと…。
― 今はどんな言葉をかけたい?
こんなことになっても親は本当に馬鹿な生き物で、どうにかしてこれが間違いであってくれと、息子をかばおうとしてしまう気持ちになってしまいます。でもそれはやってはいけない。もし被害者という方が自分の娘だったらとすり替えて物事を冷静にみなければいけないと思っております。被害に遭われた方が、自分の今いる大切な娘だったらと考えて物事を見るようにしています。
― 被害者女性への謝罪は済んだ?
まずお会いしたかったのですが、お会いすることは出来ませんでした。
― 会う予定は?
今のところ立っていません。
― 会ったら何と謝罪する?
まずお怪我のことを伺わなければいけないと思います。お怪我以上に、本当に申し訳ないとしか思い浮かびません。
― 裕太容疑者は芸能界に入ってから変わった?
芸能界に入ったからではないと思いますが、お付き合いも広がりますし、それは環境は変わったと思います。
― 忙くなって変わった部分はあった?
もちろん生活のサイクルは変わりましたけど、それと今回の事件を結びつけてはいけないと思います。
― 子育てについてどう思う?
自分なりに精一杯やったつもりではあったのですが、このようなことになった以上、何も言えることはないと思います。育て方がいけなかったと思います。
― 今までどのように考えて子育てしてきた?
嘘をつかないこと、人様に迷惑をかけないこと、人に感謝をすること、それを言ってきたつもりではありますけど、そんなことを言えることではないです。
― なぜ事件を起こしたと思う?
甘さだと思います。
― 被害女性に会えていないのは、女性が会うことを拒否している?
取り調べがあるのでと聞いています。
― これまで裕太容疑者が高畑さんに女性を紹介したことは?
あります。学生時代にありました。
― 女性関係はオープンだった?
はい。
― 「不安な要素があった」とは何を持って不安と感じた?
規律をちゃんと守れないとか、中学時代の遅刻、家への帰宅時間とか、思春期の頃はあると思いますけど、学校の授業態度とか細かい一つ一つ、規範をちゃんと出来ないことです。
― お酒を飲むとどうなる?
お酒は普通だったと思います。変わってしまうとか乱暴になることはなかったと思います。
― 性的な部分で気づくことはあった?
男の子どもを他に持っておりませんので、男の子はこういうことかなと思っていました。
― 性欲が強いとか、嗜好がおかしいとか感じたことは?
おかしいと思ったことはなかったです。
― 裁判では厳しい刑が予測されるが、覚悟している?
罪を犯した以上、罪に服すくべきだと思います。
― 裁判への出廷もあると思うが考えている?
何でもやらなければいけないと思います。
― 被害者にすべきことは考えているか?
まずはお会いして早く謝罪したいと思っています。
― 自身の仕事にも影響は出ている?
この後、「雪まろげ」という舞台をお引き受けしてまして、今回のことがあったので、私が舞台に立ってはいけないのではとお伺いを立てました。東宝の方が「高畑さんは立たなきゃいけない。1万人の方が切符を買っているんです」と。この状態でお芝居をやるのは自信ないですが、舞台に立って今年いっぱい地方の方にも舞台をお見せするのが私の贖罪と思っています。すみせんでした。
― 裕太容疑者の活躍ぶりをどう捉えていた?
ありがたいと思ってました。
― 仕事に迷惑をかけたことについて女優としてどう思う?
許されることではないと思います。
中編に続く。
また、裕太容疑者が逮捕されたことにより、日本テレビ「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(27、28日放送)内のドラマスペシャル「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」で裕太容疑者が出演する予定だったシーンを差し替えて放送することが決定し、代役にNEWSの小山慶一郎を起用。同様にNHK大河ドラマ「真田丸」とテレビ東京「侠飯~おとこめし~」(金曜深夜0時12分)も撮り直しが発表された。(modelpress編集部)
この度は大変なご迷惑をおかけいたしました。大変なことをしてしまいました。本当に申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。被害に遭われた女性の方も、息子がお受けしていたお仕事へのキャンセル、撮り直し、どんなに言葉を重ねても言葉が見つかりません。今日になるまでご報告が遅れましたのも諸事情ございましたけれど、昨日やっと15分ではありますが本人に会えましたし、前日にも弁護士さん会えました。今、お答えできるかぎりのことを皆さまの前で言わなければと思い、このような場を設けさせていただきました。本当に申し訳ございません。
以下、質疑応答(前編)
― 事件について聞いた時の思い、面会した時の裕太容疑者の様子は?
