B&ZAI、ジュニアマンション・少クラ・ドリボ…事務所の伝統と歴史詰め込んだ圧巻演出 武道館を経て刻む新たな1ページ【ライブレポート/B&ZAI LIVE 2026 Summer Beat】
2026.07.29 04:00
B&ZAI(バンザイ)が、東京・Kanadevia Hallにて「B&ZAI LIVE 2026 Summer Beat」を開催。ここでは、7月28日昼公演の様子をレポートする。(※ネタバレあり)
B&ZAI「B&ZAI LIVE 2026 Summer Beat」
B&ZAIは、2025年2月16日に結成されたSTARTO ENTERTAINMENT所属のジュニアグループ。メンバーは橋本涼(Vo./Gt.)、矢花黎(Ba.)、今野大輝(Gt./Vo.)、菅田琳寧(Gt./Sax)、本高克樹(Key./※「高」は正式には「はしごだか」)、鈴木悠仁(Vo./Gt.)、川崎星輝(Dr./※「崎」は正式には「たつさき」)、稲葉通陽(Vn.)の8人から構成される。全国10カ所を巡ったホールツアーや、ジュニア約31年ぶりとなった日本武道館単独公演を駆け抜けてきたB&ZAI。そこで培ったライブパフォーマンスをさらに進化させ、夏ならではの開放感と躍動感にあふれる熱狂空間を創出した。ステージでは、B&ZAIの強みであるバンドパフォーマンスはもちろん、ジュニアの歴史を継承する演出、遊び心あふれるコントコーナーまでを凝縮。メンバー8人それぞれの際立つ個性とチームワークが結集した、この夏限定のライブとなった。
B&ZAI、巨大ブランコで華やかに夏ライブ開幕
ステージの両脇に夏らしいヤシの木のネオンが鮮やかに輝き、リゾート感あふれる空間が広がる中、チェック柄を基調とした衣装を身にまとった8人が上空の巨大ブランコに乗って華々しく登場。グループのオリジナル曲「Ain’t No Dream Over」で幕を開けると、ブランコから舞い降りたメンバーたちは弾けるような笑顔でダンスを披露し、場内からは歓声が沸き起こった。自己紹介ソング「Ready for B&ZAI」では、メンバーそれぞれの個性が光る決め台詞へ。橋本が「いいね~楽しもう」、本高が「私がドクターだ」、今野が「俺が幸せにしてやるよ」、川崎が「ほっしゃんレッツゴー」、稲葉が「マスコットで~す」、菅田が「愛してるよ」、鈴木が「美声です」、矢花黎が「八王子市民です」と、それぞれのキャラクターが立った一言を放ち、一気に熱気を高めていく。冒頭の挨拶で今野は「俺らと一緒に盛り上がっていけんの?オッケー、じゃあお前らのこと信じます。今日はB&ZAI8人が全員のこと幸せにするんでよろしく」と堂々宣言。続いて本高が「B&ZAIのドクター本高克樹です!武道館を経て正式に教員免許を取得し先生にもなりました」と報告し、観客と「ティーチャー!ドクター!」のコール&レスポンスを行う。菅田は「今日も可愛く、かっこよくしてきたね」「最高のデートにしましょう」と甘い言葉で盛り上げた。
B&ZAI、3組3様のユニットで魅せる
ユニットコーナーでは、3組が全く異なる世界観で魅せた。トップバッターの鈴木、川崎、稲葉はNEWSの「三銃士」をセレクト。ドラゴンとの闘いをテーマにしたドラマチックな演出の中、鋭い剣さばきを器用に披露して客席を惹きつける。続く矢花と今野は、DOMOTOの「Bonnie Butterfly」をカバー。胸元が大胆に開いた黒の衣装に身を包み、艶やかな色気を漂わせながら楽曲の世界観へと引き込んでいく。曲の途中からは天井から伸びる真っ赤な布を体に絡ませる情熱的なパフォーマンスで魅了した。さらに橋本、菅田、本高の3人は、赤いスパンコールジャケットを羽織りバー風のセットで少年隊の「まいったネ 今夜」をアダルトな雰囲気たっぷりに立ち回り、机に乗ったり腰掛けたりとシックに披露。終盤には黒ジャケット姿のメンバー5人も合流し、ハットを用いた洗練されたフォーメーションダンスで圧倒した。B&ZAI「SHOCK」「少クラ」などオマージュで圧巻のコント劇
