差別体験を告白した2015ミス・ユニバース・ジャパンの宮本エリアナ【モデルプレス】

ミス・ユニバース日本代表、差別体験を告白「肌の色が私だけ違うので…」

2015.06.16 18:35

2015ミス・ユニバース・ジャパンの宮本エリアナが差別体験を告白した。

  
差別体験を告白した2015ミス・ユニバース・ジャパンの宮本エリアナ【モデルプレス】
宮本エリアナ
16日、都内で行われた映画「グローリー/明日への行進」(6月19日公開)の試写会イベントに出席。1964年ノーベル平和賞を受賞したキング牧師こと、マーティン・ルーサー・キング・Jr.による、歴史を変えた大行進の感動の実話を描いた同作の内容にちなみ、ジャーナリストで国連広報センター所長の根本かおる氏と人権問題やアイデンティティについて語った。

アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフの宮本は「私は、黒人と日本人のハーフですが、見た目が日本人じゃないし、肌の色が私だけ違うので、学校でもプールとかでも『肌の色がうつるからいっしょに入らないで』と言われたことがあります」と差別体験を告白。さらに「また、白人と日本人のハーフの友達がいましたが、自ら命を断ちました。ちょうどその人から人種問題に対する相談を受けていたので、ショックでしたし、止められなかった自分がもどかしかったです」と神妙に語り、「それで、今回、ミス・ユニバースという大きな舞台を使って、そういうことを訴えていければと思って出場しました」とミス・ユニバース出場を決意した理由を明かした。

宮本のエピソードを聞いた根本氏は「キング牧師みたいですね。自分の行動で周りを変えよう、あるいは、お友達の気持ちをなんだかの形で昇華させようってことで、まさに、行動に移してらっしゃって素晴らしいです」と称賛。また人権問題について「言うが易く、行いは難しです」とし「1948年にできた世界人権宣言で、肌の色によって差別はあってはならないと言われました。でも、当時、アパルトヘイトもあったし、アジアやアフリカは植民地だらけで、明確なヒエラルキーがあった。ようやく世界の現実が、世界人権宣言の中身に追いつきつつあるけど、まだまだ悲しいニュースがあるし、暴動も起こったりしている。まだまだ忍耐強く言い続けることが必要なんだなと」と思うところを語った。

「自分をまず愛してほしい」と主張

宮本は映画の感想を、自身の活動に触れながら「私は人種に対する問題を世界中に伝えようという活動をしていまして、改めてこの映画を見て、自分が今後どうしたらいいのかを考えさせられましたし、人種問題についてもう一度改めて考えさせるきっかけになりました。すごく感動しました」と述べ、「人のことを救いたいという人はたくさんいらっしゃると思うんですが、その前に自分をまず愛してほしい。自分を愛せないと、他の人を心の底から愛せないと思うので」と主張。

自身について「私も、今までハーフのことをコンプレックスに思っていて、自分のことを好きになれなかったけど、あるきっかけで、自分のことを好きになれました」と語り、「そこから、ミス・ユニバースに出よう、人前に出てこういう活動をしようと思えるようになったので、1人1人がまず、自分から自分を愛してほしいとすごく思います」と訴えかけた。(modelpress編集部)
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