松嶋菜々子の“全力”が美しい!働く女性の共感ポイント満載「営業部長 吉良奈津子」<第1話レビュー>
2016.07.21 18:00
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女優の松嶋菜々子が3年ぶりに連続ドラマ主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『営業部長 吉良奈津子』(毎週木曜 後10:00、初回15分拡大)が21日よりスタート。同作は、優秀なクリエイティブディレクターだった奈津子(松嶋)が、40歳手前で結婚し、出産と育児休暇を経て3年ぶりに職場復帰したことをきっかけに、次から次へと勃発していく問題に正面から向き合いながら、仕事と家庭を両立させるため奮闘していく姿を描く“女の戦いと再生”の物語。働く女性のリアルが詰まった本作は、多くの女性の共感を呼びそうだ。
脚本は、社会現象を巻き起こしたドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(2014年)で不倫に溺れる主婦の本音を描き、女性の支持を集めた井上由美子氏が担当。今作でも働くママのリアルな心情を、丁寧に紡ぎ出す。
キャストは、奈津子とぶつかる才能あるクリエイティブディレクター・高木啓介役に松田龍平、奈津子の夫・小山浩太郎役に原田泰造。また、奈津子が配属された営業開発部の部員には、クールで神経質なミニマリスト・一条達哉役のDAIGO、プライドの高い派遣社員・今西朋美役の中村アン、体力と元気だけが取り柄の丸尾裕人役の白洲迅らが出演。個性豊かなキャラクターたちにも注目だ。
仕事において“思い通りに行かない”現実にぶつかることは誰しもあるはず。そこから逃げることなく、正面きってぶつかっていく奈津子を見ていると、どこかパワーが湧いてくる。「私、負けるのが嫌い」という彼女の言葉も印象的で、「こんな力強い女性と一緒に働けたら…」と憧れを抱く視聴者も多いことだろう。
そんな奈津子も、家庭では夫に甘えた表情を見せ、子供を溺愛…とチャーミングな部分も。強気な一面と時折見せる弱さ、女性ならではのギャップを松嶋が見事に演じきっており、キャラクターにどんどん惹き込まれていく。
そして、職場でも家庭でも、女性であることを忘れない可憐な立ち振る舞い、洗練されたファッションも見どころ。重たくなりがちな現実問題も、松嶋の美しく爽やな姿が、ドラマに軽やかな風を吹かせる。
覚悟を決めた奈津子は、営業開発部に向かった。そこにいたのは、仏頂面の副部長・米田利雄(板尾創路)を筆頭に、神経質なミニマリストの一条達哉(DAIGO)、スマホが手放せない川原義雄(岡田義徳)、出来る女を気取っている今西朋美(中村アン)、能天気な新入社員の神崎あすか(足立梨花)、元気だけが取り柄の丸尾裕人(白洲迅)、柔和な笑顔が仙人風の郷貴志(高木渉)という、ひと癖もふた癖もありそうな面々。しかも、そこは半期でノルマの1割にも達していないという業績不振の部署だった。
営業開発部は、新規の広告主を開拓するのが仕事だが、会社がデジタル展開に乗り遅れたため、現在の広告主をつなぎとめるだけでも一苦労で、新規など取れる状況にない、と米田は説明。ほかの部員たちもやることはやり尽した、と半ばあきらめムードだ。奈津子はそれを払しょくするように、営業の勝負は足だというのなら粘り強くクライアントに当たっていくしかない、と力説。と、その時、スマホのアラームが鳴った。息子の壮太(高橋幸之介)を保育園に迎えにいく時間になってしまう。奈津子は、クライアントのピックアップを部員に任せると、会社を後にした。
奈津子がギリギリで保育園に滑り込むと、ヤンママの吉田千佳(今井華)が、奈津子を呼んだ。壮太が女児とおもちゃの取り合いをしていたのだ。奈津子は壮太を叱ったが、女児をピシャリと叱ったのは、ベビーシッターの坂部深雪(伊藤歩)だった。深雪は、女児の母親が出張の間だけ世話を請け負っていると言い、奈津子にスタッフカードを手渡した。帰宅後、奈津子はそのことを浩太郎に話すと、他人に預けるなら母親の小山周子(松原智恵子)に頼んだらどうか、と言われてしまう。
翌日、営業開発部の会議で、急成長中の回転寿司チェーン店のことが話題になった。広告費は前年比500%だが、すでに別の広告代理店が食い込んでいてアポすら取れないという。実はそこは、5年前に奈津子が社長に指名され、宣伝を頼まれた店だった。奈津子は早速、部員を連れ社長を訪ねるが…。
(modelpress編集部)
