「まれ」清水富美加、渡辺大知ら同級生が再集結「帰ってきたい場所」「母校」

8日、NHK放送センターにて、24日と31日に放送されるスピンオフドラマ「まれ～また会おうスペシャル～」（NHKBSプレミアム、前編と後編の全2回、19時～19時54分）の会見が行われ、渡辺大知、中村ゆりか、清水富美加、高畑裕太の4人が勢揃いした。

再集結に歓喜『まれ』への思いを明かす

今回のスピンオフについて渡辺は「また『まれ』の世界に参加させてもらえてめちゃくちゃ嬉しかったです」と歓喜。「伸び伸び撮影が出来ました。本編見ていない人もスピンオフ見て、本編最初から見たいなとなると思います！」と自信を見せた。希の同級生である高志は、とてもシャイでめったに言葉を発さないが、優しい性格で希たちのことを見守るという役どころ。「本編では無口だったが今回スピンオフで高志の心の中みたいなのを描いて頂いた」と感謝した。

「『まれ』という作品が自分の中ではどういうものとなったか？」という質問では、同世代が集結し10ヵ月間という長丁場を共に過ごしたため、「学校みたいだった」と話す。「出演者の方と仲間になれたと思ってるし撮影が終わった時卒業して心に穴があいた気がする。だから母校です」と明かした。

希と固い絆で結ばれた能登の幼なじみメンバーの中で、希と最も激しくぶつかり合う一子を熱演した清水もヒロインオーディションから向き合ってきた作品のため「ここまで熱いギラギラした思いで臨んだ作品はこれまで無かった。辞めたい死にたいと思うこともあって、一子の波乱万丈な人生と合わせて自分も葛藤しながら撮影をしてました」と回顧。「自分が『まれ』という作品を通して簡単な言葉で言っちゃうと夢と希望をもらって帰ってきたい場所になりました」と言葉に熱を込めた。

同級生組の中でのムードメーカー・洋一郎を演じた高畑は『まれ』の前は2年間演劇の学校に通い、昨年俳優として歩んでいく決意を固めたことを告白。「これからも昨年の今頃『まれ』クランクインしたな～とか、夏の終わりにはクランクアップしたな～とか四季折々に『まれ』への気持ちが蘇ってくる。僕にとって役者を始めてから初めて得た青春のふるさと。これから役者として辛いこともたくさんあると思うけどその度に支えになってくれる作品が『まれ』なんだなと信じてます」と語り、共演陣を「（コメントが）意外にすごい良かったです（清水）」と驚かせていた。

本編では希がパティシエの修行をする横浜編で希の大親友・美南を演じた中村は、「正直（同世代が集結していた）能登チームが羨ましかった」と率直な思いを告白。「希ちゃんの葛藤を眺めるのが辛かったけど、愛情が伝わって大切な作品だなと思います」と胸の内を明かした。今回のスピンオフでは初めて能登でのロケに参加。「温かみのある空間だなと思って嬉しかったです」と喜びをあらわにしていた。

同作は「まれ」の最終週以降の物語で、舞台は能登。土屋太鳳、山崎賢人らドラマキャストが再集結し、前編「僕と彼女のサマータイムブルース」は渡辺演じる高志と中村演じる美南の恋模様を、後編「洋一郎の恋～一子からの卒業～」 は高畑演じる洋一郎と清水演じる一子をメインに主人公・希の同級生たちのその後を描く。
（modelpress編集部）