剛力彩芽、人気作品で再び“トリオ共演”が実現「いろいろ想像しながら…」
2016.02.05 07:00
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女優の剛力彩芽が、俳優の村上弘明が主演をつとめ、陣内孝則も出演するテレビ東京のスペシャルドラマ・松本清張特別企画『喪失の儀礼』が今春に放送されることが決定した。
過去にも映像化されたことのある人気作で、今もなお多くの人を魅了し続けている同作。主演の村上は静岡県警の刑事・大塚京介役、陣内は警視庁捜査一課の刑事・須田浩平役、そして剛力は大塚の後輩新人刑事・田村美咲役を演じる。昨年3月に開局50周年特別企画として放送された松本清張『黒い画集-草-』から1年、再び松本清張作品での三人のトリオ共演が実現した。
剛力は「前回と主キャストが一緒だったので、今回はどういう作品になるのかなって、撮影が始まる前はいろいろ想像しながら楽しみにしていました。またお二人とご一緒できるという話を聞いてとても嬉しかったです」と喜びのコメントを寄せた。
また、今回の役柄について剛力は「上司にただ単に付いていくというよりは、“はいはい”ってうまく上司をあしらいながらしっかり仕事ができる女の子という設定です」と説明。「前回とは違う感じの役をやっているので、その部分に於いても面白く新たな形としてご覧いただけると思います」と呼びかけた。
前回の『黒い画集-草-』とはシチュエーションが違って、今回は3人とも刑事を演じます。彩芽ちゃんとは二人で静岡から出てきた親子のような刑事です。がっちりと組んでやるのは今回が初めてだったので新鮮な感じでやらせてもらいました。
陣内さんとは前回同様、対立しながらも事件に真相に迫っていきます。今回は“俳句”がひとつのキーになっています。捜査手段もアーティスティックで、ドラマ全体がアートのような松本清張作品の奥深さを見て欲しいなと思います。
そして、大塚・須田・美咲という3人の一見対立するような、お互いのキャラクターを際立たせるような、そういったキャラクターのぶつかり合いも見所のひとつだと思います。
【剛力彩芽】
前回と主キャストが一緒だったので、今回はどういう作品になるのかなって、撮影が始まる前はいろいろ想像しながら楽しみにしていました。またお二人とご一緒できるという話を聞いてとても嬉しかったです。
今回私が演じた田村美咲は、上司にただ単に付いていくというよりは、“はいはい”ってうまく上司をあしらいながらしっかり仕事ができる女の子という設定です。前回とは違う感じの役をやっているので、その部分に於いても面白く新たな形としてご覧いただけると思います。
松本清張作品は、読んでてもお芝居をしていても楽しくなる作品なので、絶対見て下さるみなさんにも楽しんで頂けると思います。一緒にドキドキ推理しながら見て頂けたら嬉しいです。
【陣内孝則】
清張作品というのは、やはり面白いですね。原作がしっかりしているから、絶対これはいいものになるだろうなって想像できるし。今回の3人でやるのは2回目ですが、すごく楽しかったですよ。もう関係もできているから、1回目よりみんな笑顔が多かったんじゃないかな。
印象に残ったのは湖でのシーン。幻想的でいい感じに撮れてるって監督が言ってたんです。だけど、演じてる方は我慢比べみたいなところがあって。長回ししてると、あ!今蚊に食われてる…と思いながらじっと耐えていたり。辛かったけど、でもその我慢が画に良い影響を与えたんじゃないかなと思います。
原作自体は、非常にドロドロとした血なまぐさい復讐劇ですが、あえて警察・刑事の視点で新たなアレンジで見せてる新鮮な清張作品という感じがしています。そこが見どころでもあり面白みでもあります。結構ワクワクドキドキするようなミステリーになってると思いますので、楽しんで頂ければと思います。
【プロデューサー中川順平(テレビ東京編成局ドラマ制作部)】
昨年3月に放送しました松本清張特別企画「黒い画集―草―」。病院に巣食う悪を追う医療サスペンスとして好評を博しました。その3人、村上弘明、剛力彩芽、陣内孝則が再び清張作品に取り組みます。静岡と東京で医師が相次いで殺害される。2つの事件のつながりは、村上さん、陣内さん演じる刑事2人の、まったく違う個性が激しくぶつかり合う捜査。そんな男達に振り回されながら見守る剛力刑事。豪華キャストのアンサンブルは大きな見どころです。
