知花くらら、大河ドラマで本格的女優デビュー 役柄に共感と尊敬「しびれました」

知花が演じるのは、明治4年に満6歳でアメリカに渡り、現地で教育を受けて帰国した後、現津田塾大学を設立するなど女子教育の普及に尽力した津田梅子。これまで、モデルやレポーター、国連WFPの活動をメインにしてきた知花は、出演オファーを受けた際の心境を「とてもびっくりしました」と回顧。今年から演技の勉強にも取り組んでいたといい、「実際に現場で演じてみて、心の動きを顔の表情や体で表現することが、こんなにも繊細で難しいことなのかと痛感し、表現の幅を広げていかないといけないと思いました」とコメント。

また、「実際の歴史上の人物なので、津田塾大学の資料室で文献を調べたり、まずはなるべく梅子の人生や生き方を知ることから始めました」と役に真摯に向き合う中で、「私も国連WFPでの海外視察を通して、その国の未来を作るために教育はとても重要なことだと考えています。だから、彼女の『日本女性の地位を向上させるために教育が必要』という熱い想いにしびれました。ひとつの時代を築いた女性ということで、個人的にも尊敬しています」と国際的に活躍してきた彼女だからこそ共感できる部分もあったようだ。

「大河ドラマということで、出演者の皆さまも本当に華やかな方々ばかりで、この場にいられることがとても幸せでした」と充実感をにじませ、「私の新たな一歩を温かく見守って頂ければうれしいです」と呼びかけている。

起用理由とは

制作統括を務める土屋勝裕チーフプロデューサーは「津田梅子は、アメリカで学び日本の女子教育を切り開いた女性ですが、世界のトップで活躍されている知花さんは外国人と対等に渡りあった津田梅子役に、まさにぴったりの方」と抜てきの理由を説明。鹿鳴館の舞踏会の場面で魅せる「聡明さと気品を感じさせてくれる知花くららさんの、美しいドレス姿は見逃せません」とアピールしている。

なお、知花は最終回（12月13日）の第50回に登場する。（modelpress編集部）