チーム・バチスタシリーズの名コンビが復活　新メンバーも登場

今作は、海堂尊氏の原作「螺鈿迷宮」をドラマ化。終末期医療を主とした地方病院「碧翠院（へきすいいん）」が舞台。町の人々からも信頼厚いその病院で、ある日、一人の放射線科医が1枚のAi画像とひっそりと姿を消したところからストーリーは展開される。

心臓外科、救命救急センター、法医学など、ミステリーでありながらも現代医療の問題点を描いてきた田口＆白鳥シリーズ。今回も人のいい心療内科医・田口公平を伊藤淳史、厚生労働省の変人官僚・白鳥圭輔を仲村トオルが演じる。さらに、碧翠院の院長・桜宮巌雄役には柳葉敏郎が決定した。

伊藤は、「前作から2年ほどたっていますが、今回も変わらない田口先生をお届けできるようにします。今回は重いテーマです。正しい答えが1つではなかったりもします。そういった中で、田口・白鳥のおもしろいやり取りもしっかり描いていけたらと思っています」と意気込み、柳葉との共演について「何度も共演させていただいていますが、毎回胸をお借りして楽しんでやらせていただいています」とコメント。

仲村は、「最初の連続ドラマ『チーム・バチスタの栄光』から6年くらいの時間がたっていますから、白鳥も僕自身も、いろいろな意味でさらに成長していなければ、と思っています。放送されるのは冬ですが、テレビドラマ（の内容）が熱くて、部屋の温度が少し上がってる！くらいの効果が出るような作品にしたいと思っています」と語った。

柳葉は、「シリーズを築き上げてきたスタッフ・キャストの皆さんの気持ちは僕なりにわかるような気がしますので、そこはしっかりと大事にしながら、このチームに一石を投じる存在になれればと思います」とコメントした。

豊福陽子プロデューサーは、「数々の事件を解決してきた田口＆白鳥コンビにとって、柳葉さん演じる巌雄は間違いなくこれまでで最強の敵といえると思います」と明かした。

ドラマは来年1月期の放送だが、7月にクランクインし、撮影は進行中。すっかりおなじみとなった田口＆白鳥コンビはもちろん、柳葉演じる強敵・桜宮巌雄との鬼気迫るやり取りにも注目だ。（モデルプレス）