モニターに歴代ジュニアの舞台やライブなどの過去映像とともに「【Summary】意味:まとめ、要約」の文字が映し出されると、格子状の巨大な枠組みの中にパフォーマンス空間が広がる伝統の舞台装置「ジュニアマンション」が登場し、圧倒的な光景を創出。そこから一転、「音止めろー!」という大声とともに、ライブはバラエティ豊かなコントコーナーへと突入した。先輩風を吹かす橋本が「おい新人、ちょっと裏来い。君、いなりくんだっけ?」と問い詰めると、稲葉が「稲葉です。僕2026年入所でまだまだ先輩のスキルについて行けなくて」と困惑。矢花が「俺らも入りたてそうだったから安心して」とフォローすると、橋本が「星輝さん。この新人にジュニアあるあるを見せてあげてください」と振る。川崎は「アクロバットをリハーサル中にどんなことやってるか分かりやすいデキジュ(できるジュニア)」とお題を出し、アクロバットを一切していないにもかかわらず、あたかも大技を成功させたかのように大きくアピールするジュニアのモノマネを披露して会場の笑いを誘った。
「ジュニアの伝統教えてやるよ」という合図で、伝統舞台「JOHNNYS’ World」を想起させる「B&ZAI World」のロゴがモニターに浮き上がる。燕尾服に身を包んだ8人が「Put On a Happy Face」を品格たっぷりに歌い上げ、川崎と菅田は2本の長い布を体に巻きつけながら空中を優雅に舞う圧巻の布フライングを披露。しかしステージ袖からせり出した柱に川崎が激突して倒れ込み、メンバーが「柱にぶつかったー!」と叫ぶアクシデントが発生する。稲葉から「柱が来てぶつかってたけどね」と冷静なツッコミが入るも、どんな事態でもステージを止めてはならないという「Show must go on」の精神のもと演出は継続。「Endless SHOCK」を彷彿させるドラマチックな展開へとなだれ込んでいく。
「13月を探しに行く」という「JOHNNYS’ World」でおなじみのフレーズを合図に、ボクシンググローブをはめて上半身裸となった菅田と矢花が登場し、ミュージカル「DREAM BOYS」の世界観へ。リング上での激しい試合展開から、菅田のグローブに鉛の板が仕込まれていた疑惑、さらには川崎が胸の痛みを訴えて倒れ、菅田が「何もかも引き受けてやろうじゃないか」と叫ぶ名場面まで怒涛のオマージュが展開される。最後は劇中歌「Next Dream」にのせて、本家の舞台さながらのドラマチックなフォーメーションと力強いパフォーマンスで体現し、客席を圧倒した。
さらに、音楽バラエティ番組「ザ少年倶楽部」(NHK/2000~2024)内のコーナー「ジュニアにQ」を再現。入所歴の浅いジュニアが着用することの多いノースリーブ衣装を身にまとった稲葉が、「B&ZAI先輩に言いたいこと」というテーマに対して「今野くんがイタズラしろと指示を出してくる」と書いたフリップを元に、司会を務める今野と本高との絶妙な掛け合いを見せる。続けて、同番組で司会を務めた経験を持つ河合郁人がVTR出演。事務所の所属アイドルが一夜限りのスペシャルなコラボを繰り広げる企画「ふみキュンの夢キュンステージ」について、河合が「毎月やっていたんですけどね、最近見られないということで、ここで復活する。僕も楽しみにしています」と曲振りを担当。白の洗練された衣装に着替えた8人は、事務所の歴史を詰め込んだ舞台「SUMMARY」のテーマ曲「SUMMARY」を披露し、夏らしい水着姿へと着替えるとジュニアの定番曲「勇気100%」を弾ける笑顔で熱唱した。
勢いのままKing & Princeの「サマー・ステーション」や、夏の定番イベントとして歴代のジュニアが行ってきたライブ「Summer Paradise」のテーマ曲「Summer Paradise」へと突入すると、メンバーは客席へと降臨。ハイタッチを交わしたりファンが掲げるうちわの要求に応えたりと距離を縮め、事務所のこれまでの歩みと歴史へのあふれんばかりのリスペクトが凝縮された、圧巻のエンターテインメント空間を作り上げた。
B&ZAI、雨男疑惑をめぐるトーク
MCでは、矢花が「今日は噂によると天気がこれから悪化するってアレクサが朝俺に喋りかけてきて」と切り出し、天候の話題へ。稲葉が「最近公演終わりが天気悪いみたいなの多いよね」とこぼすと、本高が「でも武道館では一応俺らは雨男ではないっていう判定にはなったんですよ。これ統計学的にね」と理系ならではの視点で主張。しかし「YouTubeのロケで2回リスケになって、スタッフさんから『本高さん、あれは嘘ですよ』ってクレームが来た」と言い、会場は笑いに包まれた。続けて橋本が「YouTubeチームの方たちがさ、YouTubeで俺らが作ったてるてる坊主デスクに置いてるらしいよ」と心温まる裏話を明かすと、メンバー一同は「嬉しい!」