また「黒い画集―草―」に続き、今回も医療の闇に挑みます。人の命を救うはずの医療の裏側と、そこに浮かび上がる意外な真相…。それは社会の断面に鋭く斬り込むと同時に、人間の心理を見事に描く松本清張作品の真骨頂です。 松本清張特別企画「喪失の儀礼」ご期待下さい。
現場に到着したのは、静岡県警捜査一課の大塚京介(村上弘明)。気になることがあるとまわりが見えなくなる変わり者で、新人刑事・田村美咲(剛力彩芽)も振り回されているひとりだ。しかし浴槽の遺体を見た大塚は、左手首に1㎝に満たない創傷を発見し、殺害による失血死と断言。橈骨(とうこつ)動脈を切断しゆっくりと死んでいく残酷な殺し方を見抜く。また住田の遺留品から、“青柳刃治(あおやぎじんじ)”なる人物からの「あなたの秘密を知っている」と書かれた脅迫状が見つかり、さらに調べを進めるべく、独断で大塚は美咲と共に東京へ向かう。
その頃、東京・深大寺の公園でも殺人事件が起きていた。現場に駆け付けた警視庁捜査一課の刑事・須田浩平(陣内孝則)もまた、「お前がいると現場が荒れる」と言われるような変わり者刑事。だが現場を見た途端、残虐な殺害方法を瞬時に推理する。しかも被害者は、住田と同じ静岡の医療セミナーに出席していた「香原病院」院長の香原順治郎だった――。
10年前に犯人が東京から静岡へ逃げた事件でコンビを組んだが、変わり者同士、揃って捜査からはずされたという大塚と須田。二つの残忍な事件に関連性があると踏んだ二人は、お互い情報交換し合いながら事件を追うことに。
“住田の趣味が俳句”という手がかりから捜査を進める大塚のもとに浮かび上がった“萩原和枝”という女性。“青柳刃治”の正体を突き止めるべく捜査する須田。点と点が繋がっていく中で明らかになっていく真実!そこには、医師と医療機器メーカーの荒廃した癒着と、意外な愛憎関係のもつれがあった…!
剛力は「前回と主キャストが一緒だったので、今回はどういう作品になるのかなって、撮影が始まる前はいろいろ想像しながら楽しみにしていました。またお二人とご一緒できるという話を聞いてとても嬉しかったです」と喜びのコメントを寄せた。
新人刑事役で「前回とは違う感じ」
今回、三人が個性豊かな刑事として登場し、難解な医師連続殺人事件の謎に迫る。医師と医療機器メーカーの荒廃した癒着と、意外な愛憎関係がもたらした連続殺人事件を重厚に描いた本格長編ミステリーとなっている。また、今回の役柄について剛力は「上司にただ単に付いていくというよりは、“はいはい”ってうまく上司をあしらいながらしっかり仕事ができる女の子という設定です」と説明。「前回とは違う感じの役をやっているので、その部分に於いても面白く新たな形としてご覧いただけると思います」と呼びかけた。
村上弘明&陣内孝則のコメント
主演の村上は「彩芽ちゃんとは二人で静岡から出てきた親子のような刑事です。がっちりと組んでやるのは今回が初めてだったので新鮮な感じでやらせてもらいました」と撮影を振り返り、陣内は「今回の3人でやるのは2回目ですが、すごく楽しかったですよ。もう関係もできているから、1回目よりみんな笑顔が多かったんじゃないかな」と撮影現場の様子を明かした。(modelpress編集部)コメント全文
【村上弘明】前回の『黒い画集-草-』とはシチュエーションが違って、今回は3人とも刑事を演じます。彩芽ちゃんとは二人で静岡から出てきた親子のような刑事です。がっちりと組んでやるのは今回が初めてだったので新鮮な感じでやらせてもらいました。
陣内さんとは前回同様、対立しながらも事件に真相に迫っていきます。今回は“俳句”がひとつのキーになっています。捜査手段もアーティスティックで、ドラマ全体がアートのような松本清張作品の奥深さを見て欲しいなと思います。
そして、大塚・須田・美咲という3人の一見対立するような、お互いのキャラクターを際立たせるような、そういったキャラクターのぶつかり合いも見所のひとつだと思います。
【剛力彩芽】
前回と主キャストが一緒だったので、今回はどういう作品になるのかなって、撮影が始まる前はいろいろ想像しながら楽しみにしていました。またお二人とご一緒できるという話を聞いてとても嬉しかったです。