キャストは、奈津子とぶつかる才能あるクリエイティブディレクター・高木啓介役に松田龍平、奈津子の夫・小山浩太郎役に原田泰造。また、奈津子が配属された営業開発部の部員には、クールで神経質なミニマリスト・一条達哉役のDAIGO、プライドの高い派遣社員・今西朋美役の中村アン、体力と元気だけが取り柄の丸尾裕人役の白洲迅らが出演。個性豊かなキャラクターたちにも注目だ。
家庭・仕事に奮闘 松嶋菜々子の“全力”が美しい
クリエイティブディレクターとして確固たる地位を築いていた奈津子だが、復職後配属されたのは、営業開発部。そしていきなり部長に抜てき。奈津子はクリエイティブの仕事に未練を抱きながらも、頼りない同僚たちを鼓舞しながら全力で仕事を全うする。仕事において“思い通りに行かない”現実にぶつかることは誰しもあるはず。そこから逃げることなく、正面きってぶつかっていく奈津子を見ていると、どこかパワーが湧いてくる。「私、負けるのが嫌い」という彼女の言葉も印象的で、「こんな力強い女性と一緒に働けたら…」と憧れを抱く視聴者も多いことだろう。
そんな奈津子も、家庭では夫に甘えた表情を見せ、子供を溺愛…とチャーミングな部分も。強気な一面と時折見せる弱さ、女性ならではのギャップを松嶋が見事に演じきっており、キャラクターにどんどん惹き込まれていく。
そして、職場でも家庭でも、女性であることを忘れない可憐な立ち振る舞い、洗練されたファッションも見どころ。重たくなりがちな現実問題も、松嶋の美しく爽やな姿が、ドラマに軽やかな風を吹かせる。
働くママの共感ポイントが満載
「家庭のことをやるのはママの役目」と言わんばかりの夫の態度にイライラしたり、どちらが子供を保育園へ迎えに行くかで夫との間に気まずい空気が流れたり、姑のチクリと刺さる言葉でギスギスしたりと、働くママなら思わず「あるある」「わかる」と頷きたくなるシーンが満載の本作。奈津子が家庭・仕事で直面するさまざまなハードルをどのように乗り越えていくのか注目したい。第1話あらすじ
かつて「東邦広告」のクリエイティブディレクターとして辣腕を振るった吉良奈津子(松嶋菜々子)は、小山浩太郎(原田泰造)と結婚。出産を経て3年ぶりに復職を果たした。奈津子自身、復職先は当然、古巣のクリエイティブ局だと思っていたが、与えられたのは想像もしなかった営業開発部の部長という役職だった。納得がいかない奈津子は、常務の斎藤良一(石丸幹二)に不満をぶつけるが、斎藤は3年のブランクを理由に取り合わない。事実、3年前は奈津子のアシスタントだった高木啓介(松田龍平)が、今ではクリエイティブディレクターとして活躍していた。覚悟を決めた奈津子は、営業開発部に向かった。そこにいたのは、仏頂面の副部長・米田利雄(板尾創路)を筆頭に、神経質なミニマリストの一条達哉(DAIGO)、スマホが手放せない川原義雄(岡田義徳)、出来る女を気取っている今西朋美(中村アン)、能天気な新入社員の神崎あすか(足立梨花)、元気だけが取り柄の丸尾裕人(白洲迅)、柔和な笑顔が仙人風の郷貴志(高木渉)という、ひと癖もふた癖もありそうな面々。しかも、そこは半期でノルマの1割にも達していないという業績不振の部署だった。
営業開発部は、新規の広告主を開拓するのが仕事だが、会社がデジタル展開に乗り遅れたため、現在の広告主をつなぎとめるだけでも一苦労で、新規など取れる状況にない、と米田は説明。ほかの部員たちもやることはやり尽した、と半ばあきらめムードだ。奈津子はそれを払しょくするように、営業の勝負は足だというのなら粘り強くクライアントに当たっていくしかない、と力説。と、その時、スマホのアラームが鳴った。息子の壮太(高橋幸之介)を保育園に迎えにいく時間になってしまう。奈津子は、クライアントのピックアップを部員に任せると、会社を後にした。
奈津子がギリギリで保育園に滑り込むと、ヤンママの吉田千佳(今井華)が、奈津子を呼んだ。壮太が女児とおもちゃの取り合いをしていたのだ。奈津子は壮太を叱ったが、女児をピシャリと叱ったのは、ベビーシッターの坂部深雪(伊藤歩)だった。深雪は、女児の母親が出張の間だけ世話を請け負っていると言い、奈津子にスタッフカードを手渡した。帰宅後、奈津子はそのことを浩太郎に話すと、他人に預けるなら母親の小山周子(松原智恵子)に頼んだらどうか、と言われてしまう。
翌日、営業開発部の会議で、急成長中の回転寿司チェーン店のことが話題になった。広告費は前年比500%だが、すでに別の広告代理店が食い込んでいてアポすら取れないという。実はそこは、5年前に奈津子が社長に指名され、宣伝を頼まれた店だった。奈津子は早速、部員を連れ社長を訪ねるが…。
(modelpress編集部)
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