と喜び。しかし、てるてる坊主の効果があまり発揮されていないことに触れられると、矢花が「せっかく作っておいたのにね。窓際に置いた瞬間ゴロンって(雷の音が)鳴ってたもん」とすかさずオチをつけた。さらに見学席には、先ほどのコントコーナー内でVTR出演していた河合の姿が。矢花が「ここで言わなきゃいけないことがあるんですけど、本日とある方がこの公演を観に来てくれておりまして。ライトだけ照らさせてもらおうと思うんですけど、この方です!」と客席を指し示すと、スポットライトが河合を捉える。本高が「先ほど見たよって方もいらっしゃると思うんですけど、河合郁人くんです!」と紹介すると、河合は地声で「マイク渡されないんだ!」と即座にツッコミ。菅田が「そうなんですよ。先ほど(VTRで)たくさん喋っていただいたんで」と返すと、河合は「長くなるからでしょ!」と被せる。メンバーたちが「別に長くなるからマイク渡さなかったとかじゃないです(笑)!」と慌ててフォローを入れる中、河合は「2曲目特に良かった!」と、自身が所属していたA.B.C-Zの楽曲「Summer上々!!」のパフォーマンスを絶賛。最後は「頑張ってー!」と温かいエールを送り、後輩たちへの愛あふれるやり取りで客席を和ませた。
B&ZAI、浴衣姿から激しいバンドへ 武道館を経て拓く新たな1ページ
MC後は爽やかな浴衣姿で登場。NEWSの「SUMMER TIME」、グループのオリジナル曲「なつ◆あい」(◆=ハートマーク)、timeleszの「夏のハイドレンジア」と、夏らしさあふれる爽やかなナンバーを連続で歌い上げる。その後、ステージの空気は一変。鈴木が「Summer Beat盛り上がってますか?俺たち外の気温より会場をもっともっと温度高めたいと思ってます。皆さん一緒に声出して俺たちについてきてください!」と力強く客席を煽り、激しいロックナンバーへ。ダンス曲「KISS‘N’DOL」では色気たっぷりのステップや川崎による華麗な空中一回転アクロバットが炸裂し、嵐の「Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜」ではスパークラーの火花が激しく上がる中、ギターを奏でる鈴木を中心にクールなパフォーマンスで魅せる。ここからは彼らの真骨頂であるバンドへとなだれ込む。稲葉がアグレッシブにバイオリンを奏でると、バンドセットが登場。Snow Manの「EMPIRE」から、グループ初のオリジナル曲「First Beat」へと畳みかける。NEWSの「BLACK FIRE」では橋本と鈴木によるツインボーカルで会場を揺らし、嵐の「Oh Yeah!」では楽器をかき鳴らして歌声を響かせながらも、弾ける笑顔で元気に手を横に振って客席と一体に。最後はホールツアー「ROCK’N’DOL」で初披露された「衝動 Never end」まで全力で駆け抜け、本編を熱狂のまま締めくくった。
アンコールではBaetZ(ファン名称)による「B&ZAI!B&ZAI!」という熱いコールに応えるように、メンバー8人が満面の笑顔でステージへ再登場。1曲目のKAT-TUNの「ノーマター・マター」では、メインステージと客席後方のバックステージに分かれて移動し、ファンの目と鼻の先まで駆け寄ってファンサービスを連発。会場の一体感を一気に高めた。曲が終わると、矢花が「アンコールありがとうございます!おかげさまで我々も今日非常に最高に抜群に楽しい時間を過ごさせてもらいました。皆さんありがとうございます」と感謝を口に。続けて「皆さんが落ち込んだ時、元気がない時に勇気になれるような、そんな風に寄り添えられる曲になればいいなという僕たちの願いもこもっている曲なんですけど、聴いてもらっていいですか?」と客席へ語りかけ、日本武道館公演で初披露された楽曲「Braver」へ。「逃げんな逃げんな」「負けんな負けんな」という泥臭くも力強い歌詞に魂を込め、会場全体を温かい感動で包み込んだ。ステージを去るギリギリの瞬間までファンへ手を振り続けるなど、最後まで愛を届けきった8人。日本武道館公演という大きな節目を超え、B&ZAIの更なる飛躍と新たな1ページを確かに感じさせる圧巻のフィナーレとなった。(modelpress編集部)
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