ピース綾部、昼ドラ初主演「又吉先生のおかげ」 大人のラブコメディ描く

9月28日スタートの新昼ドラ『別れたら好きな人』（フジテレビ系／毎週月～金曜ひる1時25分～1時55分 ※全9週44話予定）の主演に抜擢。2012年10月期に放送された赤川次郎原作の「毒＜ポイズン＞」（読売テレビ）以来の連ドラ主演となる綾部は「昼ドラの初出演・初主演が決まったと聞き、凄く驚きました。こんな光栄なことはないので、いろんな方に楽しんでいただけるよう全力で一生懸命頑張ります」と意気込みを述べるとともに、「こんな幸運に恵まれたのもきっと、又吉先生のおかげですよね？又吉大先生、ありがとうございます」と先月「第153回芥川龍之介賞」を受賞した相方・又吉直樹に感謝。そんな又吉は「日頃から、『夢はハリウッド』と言っていましたが、昼ドラの主演になるとは思いもしませんでした。放送は部屋を暗くして集中して観たいと思います。相方としても嬉しいですが、また天狗と呼ばれないことを祈ります」とコメントを寄せている。

同作は、綾部演じる主人公・木原二郎の5年前に離婚した元妻・根岸咲がある日突然、職場の上司になってしまうという現代の「しあわせ探し」のカタチを描いた大人のラブコメディ。「君の瞳に恋してる！」「流れ星」「デカワンコ」などを手掛けた、伴一彦氏が脚本を務める。綾部は「私はまだ独身ですので、自分が結婚する前に離婚する役を演じるというのは複雑ですが、とにかくドラマを通して、いろんなことを勉強していきたいと思います」と語った。

ヒロインは白石美帆「楽しんでいきたい」

職場の上司で元妻役を演じるのは、白石美帆。「綾部さんとはドラマ初共演ですが、男らしく頼れるところと少年のような無邪気さをあわせ持つ方という印象があります。魅力的な共演者の皆様と楽しい作品を生み出せそうな予感がします」と話し、「今回の役は、仕事に生きながらも一度結婚というものを経験した強さと判断力を持つ女性ということで、自分の生き方を結婚というフィルターに通したときに何が見えるのかなど、役とともに一緒に楽しんでいきたいと思います」とコメント。

またプロデュースを手掛ける後藤勝利氏は「昨年は“平日昼顔妻”という言葉が流行り、昨今“嫌婚派”という言葉が生まれるなど、視点の違いはあれど、男女問わず全ての世代が、“結婚”を見つめ直している今だからこそ、普遍的なテーマである“結婚”に、主人公が今一度真摯に向き合うドラマを作りたいと思いました」と製作意図に触れ、「ピース綾部さんの起用の理由は、彼自身の愛されキャラ、いじられキャラ、存在そのものが主人公・二郎だからです。相方の又吉さんが芥川賞を受賞した際に、20代ぐらいの若い女性から『又吉さんは変わらないのに、綾部さんが変わった』とツッコまれている姿を拝見した時、改めて確信しました。“ありのまま”で演じていただければと思っています」と綾部に期待を寄せている。（modelpress編集部）