芸能界引退でラストステージとなった五十嵐隼士

芸能界引退のD-BOYS五十嵐隼士、D☆DATEライブツアーでラストステージ

2013.11.18 15:57

11月4日のコンサートで芸能界引退を告げた五十嵐隼士にとって、最後のステージとなる「D☆DATE TOUR 2013」の最終公演が17日、東京ドームシティホールで開催された。

  
スタートの音楽が鳴り始めると、会場からは歓声が。SEに合わせてメンバーが一人ひとりダンスをしながら登場。「Welcome TOKYO!Are you ready?」というメンバーの声に観客は大歓声で応えた。

まずはエッジの効いた「D☆D」、「JOKER」を披露。一気に会場をヒートアップさせる。「JOKER」のサビの振付ではファンとも息がぴったり。続く「Your Magic」では、柳下大の「盛り上がる準備できてますか?」という問いかけに、客席からは歓声が沸いた。

MCは、「D☆DATE TOUR 2013にようこそ!」という挨拶からスタート。この日がラストステージとなる五十嵐は、観客と「Hey!」というコール&レスポンスで、寂しい空気を出すことなく早くも盛り上がり見せる。五十嵐の「今日で皆さんと会えるの最後だと思うんですけど…最後は笑ってこうぜ!」という言葉に、悲鳴と歓声が入り混じった。

MCに続く「Catch a Train」では、瀬戸康史が華麗なラップを披露。五十嵐も、熱いラップとダンスで観客を魅了した。続いて「Hello Hello」を熱唱。

そして暗転ののち、再度メンバーが登場。ここからは「Dear My Story~僕たちの勇気~」、瀬戸・柳下による「ずっと…」、荒木宏文ソロ「今だから言える気持ち」、五十嵐ソロの「Ordinary」とミドルテンポのナンバーが続く。

芸能界引退を報告した五十嵐が、登場するだけで会場からは悲鳴に似た歓声が上がった。途中からはメンバー全員がそろい、スモークの中で歌唱。季節に合せたかのようなシチュエーションのナンバーだ。続いて落ち着いた雰囲気をがらりと変えるダンサブルな1曲「Love Heaven」を熱唱した。

そしてユーモア溢れるMCを終えると「CHANGE my LIFE」を披露。続けて「All For One」、「Blue Dahlia!~テニハイラナイキミ~」、「DAY BY DAY」と盛り上がるナンバーを立て続けに歌唱し、本編のラストナンバーへ。

「ラストの曲行きましょう!」と「GLORY DAYS」を歌唱した。柳下はバク転をきめるなど迫真のパフォーマンスを披露。「ありがとうございました!」と思い思いに手を振って、メンバーは去って行った。

D☆DATE
客席からは、息つく暇もなくアンコールの掛け声が起こる。アンコールでは、全員がジーンズ、スニーカー、Tシャツというカジュアルな衣装を着て登場し、「See you later…Good night」を熱唱。続いてデビュー曲「あと1cmのミライ」を歌唱した。

MCでは「もうこれが最後の会場で、本当に最後の曲です、皆さんの心に届きますように!」と「応援歌」を披露。メンバーも会場もこぶしを上げて熱唱した。

最後のMCでは、「役者としても充実した1年を過ごすことができました」(瀬戸)、「僕は1年半前にD☆DATEに加入して、みんなが受け入れてくれて、今日ここ東京ドームシティホールで5人のしっかりしたパフォーマンスを見せることができて本当によかったと思いますし、見守ってくださり本当にありがとうございました」(柳下)など一人ひとりが感謝の言葉を伝えた。

D☆DATE

芸能界引退を表明した五十嵐隼士、ラストメッセージを送る

11月4日に引退を発表した五十嵐。「そのときのことは全然俺らしくなくて反省しました!今日は俺らしくいきます!本当にありがとう。すごく楽しかった。9年間芸能界やってきて、泣いてくれる人もいるし、笑ってくれる人もいるし、いい9年間だなと本当に思います。楽しかった」とファンへ向けてラストメッセージを送った。

さらに五十嵐から、メンバー一人ひとりへメッセージ。瀬戸へ向けては「D☆DATEとして、瀬戸というのはちゃんと軸になってくれているなと感じてる。最初の頃は『人見知りです』とテレビで言っていて、芸能人なのにと不満を感じることもあった。でも今は中心となる人物。今後も、D☆DATEの軸として頑張っていってほしいと思います」と本音を語り、エールを送った。