初めて聞いたのは確か8月23日、仕事が終わった3時くらいだったと思います。仕事の後やらなければいけないことがあったので、そこに向かう途中、「事務所に寄ってくれ」というので「どうして?」と聞いたら「とにかく寄ってくれ」というので「それではわからないので詳しいことを」と言ったら「裕太くんが前橋署に逮捕されました」と初めて聞きました。それからどういうことなのだろうと思ってたのですが、こういうことになって初めて世の中のルールを知った次第です。ずっと本人にも会えず誰にも会えないので、何が起こっているのかというのはみなさんがテレビで報道なさることを聞くしかないという時間がずっとありました。その間にも報道の方がいらっしゃったのでお答えしなければいけなかったのかもしれませんでしたが、何もわからないまま2日間はその時間が続きました。そしておとといやっと弁護士さんにお会いできて、逮捕された直後の裕太の供述を聞きました。
昨日は接見時間があったのですが、これも初めて知ったんですが、接見では事件のことを一切話してはいけないので、まずは3人で1組になって1日1組しか会えないというので、15分ありますので、まずはご迷惑をお掛けしたお仕事がどのような状態になっているのか、どんなに沢山の人があなたの変わりをして撮影し直しているか。そのことを伝えるので10分は終わり、本人もただ泣いて「すいません、すいません」を繰り返すばかりで、私達も初めて顔を見たので、掛けた言葉もよく覚えてませんが「ちゃんと自分のしたことがわかってるのか」といったら、「申し訳ない、申し訳ない」と言っていたと記憶してます。
― 高畑さん自身は事件を聞いてどう思った?
なんのことか正直分からなかったです。
― これまでも「不祥事を起こしたら私に仕事がなくなる、私から仕事を取らないで」といったと報道されているが、どんな気持ちで言った言葉?
私たちのように皆さんの目に触れることの多い人間がいけないことをするとどうなるか、お互い刺し違えて死ぬくらいの覚悟でやる仕事だということ、「仕事を取らないで」イコール、「やってはいけないことをやってしまったら刺し違えて死のうね」というのを合言葉にやろうねと、それがわかってもらえるならという気持ちで言った言葉です。それが彼にどう響いていたかはわかりません。
― それはやってはいけないことをしてしまう危うさが彼にあったから?
思春期の時代はあったかもしれないです。
― 具体的に危うさを感じたことは?
日常生活できちんと寝ていない姿とかを見ていると、不安な要素はありました。
― それはいつから?
小さい頃からあったように思います。
― 面会したときの裕太容疑者の様子は?
何度も泣いたのか目が腫れ上がって、とにかく震えて泣いている様子です。
― 本人は容疑を認めている?
今回初めて知ったんですが、接見の場で事件のことを喋ってしまうと接見禁止になるので事件を話してはいけないんです。
― 罪を受け入れている様子はあった?
そのように思いました。
― 接見でどんなを言葉かけた?
外での様子がわかりませんので、いろいろな方にご迷惑をかけている状態、そのリカバリーにどれだけの人が関わってるかを報告しなければと思いました。私どもは、ほとんど覚えてないんですが、大変な事をしてしまったということと、一生かけて謝らなければいけないよということ。でも社長と私と姉の3人で会いましたので、こんな事は不謹慎で言ってはいけないんですけど、「本当に申し訳ないことをしたね」と言った後に、「でも私はどんな事があってもお母さんだからね」と、姉は「どんな事があっても裕太のお姉ちゃんだから」ということを言ったと記憶してます。申し訳ありません、そんなこと…。
― 今はどんな言葉をかけたい?
