前田敦子、「恋は人をどうにでもする」

2013.09.19 07:00

女優の前田敦子が主演をつとめる連続時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」(NHK総合・毎週木曜20時から20時43分まで・全10回)が、9月19日より放送される。今回時代劇でヒロインに初挑戦する前田が報道陣のインタビューに応じ、自身の恋愛観を語った。

  
「お七」は江戸時代に恋人に会いたい一心で放火事件を起こしたとされる人物。放火はせず、恋人を救うため火の見櫓に登って半鐘を鳴らし罪人となるヒロインとして描かれることも多い。本作では、脚本家のジェームス三木が、お七の純愛を狂おしく歌い上げ、演出は岡崎栄が担当した。

会見場に姿を現した前田は、開口一番、時代劇でヒロインを演じることになったとき、「ものすごく嬉しかった」と喜びを語った。時代劇については、動き方などにも決まり事が多く難しいというイメージを持っていたというが、「自分の感情のままに動くことができるので、現代と変わらないのでは」と撮影現場での様子を紹介。ただ、江戸時代の言葉を含め、「台詞」「感情表現」「しゃべり方」「間(ま)の取り方」など、時代劇特有の要素が多くあり、「現代劇とは違うものを得ることができるということは、すごく感じています」と女優としての手応えを語った。

恋は盲目「痛い程よく分かります」

物語のテーマである「恋」の話題になると、前田の表情がほころんだ。自らが演じる「お七」のキャラクターを、「恋は盲目というじゃないですか。まさにその通りの子だなと思いました」と語った。続けて、「好きになっちゃいけない人を好きになった、という経験は、昔の人は沢山されたのだろうなと思います。絶対、お七だけじゃなかったのだろうと思います。親に許されない恋をして駆け落ちしてしまった人も沢山いたでしょうし」とコメント。

また、もし自身がその時代にいたとしたら、「罪を背負うというまでは簡単にできるか分からない」としながらも、「それくらいのスタンスになってしまうのだろうなというのは、痛い程よく分かります」と心の内を明かし、笑顔を見せた。

女優としてAKB48時代を振り返る

会見では、AKB48時代を振り返る一幕もあった。本作の撮影が始まってから1週間もたっていない頃、ヘアメイク担当者との何気ない会話の中で、現場に自然に馴染んでいる前田の様子が話題にあがったという。撮影が進む中、現場に入る際、「自然になってきた自分がいることが嬉しい」と実感を語り、同時に、AKB48時代は舞台公演やダンスの練習などで毎日が慌ただしく、現場に入るときの様子を考える余裕がまったくなかったことを振り返った。現在は、長引く撮影にも最後まで参加することができ、「今は、お七のことだけを考えることができることが大きいのかなと思います」と語り女優として充実した時間を過ごしていることを紹介した。

「恋はして当たり前」

撮影での苦労については、お七が感情をそのまま口にするヒロインであるため、「好きというのをストレートに言わなければならない点で戸惑ったエピソードを披露した。が、お七が想いを寄せる相手役を演じる池松壮亮(映画「もしドラ」で共演)と「恥ずかしいと思ったらダメだ」と話し合い、一途な純愛を貫くヒロインに成りきったことを語った。

お七を演じる中で、「恋っていうのは大きいなと思いました。人をどうにでもしてしまいますし」と体感したという前田は、「恋はして当たり前なのかなと思います」「しちゃいけない恋程、きっと、切ないものはないだろうし」と語った。

「あさきゆめみし~八百屋お七異聞~」

徳川5代将軍綱吉が就任したばかりの頃、江戸で大火事が発生し、焼け出された裕福な八百屋の一人娘・お七は、家が再建されるまで寺に預けられる。お七は、寺小姓の吉三を見初めるが、両親は働き者の手代・勘蔵との結婚を勧める。前田敦子がお七を演じ、吉三は池松壮亮。ほか、平岡祐太、竹下景子、中村雅俊らが出演。

前田は、「いくつになってもお七のような純粋な恋をしたいなと思っています。いろいろな年齢の方がそう思ってくれたら嬉しいなと思います」「お七は真っ直ぐな子なので、どこまでも真っ直ぐなピュアなところを皆さんに感じ取って欲しいと思います」とメッセージを送った。

「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」は、NHK総合にて毎週木曜日放送(20時から20時43分まで・全10回)

連続時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」に出演する池松壮亮、前田敦子
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