竹内結子、男社会で奮闘「なりふり構わず突き進む」 人気原作を映像化【モデルプレス】

竹内結子、男社会で奮闘「なりふり構わず突き進む」人気原作を映像化

2014.11.13 13:49

女優の竹内結子が、男社会で奮闘する姿を描く。

  
竹内は来年1月16日放送のスペシャルドラマ『上流階級~富久丸百貨店外商部~』(フジテレビ、金曜よる9時~)で主演をつとめることが決定。同局での主演は、2012年1月クールの『ストロベリーナイト』以来3年ぶりとなり、今作ではドラマ界であまり描かれてこなかった“百貨店外商部員”役に挑む。竹内は「デパ地下巡りや買い物が大好きなので、主人公の“百貨店は宝石箱だ”との言葉に私も共感しています。そのキラキラした百貨店という世界の裏側をのぞき見られるようで撮影がとても楽しみです」とコメントしている。

原作は、作家・高殿円によるお仕事小説『上流階級 富久丸百貨店外商部』(光文社刊)。物語の舞台は神戸の老舗一流百貨店。突然の異動で、“デパ地下”のケーキ販売員から外商部員になった竹内演じる鮫島静緒が、創業以来初の女外商員として伝説の外商員・葉鳥の後継者候補となり、ライバルの男たちやワガママでも魅力ある顧客たちと渡り合う。

舞台の神戸にある実際の百貨店や高級な屋敷を使用しての撮影も敢行。リアリティーある環境で撮影することにより、臨場感や高級感あるドラマになることも魅力のひとつだ。どこか華やかで、だけど現代の日本を映し出す、今までにない新しい職業ドラマとなっている。竹内は役を演じるにあたり、「なりふり構わず突き進み、正面からぶつかってもがく真っ直ぐなところを体現できればと思います」と意気込みを語った。

竹内結子の起用理由について

同局のドラマ制作を手掛ける古屋建自氏は、竹内を起用した理由について「主人公・鮫島静緒は、外商員の“清廉さ”と職業人の“プロ意識”や“情熱”を兼ねそろえたキャラクター。竹内結子さんの“清楚さ”と、かわいらしさの中に秘めたエネルギッシュさは、本役のイメージに極めてぴたりと合いました」と説明。

さらに「原作にも満ちあふれるデパートやお客様たちの“華やかさ”をも体現していただける方であり、一方で職業人のひたむきさや、人が生きる上での喜びや悲しみを受け手に対してとても心地よく伝えていただける女優さんであり、番組を見てくださった方々は竹内さん演じる静緒にきっと大きな共感をもっていただけると確信しています」と強くアピールした。

また竹内も「しゃかりきに物事へ向かってゆく鮫島たちの姿を見て、ご覧いただく方々の気持ちをあたためることがかないますように」と呼びかけた。

竹内以外にも、豪華俳優陣が登場する予定。追加キャストは後日発表される。(modelpress編集部)

■『上流階級~富久丸百貨店外商部~』あらすじ
舞台は神戸の老舗百貨店。バイトからのたたき上げである主人公・鮫島静緒(竹内結子)は、百貨店の洋菓子部門でキャリアを積み重ねてきた30代半ばの苦労人。洋菓子以外にも手がけたフロアリニューアルが成功し、契約社員から晴れて正社員になったはいいが、突然の人事異動で男性ばかりの外商部に唯一の女性としてなぜか配属される。実はカリスマ外商員・葉鳥の退職を控え、それまでに彼の顧客との太いパイプをつなげるべく、さまざまなメンバーが集められたのだった。

これまで仕事では成功を収めてきた静緒。同じデパートグループに勤め、現在東京に離れて住む夫も彼女の活躍を理解している。勝手が違う外商の世界に戸惑いつつ、交渉成立を目指してお客様のところに足を運ぶが…。宝飾品や化粧品、結婚式の引き出物から家のリフォームまでお客様のあらゆるご要望に応えるのが外商員。静緒のそれまで相手してきたお客様とは180度以上異なる別世界。さらに、一見すると鼻持ちならないと思われる“上流階級”の人々にも、家族がいて、挫折があり、悲しみがあり、そして華やかさと夢があった。

戸惑いながらも、洋菓子部門のバイヤーや店舗開発セクションで培った人脈と持ち前のやる気で奮闘する静緒に、事あるごとに絡んでくる年下ライバル外商員の桝家修平。奈良の資産家の三男で、有名私大を卒業後、富久丸百貨店に入社した言わばエリート。実家のコネをフルに利用しているのか、外商に異動後もノルマを軽々こなし、静緒たちライバルに大きく水をあけている。そんな順風満帆の桝家だが、友人の結婚式の帰りに静緒は彼の秘密を知ってしまう。

毎日、ノルマとお客様の高いご要望に四苦八苦する静緒。物静かな旧士族の家柄の名士夫人、口うるさい病院長夫人、タイ人実業家など、個性豊かなさまざまなお客様たち。そんな中、静緒は東京から引っ越してきた謎の女性を新しい顧客として獲得するが、鮫島は彼女に対してあるトラブルを引き起こしてしまう。失意の静緒。そんな静緒に、ある知らせが飛び込む。タイ人実業家のお客様が急死し、その葬儀実施にあたりとんでもない希望を言い残していたのだった…。

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