フィギュア高橋大輔、引退会見

高橋は14日、地元岡山でのスポーツ振興奨励大賞の贈呈式に出席。その後会見を開いた。

右膝の故障を抱えながら出場した今年2月のソチ五輪は6位に終わり、3月の世界選手権も欠場。その後の進退については「スケートから離れたところから考えたい」とし、今季休養を明言していた中での突然の発表となった。

引退については9月末に決断したといい、理由は「ケガではなく、モチベーションの維持」と語った。「（競技人生の）最後だと思っていたソチが納得の行く演技や結果ではなかったので、もう一度あれほど頑張れるのかというと、今の僕では不可能だな（と思った）」と引退に至るまでの心境を明かした。

今後について「今はまだ何も決まっていないが、1～2年はスケートから3歩くらい引いたところで生活して、次の目標についてゆっくり考えたい」と述べた。

また、高橋はファンに向けて「『これで引退です』と（宣言した）演技をお見せできなかったことは後悔しているし残念。あんな選手がいたなと頭の片隅に置いて頂けたら嬉しいです」とメッセージを送った。（modelpress編集部）