綾野剛が笑顔 蜷川「前から口説いてました」
2014.04.23 14:02
俳優の綾野剛が、記者からの質問にツッコミを入れた。
綾野剛のツッコミに笑い
綾野は23日、都内にて行われた舞台「太陽2068(ニーゼロロクハチ)」制作発表会に出席。舞台初主演にして蜷川幸雄演出に初挑戦する綾野は、「気の狂った前川(知大)さんの台本と怪獣蜷川さんと一緒に戦えるのは非常に楽しみで怖くもある。2人の毒の根源になれるように、2人の餌になろうと思います」と意気込んだ。作品の内容にちなみ記者から「夜行性になったらしてみたいことは?」と質問を受けると、「基本夜行性なので、どうしたいもこうしたいもない(笑)」と答えた綾野。「最近は、割りと太陽が好きになりました。今は光に照らされるのも、まぁ…」としばらく沈黙が続くと、「どうしましょうか?どうしたいですか!?この流れ」と赤面。会場が微妙な空気に包まれると、「ほら、変な質問するから!(笑)」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
「おもちゃのように扱って」
舞台「太陽2068(ニーゼロロクハチ)」は、劇団「イキウメ」を主宰する気鋭の劇作家・前川知大氏が、代表作のひとつでもある「太陽」を蜷川幸雄氏のために書きおろした作品。バイオテロにより拡散したウイルスにより、若く強い肉体を長く維持し、高い知能を得た反面、紫外線に弱く太陽光の下では活動できない「ノクス」と呼ばれる変異した人間と、普通の人間「キュリオ」が共存する社会が描かれる。キュリオとして貧困の中で育ちノクスに憧れる奥寺鉄彦役に綾野、ノクスとして生まれながらキュリオに理解を示す森繁富士太役に成宮寛貴、そして鉄彦と同じキュリオとして生きる生田結役に前田敦子が挑戦する。会見には、綾野のほか、成宮、前田、中嶋朋子、大石継太、横田栄司、内田健司、山崎一、六平直政、伊藤蘭、演出家・蜷川幸雄氏、劇作家・前川知大氏、東急文化村代表取締役社長・升田高寛氏が出席。キャスティングについて、「綾野くんとは、前から仕事をしたくて口説いていました。ようやっとスケジュールが合いました」と明かした蜷川氏。蜷川氏からのラブコールを受け主演に抜擢された綾野は、「映画でもドラマでも変わらないんですが、主役であるってことで何か気概をってことは捨てた。単純に挑戦できる幅が広がるのであれば、主役だってことをポジティブにいい意味で使えたらいいなって思っています」と意気込み、「引っ張るというよりは、おもちゃのように扱って欲しいですね」とアピールした。
なお、同作は2014年7月7日~8月3日にBunkamura シアターコクーンで上演される。(モデルプレス)
【Not Sponsored 記事】