とにかく明るい安村、流行語大賞ならず　“ジンクス”動じず来年へ意気込み

都内で行われた授賞式に出席した安村は、授与されたたてを使い、裸に見えるポーズを披露。スーツは着用せず、ブーメランパンツ1枚というおなじみの格好で登壇し「まさかこんな格好で立てるとは思いませんでした」とコメント。昨年、テレビで授賞式の様子を見ていたといい「来年は絶対にこの場に立ってやるという思いでやってきました。本当にこの場に立てて嬉しいです。来年もがんばりたいと思います」と喜びを語った。

来年への意気込み

一方で「できたら大賞を獲りたかった？」という質問には、「考えてました。大賞欲しかったです」と率直な思いを告白。候補となる50語のノミネートの段階では、8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」、クマムシの「あったかいんだから」も候補にあがっていたが、安村のみ見事トップテン入りし、芸人を代表しての受賞となったことについては「あいつら（8.6秒バズーカー、クマムシ）もがんばっているので、一緒にがんばっていきたいです」と語り、意気込みを新たにした。

また流行語大賞を受賞すると“一発屋”になるといったジンクスも噂されているが「安心して下さい。来年もいますよ！」と力強く宣言。来年の目標には「アメリカ進出」を掲げ、「安心して下さい。（アメリカでも）ウケますよ！」と不安を振り切った。

大賞は「トリプルスリー」と「爆買い」

今年の年間大賞は「トリプルスリー」と「爆買い」の2語に決定。「トリプルスリー」はプロ野球のシーズンにおいて、「打率3割」、「30本塁打」、「30盗塁」の同時達成を意味し、今年、65年ぶりに福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手と、東京ヤクルトスワローズ・山田哲人選手が、二人揃ってのトリプルスリーを記録した。「爆買い」は外国人観光客、中でも中国人観光客のドラッグストアや家電量販店、スーパーマーケットなどでの買い物の様子を意味する。

このほかトップテンには、日本中を熱狂させたラクビーワールドカップで活躍した五郎丸歩選手の「五郎丸（ポーズ）」、カレンダーが異例の大ヒットを記録した元プロテニスプレーヤーでタレントの松岡修造の「まいにち、修造！」、デザインをめぐって世間を騒がせた「エンブレム」ほか、「アベ政治を許さない」「一億総活躍社会」「SEALDs」「ドローン」がランクインした。

同賞は2014年12月1日から2015年11月30日までに発生した様々な新語・流行語の中から、より軽妙に世相を衝いたもの、また強烈なインパクトで世上に喧伝されたものに対して、その新語・流行語の発生源周辺の人物・団体を顕彰するというもの。本年度は第32回の開催となる。（modelpress編集部）

「2015ユーキャン新語・流行語大賞」トップテン（五十音順／カッコ内は受賞者）

・アベ政治を許さない（澤地久枝氏／作家）
・安心して下さい、穿いてますよ。（とにかく明るい安村）
・一億総活躍社会（安倍晋三首相）
・エンブレム（東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会）
・五郎丸（ポーズ）（ラグビー日本代表・五郎丸歩選手）
・SEALDs（奥田愛基氏／SEALDsメンバー）
・トリプルスリー（福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手、東京ヤクルトスワローズ・山田哲人選手）
・ドローン（野波健蔵氏／千葉大学大学院工学研究科・工学部特別教授）
・爆買い（羅恰文氏／ラオックス株式会社代表取締役社長）
・まいにち、修造！（松岡修造）