こんなことになっても親は本当に馬鹿な生き物で、どうにかしてこれが間違いであってくれと、息子をかばおうとしてしまう気持ちになってしまいます。でもそれはやってはいけない。もし被害者という方が自分の娘だったらとすり替えて物事を冷静にみなければいけないと思っております。被害に遭われた方が、自分の今いる大切な娘だったらと考えて物事を見るようにしています。
― 被害者女性への謝罪は済んだ?
まずお会いしたかったのですが、お会いすることは出来ませんでした。
― 会う予定は?
今のところ立っていません。
― 会ったら何と謝罪する?
まずお怪我のことを伺わなければいけないと思います。お怪我以上に、本当に申し訳ないとしか思い浮かびません。
― 裕太容疑者は芸能界に入ってから変わった?
芸能界に入ったからではないと思いますが、お付き合いも広がりますし、それは環境は変わったと思います。
― 忙くなって変わった部分はあった?
もちろん生活のサイクルは変わりましたけど、それと今回の事件を結びつけてはいけないと思います。
― 子育てについてどう思う?
自分なりに精一杯やったつもりではあったのですが、このようなことになった以上、何も言えることはないと思います。育て方がいけなかったと思います。
― 今までどのように考えて子育てしてきた?
嘘をつかないこと、人様に迷惑をかけないこと、人に感謝をすること、それを言ってきたつもりではありますけど、そんなことを言えることではないです。
― なぜ事件を起こしたと思う?
甘さだと思います。
― 被害女性に会えていないのは、女性が会うことを拒否している?
取り調べがあるのでと聞いています。
― これまで裕太容疑者が高畑さんに女性を紹介したことは?
あります。学生時代にありました。
― 女性関係はオープンだった?
はい。
― 「不安な要素があった」とは何を持って不安と感じた?
規律をちゃんと守れないとか、中学時代の遅刻、家への帰宅時間とか、思春期の頃はあると思いますけど、学校の授業態度とか細かい一つ一つ、規範をちゃんと出来ないことです。
― お酒を飲むとどうなる?
お酒は普通だったと思います。変わってしまうとか乱暴になることはなかったと思います。
― 性的な部分で気づくことはあった?
男の子どもを他に持っておりませんので、男の子はこういうことかなと思っていました。
― 性欲が強いとか、嗜好がおかしいとか感じたことは?
おかしいと思ったことはなかったです。
― 裁判では厳しい刑が予測されるが、覚悟している?
罪を犯した以上、罪に服すくべきだと思います。
― 裁判への出廷もあると思うが考えている?
何でもやらなければいけないと思います。
― 被害者にすべきことは考えているか?
まずはお会いして早く謝罪したいと思っています。
― 自身の仕事にも影響は出ている?
この後、「雪まろげ」という舞台をお引き受けしてまして、今回のことがあったので、私が舞台に立ってはいけないのではとお伺いを立てました。東宝の方が「高畑さんは立たなきゃいけない。1万人の方が切符を買っているんです」と。この状態でお芝居をやるのは自信ないですが、舞台に立って今年いっぱい地方の方にも舞台をお見せするのが私の贖罪と思っています。すみせんでした。
― 裕太容疑者の活躍ぶりをどう捉えていた?
ありがたいと思ってました。
― 仕事に迷惑をかけたことについて女優としてどう思う?
許されることではないと思います。
中編に続く。
高畑裕太容疑者、強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕
高畑容疑者は23日、映画撮影のため滞在していた群馬県内のホテルにて、40代の従業員女性を部屋に呼び出し性的暴行を加え怪我をさせたとして強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕。24日午前、前橋警察署から送検された。また、裕太容疑者が逮捕されたことにより、日本テレビ「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(27、28日放送)内のドラマスペシャル「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」で裕太容疑者が出演する予定だったシーンを差し替えて放送することが決定し、代役にNEWSの小山慶一郎を起用。同様にNHK大河ドラマ「真田丸」とテレビ東京「侠飯~おとこめし~」(金曜深夜0時12分)も撮り直しが発表された。(modelpress編集部)
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