「海猿」第4弾制作決定 新キャストも発表
2011.09.09 12:23
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伊藤英明が主演を務める「海猿」シリーズの映画版第4弾の制作が発表された。
前作は2010年の実写日本映画NO.1の興行成績
同シリーズは、2004年の映画「海猿 ウミザル」からスタートし、2005年に放送されたテレビドラマ「海猿 UMIZARU EVOLUTION」、2006年の映画「LIMIT OF LOVE 海猿」を経て、2010年に公開された前作の「THE LAST MESSAGE 海猿」は、スタッフ・キャストとも全ての力を注ぎこみ、完結編として制作。興収80億4000万円、観客動員537万人という記録を樹立し、2010年の実写日本映画NO.1の興行成績を収めるなど、圧倒的な支持で有終の美を飾った。
ファンから続編を望む声が殺到
しかし、一方で伊藤英明、羽住英一郎監督、臼井裕詩プロデューサーの間では、海上保安官・仙崎大輔の最終目標である「特殊救難隊」での活躍を見てみたい、演じてみたいと語り合っていた。そして機会があれば、原作の中で最大の海難事故である「ジャンボジェット機の海上着水」に挑みたいと考えていたという。また、前作公開直後からブログやツイッターで続編を望むファンの声が多く寄せられたこともあり、映画版第4弾の制作が決定した。
もちろん伊藤英明を始め、加藤あい、佐藤隆太、三浦翔平、時任三郎ら主要キャストは続投。そして新たに平山浩行、伊原剛志のほか、佐藤隆太演じる吉岡哲也の彼女役で、仲里依紗も出演する。
前作から2年後が舞台
シリーズ初の夏休み映画となる新作「BRAVE HEART」は、世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」の事故からの2年後が舞台。仙崎大輔(伊藤英明)は自ら志願した「特殊救難隊」で後輩の吉岡(佐藤隆太)と共に海難救助の最前線で、日々充実した毎日を送っていた。そして大輔の妻・環菜(加藤あい)は2人目の子を身ごもり、吉岡にはキャビンアテンダントの美香(仲里依紗)という恋人が出来ているという設定だ。
そんな折、美香の搭乗するジャンボ旅客機が、羽田空港を目指し飛行中にエンジンが炎上。乗客乗員346名全員を助け出すため、仙崎たちが海難救助に向かう姿を描く。
臼井裕詞プロデューサーは「『どんな困難な壁も、多くの人が集まって勇気ある一歩を踏み出せば、きっと乗り越えられる』というメッセージを、今を生きる皆さんに伝えたい」と意気込んでいる。
伊藤英明「震災直後の今だからこそ、海猿をやるべき」
第4弾の脚本作りのさなか、東日本大震災が発生し、伊藤英明は「日本が、震災というとても困難な状況に直面している今の時期に、“人命救助”を扱うエンターテインメントである『海猿』を作っていいのか、という思いもありました」と複雑な心境を吐露したが、震災を通して「誰かのために闘っている人たちがいる」と強く感じ、被災した方々を含む多くのファンから「『また仙崎が観たい』といい声をいただいた結果、『今だからこそ、海猿をやるべきなんだ』と自分の中で決意しました」とコメントしている。ファンの反応は?
「海猿」第4弾の制作決定に対し、ネット上では・「海猿4来た―。嬉しすぎる!」
・「待ってました」
・「ドキドキする」
・「前作を超えられるのかな。楽しみだけど、心配、でも嬉しい」
など、様々な反応があがっている。
「BRAVE HEARTS 海猿」は、2012年7月から全国東宝系で公開予定だ。(モデルプレス)
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