今回私が演じた田村美咲は、上司にただ単に付いていくというよりは、“はいはい”ってうまく上司をあしらいながらしっかり仕事ができる女の子という設定です。前回とは違う感じの役をやっているので、その部分に於いても面白く新たな形としてご覧いただけると思います。
松本清張作品は、読んでてもお芝居をしていても楽しくなる作品なので、絶対見て下さるみなさんにも楽しんで頂けると思います。一緒にドキドキ推理しながら見て頂けたら嬉しいです。
【陣内孝則】
清張作品というのは、やはり面白いですね。原作がしっかりしているから、絶対これはいいものになるだろうなって想像できるし。今回の3人でやるのは2回目ですが、すごく楽しかったですよ。もう関係もできているから、1回目よりみんな笑顔が多かったんじゃないかな。
印象に残ったのは湖でのシーン。幻想的でいい感じに撮れてるって監督が言ってたんです。だけど、演じてる方は我慢比べみたいなところがあって。長回ししてると、あ!今蚊に食われてる…と思いながらじっと耐えていたり。辛かったけど、でもその我慢が画に良い影響を与えたんじゃないかなと思います。
原作自体は、非常にドロドロとした血なまぐさい復讐劇ですが、あえて警察・刑事の視点で新たなアレンジで見せてる新鮮な清張作品という感じがしています。そこが見どころでもあり面白みでもあります。結構ワクワクドキドキするようなミステリーになってると思いますので、楽しんで頂ければと思います。
【プロデューサー中川順平(テレビ東京編成局ドラマ制作部)】
昨年3月に放送しました松本清張特別企画「黒い画集―草―」。病院に巣食う悪を追う医療サスペンスとして好評を博しました。その3人、村上弘明、剛力彩芽、陣内孝則が再び清張作品に取り組みます。静岡と東京で医師が相次いで殺害される。2つの事件のつながりは、村上さん、陣内さん演じる刑事2人の、まったく違う個性が激しくぶつかり合う捜査。そんな男達に振り回されながら見守る剛力刑事。豪華キャストのアンサンブルは大きな見どころです。
また「黒い画集―草―」に続き、今回も医療の闇に挑みます。人の命を救うはずの医療の裏側と、そこに浮かび上がる意外な真相…。それは社会の断面に鋭く斬り込むと同時に、人間の心理を見事に描く松本清張作品の真骨頂です。 松本清張特別企画「喪失の儀礼」ご期待下さい。
あらすじ
静岡県沼津市で、医療セミナーが開催され、「光栄医療」販売部係長の小池邦彦と部下の岡村隆明は、最新医療機器のプレゼンを行なっていた。懇親会では、セミナーに参加していた大学附属病院の外科医師・住田友好などに話しかけるが、ほどなくして住田は急用で東京に戻ると会場を後にする。ところが翌日、住田は中伊豆の温泉旅館で遺体となって発見されることに…。現場に到着したのは、静岡県警捜査一課の大塚京介(村上弘明)。気になることがあるとまわりが見えなくなる変わり者で、新人刑事・田村美咲(剛力彩芽)も振り回されているひとりだ。しかし浴槽の遺体を見た大塚は、左手首に1㎝に満たない創傷を発見し、殺害による失血死と断言。橈骨(とうこつ)動脈を切断しゆっくりと死んでいく残酷な殺し方を見抜く。また住田の遺留品から、“青柳刃治(あおやぎじんじ)”なる人物からの「あなたの秘密を知っている」と書かれた脅迫状が見つかり、さらに調べを進めるべく、独断で大塚は美咲と共に東京へ向かう。
その頃、東京・深大寺の公園でも殺人事件が起きていた。現場に駆け付けた警視庁捜査一課の刑事・須田浩平(陣内孝則)もまた、「お前がいると現場が荒れる」と言われるような変わり者刑事。だが現場を見た途端、残虐な殺害方法を瞬時に推理する。しかも被害者は、住田と同じ静岡の医療セミナーに出席していた「香原病院」院長の香原順治郎だった――。
10年前に犯人が東京から静岡へ逃げた事件でコンビを組んだが、変わり者同士、揃って捜査からはずされたという大塚と須田。二つの残忍な事件に関連性があると踏んだ二人は、お互い情報交換し合いながら事件を追うことに。
“住田の趣味が俳句”という手がかりから捜査を進める大塚のもとに浮かび上がった“萩原和枝”という女性。“青柳刃治”の正体を突き止めるべく捜査する須田。点と点が繋がっていく中で明らかになっていく真実!そこには、医師と医療機器メーカーの荒廃した癒着と、意外な愛憎関係のもつれがあった…!
【Not Sponsored 記事】