上村愛子、夢を語る 未来の五輪選手にメッセージ

12日、都内にて開催された、日本オリンピック委員会（JOC）が主催するコンサート「オリンピックコンサート2015」のトークショーに、元競泳選手でスポーツ解説者の宮下純一とともに登場。昨年現役を引退した上村だが、五輪には5回連続出場を持つ。長年競技に向き合うことができたモチベーションについては、初出場となった長野五輪を挙げ、「目の前で里中（多恵）選手が金メダルを獲ったんです。それを間近で見たことが、『いつかメダリストになりたい』と思わせてくれた大きなきっかけ」と話し、「いつか私にもできるんじゃないかって気持ちだけで5回もやってこれました」と競技人生を振り返った。

現在もスキーを続けているという上村は、「個人的な夢は、ずっとスキーを続けていくこと」といい、「何歳までスキーを続けていけるか挑戦したい」と目を輝かせた。

未来の五輪選手たちへエール

初の五輪で“地元開催”を経験した上村は、「夢の舞台でした。まさか自分が立てるなんて思っていなかった。お祭りみたいな気持ち」と当時を振り返り、2020年に再び“地元開催”される東京五輪に向け「選手たちには夢を持って、真っ直ぐ進んでもらいたいです」と未来の五輪選手へエールを送った。

JOCがオリンピック精神を多くの人々に伝える「オリンピック・ムーブメント」の推進を目的として行われる同コンサート。ステージではトークショーのほか、オリンピック映像とともにオーケストラがオリンピックを彩ってきた楽曲を演奏。シンガーソングライターのmiwaによるパフォーマンスなどが繰り広げられた。（modelpress編集部）