ピース又吉「最高の気分」共演者から絶賛　テンションが上がる瞬間は？

16日、東京・赤坂のTBS放送センターで行われたスペシャルオムニバスドラマ「このミステリーがすごい！」の囲み取材に、女優の樹木希林とともに出席した。

同番組は、宝島社主催の文学賞「このミステリーがすごい！」大賞を受賞し、人気ベストセラー作家として活躍している作家陣が書き下ろした短編ミステリーを、日本の映像界の第一線で活躍する監督たちが映像化したミステリーオムニバスドラマ。昨年末に放送し、好評を得て第2弾の放送が決まった同番組では、引き続き「気弱なミステリー小説家」に扮した又吉と、「ベテラン女性編集者」に扮した樹木が出演する。

「肝が据わっている」絶賛に笑顔

1年ぶりにタッグを組む2人に、この1年で自分の変わったところについて質問が飛ぶと、又吉は「僕はやっぱり『火花』を出したというのが一番大きい変化ですね。それにまつわるお仕事をいっぱいいただきましたね」と振り返り、樹木は「老けたなあ」としみじみと語った。

また、タイトルにちなみ“お互いのすごいところ”を聞かれると、又吉は「希林さんは存在感もすごいし、普通のことをおっしゃっても面白いんですよ」と語り、樹木は「又吉さんは大きな賞をもらっても佇まいが変わらないというのがすごいですね。この若さで。大概、浮足立っちゃうものが見えてくるんだけど、肝が据わっているんでしょうね」と褒めると、又吉は「嬉しいです。最高の気分です」と笑顔を見せた。

さらに、常日頃冷静な又吉に、テンションが上がるときはどんなときか質問が飛ぶと、又吉は「お風呂を沸かしたときに、ちょうどいい湯加減のときは嬉しいですよね」と答え、樹木も「それは年取ってもそうね」と賛同していた。

ミステリー体験を明かす

プライベートで起こったミステリーなことを聞かれると、又吉は「タクシーに乗っているときに、道にタクシーを止めるために手を上げている人がいて、“空車と間違っているんだ。たまにいるよな”と思っていたら、僕の乗っているタクシーが徐行して止まりかけて『あっ、違うわ』って言っていた」と明かして報道陣を沸かせ、「ずっと黙っていたので（自分が乗っていることを）忘れたんでしょうね」と自身の存在感の薄さを自虐的に分析していた。

スペシャルオムニバスドラマ「このミステリーがすごい！」は、TBS系列にて11月30日（月）21時から放送。（modelpress編集部）