松井愛莉は「もっと可愛くなる」演技指南に困惑
2016.08.19 10:00
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CS放送フジテレビONE/TWO/NEXTが、全国の高校生限定で脚本募集を行い、大賞受賞者がプロのスタッフ・プロの俳優の中で監督を務めて1本の作品を仕上げる新クリエーター発掘企画「ドラマ甲子園」。2016年、『変身』で大賞を受賞した佐藤孝樹さんは、8月頭から男子高校生監督として、現在通っている都内の高校をはじめ、都内各所で撮影。無事クランクアップを迎えた某日、メーンキャストの戸塚純貴、堀井新太、松井愛莉と、佐藤監督に話を聞いた。
高校生が脚本・監督を務めたドラマ
同作は、高校生デビューを決意した奥手の男子生徒・桜井祐介(戸塚)が同じ中学出身の河野響(堀井)の指南を受けながら黒木美寿々(松井)の連絡先を聞き、デートに誘い、告白するべく奮闘する姿を描いた作品。3人に加え、濱田マリも出演する。戸塚純貴「逆に僕の方が緊張」
佐藤監督の印象を聞かれると、堀井は「初めて会った時の印象は本当に賢そうだなと。現場では最初はふつうの高校生で『よーい、スタート』を『よーい、どん』って言ったりするところがすごくかわいらしいなと思ったんですけど、2日目になったら学習能力がすごく高くて、ミスもない。指摘も的確でわかりやすいんです。この道を目指していったらものすごく優秀なディレクターになっていくんじゃないかなと思いました」と絶賛。対して、「知的な感じがすごく印象深かったです。監督は僕よりきっとドキドキしているんだろうなと思ったけど、逆に僕の方が緊張してしまって…」(戸塚)、「聞く話によると女性とあまり話したことがないらしくて、最初目を合わせてくれなかったんです(笑)。でも、撮影に入ってからすこしずつ目を見てくれるようになってうれしかったです」(松井)とシャイな一面も強く残っているようだ。
松井愛莉「もっとかわいくって難しい~」
佐藤監督からはキャストに演技の指示も飛び、「僕の役が監督の理想の人で『かっこよく演じてください』と言われるんですけど『かっこよく』というのが難しくて、かっこよすぎるとただのかっこつけになってしまうので、どうかっこよく見えるように生きられるか監督とも話して、現場にいる皆で作っている感じがしていい現場でした」と振り返った堀井。台本を初めて読んだ時のことも思い返し、「『えっ、これ本当に高校生が考えたの?』と思うほどち密にいろいろなところが計算されていて、面白い作品になるんじゃないかなと思いました」と期待していたことを明かした。また、松井は「もっとかわいくお願いします」とお願いされたものの、「『もっとかわいくって難しい~』って(笑)」と困惑もあったよう。佐藤監督が「もっと可愛くなるし、(堀井は)もっとかっこよくなると思って…」と胸中を明かすと、堀井から「言ってすぐ照れるんですよ。そこがかわいいんですよ」とツッコまれていた。
“高校生監督”だからこその刺激
さらに、佐藤監督は「理想の女性として松井さんが現れた時はどうでしたか?」と松井のキャスティングについて聞かれると、「生で会ってきた中で1番かわいいです。こんなかわいい人と話せるなんて大賞取れてよかったなと思いました」と感激。監督の高校生らしさは、キャスト陣の刺激にもなり「脚本の時点でほとばしる若いエネルギーがすごいんですよ。普通は監督からの指示ってトランシーバーを通して伝えられることが多いんですけど、佐藤監督は必ず僕たちのところまで走ってくるんです。お芝居し終わった時にベースから走ってくると『どうしたどうした!』ってなります(笑)」(戸塚)、「指示の仕方もストレートで『かっこよく』とか『かわいく』とか、これさえできたら無敵だなと思うんですよ。でもそういう自分の直感を信じた言葉が僕たちにはすごく響いたりするので、高校生監督は、はっとさせられることが多かったです」(堀井)、「撮影の時は自分の意志をしっかり伝えてくれたりするんですけど、そうじゃないときはやはり高校生なんだなって思う部分はちらほらありました。あと、お芝居がよかったらちゃんと『よかったです』って言ってくれるのがうれしかったです」(松井)とそれぞれ語った。
なお、同ドラマはCS放送フジテレビTWOにて10月19日よる10時30分より放送。(modelpress編集部)
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