有村架純、ショートヘアでイメージ一新　初挑戦で大役に抜擢

有村架純、ジャンヌ・ダルクを演じる

有村は、10月に東京・赤坂ACTシアターで上演される舞台「ジャンヌ・ダルク」で舞台初挑戦にして初主演に抜擢。公開された宣伝用ビジュアルで有村は、ショートヘアを披露しており、これまでのイメージを覆す勇ましいジャンヌ・ダルクに扮した。

国境も世代も越えて誰もが知る、ジャンヌ・ダルクの物語。フランスの救世主として神がかり的な活躍をし、その後たった2年で儚く散った彼女の存在は、過去にも絵画や小説だけでなく映像に舞台にとさまざまなジャンルで語られ描かれてきた。しかし、彼女が聞いた神の声についてや火刑台に送られることになるまでのいきさつ、さらにはフランス国王シャルル7世との関係など、いまだ謎に包まれていることが多いのも、ジャンヌという一人の少女に大勢のクリエイターたちが心惹かれる要素だと言える。今作はそんなジャンヌ伝説に新たな側面から光を当て、ひとりの人間として、その生涯を浮き彫りにするエンターテインメント作品となる。

本人コメント到着

この舞台に必要なのは“今の時代を象徴するきらめきを持つヒロイン”。その条件にズバリ当てはまったのが有村。昨年日本中を沸かせた朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で、ヒロイン・アキの母親である春子の青春時代をキュートに演じ、一躍ブレイクした彼女に白羽の矢が立った。

ジャンヌ・ダルクは13歳で神の声を聞き、数万のフランス兵を率いて国の危機を救い、そして19歳で火刑台に送られていくという過酷かつ鮮烈な“生”を駆け抜けた実在の人物。どんな時にも決して逃げることなく、その波乱に満ちた宿命に毅然と立ち向かい、人々の心を掌握する無垢なる乙女。有村は、「大勢のお客様の前で全力を出し切れた時、どんな新しい自分に出会えるのかが本当に楽しみです。お客様に感動とパワーを届けられるよう、全力で頑張りたい」と、早くも意気込み。「私なりにやるしかないので、がむしゃらな気持ちでひとつの目標に向かっていく姿を見せられたらと思っています。ジャンヌはとにかく信念が強く、まだ少女なのにどうしてそこまで自分の信念を貫き通せたのかは本当に不思議ですが、尊敬もしています」とコメントを寄せている。

東山紀之参戦で豪華布陣

有村演じるジャンヌの宿命の鍵を握る存在、シャルル7世には少年隊の東山紀之を抜擢。演出には俳優の白井晃を迎え、群衆役の約100人が舞台上を駆け抜けるなど、迫力ある演出も予定。東山は、「総勢130人以上の出演者で描くという、ここまでスケールの大きい舞台は日本ではあまり見たことがないですし、自分にとってもチャンレジだと思っています」と期待した。（モデルプレス）