「海猿」興行収入62億円を突破！伊藤英明が続編に意欲「舞台化します」

同イベントは、映画の大ヒットと、約10年にわたって「海猿」シリーズを支えてきたファンへの感謝の気持ちを込めて企画されたもの。主演の伊藤英明が「今日は朝までお付き合いください」とリップサービスを振りまくと、会場いっぱいに詰めかけたファンからは黄色い悲鳴が漏れた。ヒロイン役を務める加藤あいは「公開から1ヵ月たってもこうして皆さんにお会いできるのがうれしい」と喜びを隠せない様子。

さらにファンを歓喜の渦に巻き込んだのが、「海猿16（シックスティーン）」なる、本作の20年後が描かれたショートムービー。「今度こそ、最終章」という文字がスクリーンに踊ると、会場からは悲鳴に近い歓声があがった。伊藤英明は「パート4で調子に乗って、パート12で舞台化します」と笑いを取りつつ、さらなる続編に意欲を見せた。

ファンを喜ばせるビッグ・サプライズの連発

「海猿16（シックスティーン）」はこの日のために撮影された架空の“パロディ”作品で、「海猿」シリーズ第16弾（2032年公開予定）の予告編映像という位置付け。主演の伊藤の発案によるもので、羽住監督以下「海猿」のスタッフが結集し、本編同様の本格的な撮影を実施。伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太、三浦翔平といったレギュラー出演陣の20年後が描かれている。制作未定の作品の予告編を新たに制作し、上映するといった前代未聞のイベントは「ファンの人が喜んで驚くことがやりたかった」という伊藤の強い要望によって実現した。三浦翔平は「改めて皆さんとお会いできてうれしいし、ありがたいです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で語るも、この第16弾の撮影では伊藤英明と佐藤隆太のアドリブに苦しんだと言い「初めて台本をもらわずに本番に入りました」と苦笑い。

さらに同イベントでは、伊藤本人がシリーズを通して着用したサイン入りウェットスーツなどのプレゼント企画やファンとの握手会が行われ、大盛況のうちに終了した。

本作は7月13日にシリーズ初の“夏休み興行”として公開されると、わずか40日間で観客動員496万人、興行収入62億円を突破（8月21日現在）。海上保安庁の中でも最高レベルのレスキュー能力を持つ「特殊救難隊」に配属された主人公・仙崎（伊藤英明）が後輩の吉岡（佐藤隆太）とともに、原作の中で最大の海難事故である「ジャンボジェット機の海上着水」に挑む姿が壮大なスケールで描かれている。

イベントが行われた22日をもって、動員数500万人を突破。「テルマエ（ロマエに）勝ててよかった」と笑顔の伊藤に対し、「なんか伊藤さんテルマエっぽい」と加藤がツッコミを入れると、「顔の濃さでは阿部（寛）さんに負けませんからね」と笑い合う場面も。長年タッグを組むキャスト陣のチームワークの良さがうかがえた。

夏休み映画No.1、そして3作連続の日本実写映画興行収入No.1へ向けこのまま快進撃を続けられるのか、ますます注目が高まっている。この架空の予告編は、8月25日（土）から9月2日（日）まで期間限定で、一部を除く全国の「BRAVE HEARTS 海猿」上映劇場で本編後に上映される。（モデルプレス）