太田莉菜、“不安”から始まった… 窪塚洋介主演舞台で体感したものとは

『青い春』『空中庭園』『Monsters Club』などで知られる映画監督・豊田利晃氏が手がける初舞台作品。豊田氏が自身のライフワークとも言える土地・小笠原諸島を舞台に、演劇と音楽と映画が融合した新しいエンタテインメント“ライブシネマ”を完成させた。国家の秘密を暴露して政府から追われる天作（窪塚）は、祖父から教えられた「怪獣」を蘇らせることを目的に、島育ちのサーファー・大観（渋川清彦）と一隻の船に乗り、小笠原諸島の青い海へ。2人は前夜、世界の島を転々としながら暮らすアイランドホッパーのクッキー（太田）と出会っていた。

“怪獣の教え”の秘密を知る女「捕らえどころのなさが魅力」

太田は再演にあたり「前回の公演から時間が経っているなか、自身がまたこの世界に入ってクッキーを演じることで、何がでてくるのか楽しみです」と期待。“怪獣の教え”の秘密を知るクッキーの役作りについては「彼女の持つ言葉のパワーが損なわれないように探っています。一見フワフワとしていて現実味がないような女の子ですが、実はかなり現実的な目を持っている女性です。その捕らえどころのなさが魅力なのかと思います」と語る。

全身全霊で芝居の中に乗り込む

窪塚、渋川との共演については「お二方とも稽古が始まった時からとても強い絆でお芝居を創り上げられていたのが印象的です」と振り返り「その中に、不安を持ちながら芝居に挑むという状態から始まったのですが、とても優しく迎えてくださいました。全身全霊で芝居の中に乗り込むということを目の前で体感できるとても贅沢な経験でした」と刺激を受けた様子。「監督、キャスト、ミュージシャン、クルーを始めとした皆さんと再度この舞台に立てることがとても嬉しいですし、より多くの方にこのお話を観ていただけるのがとても嬉しいです」と充実感をのぞかせている。

近年は『ホットロード』（2014）、『海月姫』（2014）、『テラフォーマーズ』（2016）など注目作への出演が相次いでいた太田。多忙ながらも「睡眠は大事だなと思います」と健康的なライフスタイルで美しさを保っていることも明かしてくれた。

ライブシネマ『怪獣の教え』は9月21日～25日、Zeppブルーシアター六本木にて上演。（modelpress編集部）