関コレ史上初の試み 大衆演劇・大川良太郎の圧巻早着替え&妖艶パフォーマンスに会場うっとり
2015.04.12 22:41
大衆演劇の劇団「劇団九州男(げきだんくすお)」の座長を務める大川良太郎が12日、京セラドーム大阪で開された「関西コレクション 2015 SPRING & SUMMER」(通称:関コレ)に出演した。
圧巻の幅広いパフォーマンスで観客を魅了
暗転したステージに大川が登場すると会場からは「良ちゃんー!」「良さまー!」と悲鳴にも似た歓声。着物を羽織った大川は、ステージ上ではんなりとした色気を漂わせた。ステージでは圧巻の早着替えを披露。大きなかぶりものと鮮やかな着物で、色っぽい眼差しで舞っていたかと思うと、観客に背を向け、白塗り際立つブラックの衣装にチェンジ。ピット・ブルをフィーチャリングに迎えたジェニファー・ロペスの「On The Floor」に乗せ、妖艶にパフォーマンスした。
続けて勢い良くゴールドの衣装に早着替えし、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「FIGHTERS」に合わせダンサー顔負けのアグレッシブなダンスで魅了。観客は息をつく暇もなく繰り広げられるパフォーマンスに釘付けになったほか、うちわなど手作りグッズで応援する熱狂的なファンも見られた。
大川良太郎とは?
100年以上の歴史がある大衆演劇と国内コレクションがコラボするのは今回が初。現代のサウンドと伝統的な大衆芸能のダンスで見事に演じきった大川。大川は、7歳で初舞台を踏み、大衆演劇役者として育つ。大衆演劇界で絶大な人気を誇り、その芸達者ぶりから「平成の良太郎」と呼ばれている。「劇団九州男」では、脚本、演出、照明まで自ら手がけ、笑いがあり、人情味あふれる現代でも通用するパフォーマンスを実施。
パフォーマンス後のトークで、大川は感想を聞かれると「興奮しています」と語り、司会者から「今では10代20代の女性でも楽しめる演劇であるそうですが」と聞かれると、「はい、そうですね。色んなジャンルを取り入れながらがんばってます」とアピールした。