堀井新太に対しては「堀井はちょっと心配です!芝居に対しても悩んだりするし…。お前をさんざんいじめてきたけど(笑)成長が早いのは怖いなと思った。芸能人としてすごく魅力的だと思う」と思いをぶつけ、柳下へは「D☆DATEの新しい刺激になってくれてありがとう。最初の頃は『新メンバーの…』と言っていたが、そんなのもう関係ないから、胸張ってD☆DATEとして頑張ってほしいと思います」と感謝。

付き合いが一番長いという荒木へは「公園でブランコに乗りながら将来について話したことがあった。そのとき、荒木の心の大きさとかを感じたし、D☆DATEをやっていけると思った。今でも荒木だけに伝わることばあの日の言葉で、俺は芸能界を頑張ることができました。本当にありがとう」と思いを告げた。

D☆DATE
そしてリーダーの荒木は花束を持って登場。五十嵐へ「就職祝い!おめでとう!独り立ちするという決意を、応援したいと思います」とエールを送った。

メンバーからはこれから社会人になる五十嵐に向けてネクタイをプレゼント。荒木が「家族みたいに思っているからこそ、同じ場所にいなくてもつながっていると思うし、みんなを応援できるような応援ソングを歌おう、と始まったD☆DATEだけど、これからは隼士の背中を押せるようにしたいです。離れていてもつながっていることを再認識するためにも、ここにいるみんなと、隼士と、この歌を歌いたいと思います」と前置き、「想い」を歌唱。五十嵐はメンバーからのプレゼントのネクタイをしめたまま歌った。

つらいともらしながらも五十嵐は、改めてファンへ感謝。「D☆DATEはこれからも続くし、どんどん上に上がっていくと思う。うまい言葉は思いつかないけど、5人になったD☆DATEが1人減ってしまって、☆の1つが欠けてしまうけど、その欠けた1つのかけらは、みんなが埋めてください。これからはみんなと一緒です。一緒にD☆DATEを応援してこうぜ!」と、呼びかけると、会場からはすすり泣く声が聞こえた。

アンコールのラストには「GLORY DAYS」を歌唱。五十嵐がいるD☆DATEの幕は閉じたが、別れを惜しむ会場からは鳴りやまない五十嵐コールが起こった。急遽、五十嵐、メンバーが再び登場。

五十嵐は「ありがとう」と再度感謝した。「これから社会人になるけれども、父の会社を継いで頑張りたいと思っている。資格も取ろうと勉強していて、簿記をやっています。頑張りますよ。俺は社長になるよ」と意気込み。「いろいろ悩んだときは、みんなのファンレターとか読みたいと思います。笑って終われたことを幸せに思います。悲しい別れじゃない。次見かけるとしたら、スーツを着ている五十嵐だと思う。笑顔で終われて本当に幸せです!ありがとうございました!これからもD☆DATEをよろしく!ありがとう!」と感謝の気持ちを精一杯伝え、五十嵐は芸能生活に終止符を打った。(モデルプレス)

D☆DATE
■D☆DATE TOUR 2013~GLORY FIVE~ FINAL

公演日時:2013年11月17日(日)
開場:16:30
開演17:30
場所:TOKYO DOME CITY HALL
来場者数:約2400名

セットリスト
1.D☆D
2.JOKER
3.Your Magic
4.Catch a Train
5.Hello Hello
6.Dear My Story~僕たちの勇気~
7.ずっと…
8.今だから言える気持ち
9.Ordinary
10.Love Heaven
11.CHANGE my LIFE
12.All For One
13.Blue Dahlia!~テニハイラナイキミ~
14.DAY BY DAY
15.GLORY DAYS

Enc.1 See you later…Good night  
Enc.2 あと1cmのミライ  
Enc.3 応援歌  
Enc.4 想い
Enc.5 GLORY DAYS

■メンバー
◆瀬戸康史(せと こうじ)
生年月日:1988年5月18日 
年齢:25歳 
出身地:福岡県
血液型:A型

◆五十嵐隼士(いがらし しゅんじ)
生年月日:1986年8月7日 
年齢:27歳 
出身地:長野県
血液型:O型

◆荒木宏文(あらき ひろふみ) ※リーダー
生年月日:1983年6月14日 
年齢:30歳 
出身地:兵庫県 
血液型:O型

◆堀井新太(ほりい あらた)
生年月日:1992年6月26日 
年齢:21歳 
出身地:東京都 
血液型:A型

◆柳下大(やなぎした とも)
生年月日 :1988年6月3日
年齢:25歳
出身地 :神奈川県
血液型 :O型
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