再婚の宇多田ヒカル、過熱する報道に本音を吐露

宇多田は10日、自身のオフィシャルサイトで「イタリアのファンの皆様、報道関係者の皆様、その他関心を寄せてくださっている皆様へ」と題した記事を更新。「イタリア人の一般男性と私の結婚が、イタリア国内で予期せぬ大反響を呼んでいるため、この場で私から一言、そして私の婚約者から彼自身の言葉でご挨拶をさせていただきたいと思います」と切り出し、イタリアメディアに向けた文書の翻訳を掲載した。

宇多田ヒカル、過熱する報道に本音

「私とイタリア人の一般男性との結婚が、イタリアでこれほど注目を浴びるとは全く予期していませんでした」という宇多田は、「私にとって彼はただ『大切な男（ヒト）』であり、彼にとって私はただ『大切な女（ヒト）』です」とコメント。「出会いの経緯について多くの問い合わせを頂いておりますが、事実はつまらないもので、共通の友人を通して知り合いました」と改めて説明した。

また、「イタリアでの暖かい反響にとても感動していますが、どうか彼と彼の家族のプライバシーを尊重して頂けますようお願い致します」と呼びかけ、「世間の注目の的になることは精神的に大きな負担であり、恐いものでさえあります。私のせいで私の新しい家族が辛い思いをしたり危険な目に合うのは、とても悲しいです」と悲痛な思いを訴えた。

ファンに呼びかけ

結婚式当日にファンが企画していると噂の式場へのバスツアーについては、「祝福のお気持ちに感激しています…なのでこんなことを言わなきゃいけないのはとても心苦しいのですが、結婚式はショーではないということをどうかご理解ください」といい、「結婚式などの様子は、写真にて公表させていただきたいと思います。当日発生し得る混乱を少しでも避けることが出来れば、と願っています」と綴っている。

婚約者のコメント掲載

さらに、同記事には婚約者のコメントも掲載。お相手の一般男性は、「私のような普通の仕事をしている平凡な男が、ヒカルのようなスーパースターと一緒になるということが不思議に感じられるかもしれません。私自身も初めは信じられませんでした」と素直な胸の内を明かし、「ファンやメディアの方々、そして私が本当に誇りに思っているイタリアの皆さんにお願いします。どうか私の未来の妻となる女性と私の第二の父となる宇多田照實さん、そして私の家族に対し、彼らの生活を尊重し暖かく見守ってください」と呼びかけた。

日本が誇る歌姫の波瀾万丈な人生

宇多田は3日、「近々、結婚することになります」と発表。2002年9月に映像作家の紀里谷和明氏と結婚したが、2007年3月に離婚を発表していたため、2度目の結婚となる。一時代を築いた歌姫の突然の発表とあって、各方面から驚きの声が殺到。馴れ初めに関して“宇多田のナンパ説”が一部で浮上する事態も発生し、本人自らそれを否定するなど騒動となった。

1998年12月のデビュー以来、数々の記録を打ち立てた宇多田。2010年8月年内をもってアーティスト活動を無期限休止、2012年11月には活動休止から約2年ぶりに配信シングルを発表、さらに2013年8月には最愛の母・藤圭子さんが投身自殺と波瀾万丈な人生を歩んできただけに、多くの人々が彼女の幸せを願っている。（モデルプレス）