AKB48卒業の篠田麻里子、挫折からスタートした7年半の活動を振り返る

2013.07.22 21:22

22日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演をもって、AKB48から卒業した篠田麻里子。デビュー以来グループの中心メンバーとして約7年半間活躍してきた彼女のこれまでを振り返る。

  

挫折から一転、ファンの後押しでデビュー

篠田は、2005年に開催されたAKB48第1期オーディションに落選。その後、AKB48が活動をスタートさせた同年12月に、劇場内カフェの店員「カフェっ娘」として勤務を始めた。

2006年1月、「カフェっ娘」として勤務を続けていた最中、ファンの間で話題となり正式メンバーとして加入。その際に、プロデューサーである秋元康氏に「12曲を4日で覚えろ」という過酷な条件を突きつけられた篠田は、寝る間を削ってレッスンを重ね、第1期生より1ヶ月半遅れでAKB48としての活動を開始させた。

モデル活動をスタート ドラマ初出演、初のセンター獲得で個人としても飛躍

篠田麻里子、モデル活動をスタート
2008年7月には、自身初、AKB48としても初の単独写真集「Pendulum」を発売。同年発売のファッション誌「MORE」11月号より専属モデルとして加入。“モデル・篠田麻里子”の第一歩を踏み出した。

その後は、2009年7月に行われた「AKB48 13thシングル選抜総選挙『神様に誓ってガチです』」で3位に入選。前田敦子、大島優子という不動のTOP2に次ぐ人気ぶりで徐々に活躍の幅を広げ、同年10月放送の「ギネ 産婦人科の女たち」(日本テレビ系)で連続ドラマ初出演を果たした。

翌年の総選挙でも昨年に続き、3位に入選。2011年は4位、2012年は5位と安定した人気を誇り、AKB48として最後の総選挙となった2013年にも5位に入選。卒業まで“神7”の座を守り続けた。

また、2011年9月には、「AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会」で見事優勝し、24枚目のシングル「上からマリコ」(2011年12月7日発売)のセンターを獲得。これが、AKB48として最初で最後のシングルセンター曲となった。

“モデル・篠田麻里子”としての地位を確立 ファッションアイコンへ成長

「Girls Award 2012 S/S」でトップバッターに登場した篠田麻里子
AKB48の人気と知名度の上昇に伴い、篠田のモデルとしての注目度も高くなっていた2011年10月には、自身初のファッションブック「MARIKO magazine」を発売。初版12万部超を売り上げすぐさま増刷となるなど、モデルとしての存在感を見せつけた。

2012年1月には、ウェディングドレスメーカー「KURAUDIA」の自身プロデュースによるウェディングドレスのお披露目と新ブランド「Love Mary」の立ち上げを発表。さらに、同年5月に開催されたファッションイベント「Girls Award 2012 S/S」ではトップバッターを努め、AKB48メンバーとして初の快挙を成し遂げた。

10月には 、「ネイルクイーン2012」のアーティスト部門を受賞。11月発売の「MORE」1月号では、創刊35周年を迎えた同誌の歴史上、専属モデルとして初めての表紙に抜擢。12月には、ファッションブランド「ricori(リコリ)」を立ち上げ、プロデューサー兼デザイナーに就任するなど、ファッションアイコンとしての地位を確立した。

涙の卒業発表 感動のラストステージ

篠田麻里子、涙ながらに卒業を発表/AKB48「第5回総選挙」
篠田は昨年の総選挙で「後輩に席を譲れと言う方もいるかもしれません。でも私は席を譲らないと上に上がれないメンバーはAKBで勝てないと思います」「悔しい力をどんどん先輩に、ぶつけてきてください。つぶすつもりで来てください。私はいつでも待ってます。そんな心強い後輩が出てきたならば私は笑顔で卒業したいと思っています」と後輩をあおるような発言をし、大きな話題に。そのため、今年のスピーチにも注目が集まっていた。

