夏菜、朝ドラヒロイン演じ「辛かった思い出しかない」

“女坊ちゃん”のごとく正義感の強いヒロイン・狩野純を体当たりで演じる夏菜は、第一週（第1回～6回）を鑑賞し「純を演じるにあたって悩みに悩んで、辛かった思い出しかないです。完成した作品を見てほっとしましたし、一緒につっこみながら笑えてよかった」と安堵の表情。一方、人の顔を見るとその本性が見えてしまう変わり者の男・待田愛（いとし）を演じた風間俊介は「気持ち悪かったと言ってもらえて一安心してます」と笑いを誘い、「お互いを助け合い、成長していく物語。僕もこの先楽しみで仕方がありません」と目を輝かせた。

◆夏菜、風間を「親切くん」と呼ぶ

沖縄を舞台にしたドラマ「純と愛」は、日本テレビ系「家政婦のミタ」を大ヒットさせた遊川和彦氏が脚本を手掛けた作品。10歳から沖縄で育った主人公・狩野純（夏菜）が大阪のホテル業界に就職し、待田愛（いとし・風間俊介）との恋愛や結婚を経て成長していく姿を描く。

夏菜はヒロイン・狩野純との共通点について「台本を読んだときは本当に私の人生に似ていると思いましたが、やればやるほど違うことがわかりました。純は『自分を犠牲にしても周りを笑顔にしてあげたい』という印象だけど、私はそうじゃない」と分析し「母のような無償の愛を持つ純ちゃんになれたらどれだけいいだろうと思います」としみじみ。また風間俊介は、遊川氏から「街を歩いてる普通のお兄ちゃんが女性を支えていく作品。だから風間くんなんだ」と起用理由を明かされたといい「本当によかった。向井理さん、松坂桃李さんみたいなイケメンのポジションを求められたらどうしようかなと思ってたので」と笑いを誘った。

また、夏菜が「風間さんは一緒にお仕事する前から演技のめちゃくちゃできる方だと思っていたので、足をひっぱらないようにしようというのが一番でした。実際にやってみたらやっぱりすごくて、安定感抜群。どんなボールを投げてもどしっと構えててくれる感じ」と絶賛すると、風間俊介が「安定感をコンプレックスに感じたこともある。逆に夏菜さんはその時の気持ちで全てを演じる女優さんなので、嫉妬に似た憧れがあります。そういうデコボコな感じがぴったり合って、いいコンビなんじゃないかな」と返し、チームワークの良さをアピール。夏菜は「風間さんがあまりにもみんなにやさしいから『親切くん』って呼んだんです。そしたらすごく怒っちゃって」とエピソードを明かし、風間俊介も「撮影が始まって3ヶ月経ってるので遠慮のない会話が多い。ちょっと今のは失礼なんじゃないかなってときは突っ込んだりして、楽しいです」と仲睦まじい現場の様子を伝えた。

会見には主題歌「いちばん近くに」を担当したHYもサプライズ登場した。連続テレビ小説「純と愛」は10月1日午前8時より、全151回放送。（モデルプレス）