そんな中、今年の総選挙では「私、篠田麻里子は、AKB48を卒業します」と涙ながらに突然の発表。その理由を「本当に、つぶされたとかそういう話じゃなくて、やっぱり後輩の勢いのある背中を見ていたら嬉しくなったし、私はAKB48に悔いはありません」と語った。

21日に行われたAKB48初の5大ドームツアー「AKB48 2013真夏のドームツアー~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~」では、地元・福岡で篠田の卒業セレモニーを開催。そこでは、「私は本当に幸せでした。私を生んでくれた両親、支えてくれた家族、友達、そしてメンバー、スタッフ、そして私を7年半育ててくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました。私は生まれ変わっても、AKB48を選びます」とスピーチ。AKB48史上に残る感動の“篠田語録”が飛び出した。

今後の活動については「今やっている仕事は大事にしつつ、ファッションやモデル業を主にやっていきたいです」とすでに公言している篠田。AKB48として一時代を築いた彼女の今後に期待が寄せられている。(モデルプレス)

「ネイルクイーン2012」のアーティスト部門を受賞時の篠田麻里子
「MORE」史上初の快挙・専属モデルが表紙に/「MORE」1月号(集英社、11月28日発売)表紙:篠田麻里子
自身の卒業ソング「涙せいじゃない」を歌唱する篠田麻里子/「AKB48 2013真夏のドームツアー~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~」福岡公演2日目より(C)AKS
「上からマリコ」/「AKB48 2013真夏のドームツアー~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~」福岡公演2日目より(C)AKS
「上からマリコ」を歌唱する篠田麻里子(右)と小嶋陽菜(左)/「AKB48 2013真夏のドームツアー~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~」福岡公演2日目より(C)AKS
まりぱんだ気球に乗った篠田麻里子/「AKB48 2013真夏のドームツアー~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~」福岡公演2日目より(C)AKS
「上からマリコ」/「AKB48 2013真夏のドームツアー~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~」福岡公演2日目より(C)AKS


【Not Sponsored 記事】

あわせて読みたい

  1. AKB48、篠田麻里子涙の卒業セレモニー<ドームツアー福岡公演2日目セットリスト/写真特集>

    モデルプレス

  2. 篠田麻里子、豪華ドレスは“青い鳥”イメージ 卒業セレモニーに世界的クリエイター集結

    モデルプレス

  3. 風疹の峯岸みなみ、篠田麻里子の卒業セレモニーにサプライズ登場

    モデルプレス

  4. 篠田麻里子、チームAキャプテン後継者を自ら指名

    モデルプレス

  5. 篠田麻里子、「生まれ変わってもAKB48」<卒業スピーチ全文/福岡公演2日目>

    モデルプレス

  6. 前田敦子も福岡に駆け付ける 篠田麻里子の卒業「しっかり目に焼きつけます」

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 1月のカバーモデルは「25年ヒット予測」俳優部門に選出された木戸大聖

    特集

  2. 1月のカバーモデルは「25年ヒット予測」女優部門に選出された出口夏希

    特集

  3. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  4. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  5. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  6. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  7. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  8. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  9. "史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介

    特集

  10. アパレル業界を覗いてみよう!おしゃれスタッフ&求人情報もチェック

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    松本若菜、自作の“消しゴムハンコ”話題「字が美しすぎる」「多才」

    モデルプレス

  2. 02

    菅田将暉、自ら気仙沼で描いた絵を多数公開「才能が溢れ出てる」「センスの塊」と反響

    モデルプレス

  3. 03

    辻ちゃん長女・希空(のあ)“今年の目標5つ”書き初めで発表「綺麗な字」「応援してます」と反響続々

    モデルプレス

  4. 04

    秋元真夏「久々に脚出しちゃった」“超ミニ丈”コーデに反響「スタイル抜群」「かっこ可愛い」

    モデルプレス

  5. 05

    高岡早紀、豪華手作り料理公開で反響「定食屋さんみたい」「副菜の種類が豊富」

    モデルプレス