「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.

OCTPATH、初のZeppツアー完走 涙ぐみ思い伝える「8⼈とTHmeのことがもっと⼤好きに」

2025.07.14 17:31

ボーイズグループ・OCTPATH(オクトパス)が7月10日、東京・Zepp Hanedaで『OCTPATH Showcase 2025 〜à la carte〜』を開催。初のZepp TOURで、Danceと歌、⾃⾝の魅⼒を最⼤限に発揮した。

  

OCTPATH、初のZepp TOUR最終公演開催

「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
今回のライブは、個々の魅力が際立つソロパフォーマンスを軸に、8人が交わる瞬間の美しさを描くというコンセプチュアルな構成で、メンバーそれぞれが個性豊かな一皿となり、フルコースへと昇華するライブであったため、会場は上品なレストランをイメージしていた。“お客様なりのオシャレ”というドレスコードまで設定され、THme(ファンネーム)はそれぞれがかわいらしく、美しく、そしてカッコよく着飾り、8人の登場を待った。

ゴージャスで上品なステージに、8人はブラックスーツに赤いマントをなびかせたクラシカルなスタイルで登場し、『Like』からスタートした。この日は西島蓮汰が怪我のため、椅子での参加となったが、この曲の椅子を上手く使ったパフォーマンスがうまく重なり合い、いつものはつらつとした『Like』とはまた違った雰囲気で世界観を作り上げていった。

「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
華麗さと耽美さが同居する『Hot Thoughts』では、指先まで感情を這わせた揃ったダンスで魅せたかと思えば、古瀬直輝が「Welcome the『OCTPATH Showcase 2025 〜à la carte〜』!盛り上がってください!」と煽り、大きな歓声が上がると、『Showtime』のコール&レスポンスで会場は一気にひとつになった。ステージのビジョンに映し出された8人それぞれの表情は、本当に楽しそうで嬉しそうで、THmeに会えた幸せがあふれ出ていた。

栗田航兵が「THme!愛してる!」と全力で愛を伝え、その後もペンライトが激しく、高く振れ、会場はどんどん温度を上げていった。激しいパフォーマンスになびくマントさえも振り付けの一部のように美しく舞っていた。クラップから始まり、全員の名前を呼ぶイントロから一気に盛り上がる『Present』では、ガラッと空気が変わり、小堀柊が「皆さん一緒に!」と煽りアイソレをするシーンもあった。

「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
途中に海帆が西島をエスコートしたり、コミカルな振りなどを楽しむ姿に、THmeは自然と笑顔に染まっていった。彼らの楽しませようという気持ちが、ライブを重ねるごとに強くなっていくことを感じる瞬間だった。

DJ・ダンス・ギター…ソロコーナーでも個性溢れる

西島蓮汰「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
自己紹介のMCでは、レストランという設定を守り、西島の音頭で乾杯をし、このライブのメインディッシュであるソロコーナーに進んだ。トップバッターを飾ったのは海帆。天井から真っ白い幕が下り、そこに海帆の影が映し出され、美しいダンスが繰り広げられていった。その幕が落ち、吊り下げられたマイクを手にすると、自作の鋭利な高速ラップで想いを届け、その後はさらに激しいアクロバティックなダンスで魅せ、颯爽と去っていった。

圧倒的なパフォーマンスに見えたものの、海帆いわく、実は半分ほどアドリブだったという暴露もあったが、そうは思えない程のクオリティのダンスで湧かせていた。そのパフォーマンスに圧倒されていると、緩やかな空気をまとった高橋わたるがアコースティックギターを登場させた。実は高橋は、このライブツアーが決まってから、ギターを買い、練習した正真正銘の初心者であった。それにもかかわらず、ギター一本で『恋に落ちて -Fall in love-』を弾き語りで披露。「THmeの前でギターを弾けて本当に幸せだなって思います。THmeが原動力なので、これからもそばにいてください」と愛を伝え、一音一音、聴き手に落とし込むように歌い上げた。

高橋わたる「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
古瀬によると、リハーサルの最中、水を飲む数分でさえもギターの練習をしていたという高橋。その練習が実ったステージを魅せた。ステージで大きなソファに座った太田駿静は、川崎鷹也の『君の為のキミノウタ』を熱唱。語り掛けるような歌詞を、しっかりと届けようと、情緒たっぷりに歌い上げていった。曲の世界にTHmeをしっかりと連れ込んだからこそ、息をのむように聴くTHmeの姿が印象的だった。彼の武器である表現力で会場中を魅了した瞬間だった。

そして、四谷真佑はすでにYouTubeで公開していた作詞作曲、アレンジまでもこなした『むちゅー◆あいどる(※◆は正しくは「ハート」)』を披露。アニメのMVと一緒の衣装を着た四谷が「こっから一緒に声を出してくれますか!?」と登場すると、大きな歓声が上がり、完璧なコールと口上で会場は1つになった。ここにいる全員がこの楽曲に“むちゅー”に。他のメンバーもものすごい盛り上がりに自分の事のように喜んでいた。

小堀はDJに挑戦。いきなりクラブに変化したフロアが湧き、『Lip Service』からOWVの『What you waitinʼ for』と曲を繋ぐと、海帆、太田、高橋が加勢し激しいダンスを披露。さらに会場が湧き、大きな歓声で包まれた。その後、機材トラブルがありながらも、THmeのコールに助けられ、最後は小堀が作った『SWEET』のKAWAII Remixでさらに一体に。トラブルに頭を抱えながらも「次、またリベンジします!」と意気込んだ。

西島はサングラスをかけて登場し、低く深い声でHIP HOPの『Blue』と『Kick Back』を披露。西島の声が活かされた、力強く、メロウなフロウで視線を集めた。OCTPATHのラップとはまた違ったラップで輝く声に、さらなる可能性を感じた人も多いはずだ。リハ中、メンバーがラップを覚えてくれて歌ってくれたことも報告した。

古瀬直輝「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
古瀬は、幼少期に『帰りたくなったよ』を歌う映像が流れ、それにインスパイアを受けた衣装を着て、歌い上げていった。夢を追い始めたころの自分を見つめながら、夢を叶え、さらなる大きな夢を追いかける古瀬の姿が一緒に映し出されていった。「大人になってから変わったところもあるけれど、ただ歌うことが好きな少年は今もずっと僕の中にいて、変わらない夢をいまも必死に追いかけています。この曲はあの少年に帰らせてくれる大切な曲です」と伝え、THmeの涙腺を刺激した。

その後、海帆がピンクにデコレーションされた大きなボックスをステージに運び入れると、そこからHARAJUKU KAWAIIをド直球に表現した栗田が登場。しなこワールドをリスペクトした“くりたver.”の『くりたワールド』を全力でパフォーマンス。 その高いエンターテイメント能力でTHmeを思い切り楽しませた。

OCTPATH、涙で愛伝える

「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
この日、8人のパフォーマンスでは、マイクスタンドで『雨』を披露。1人ひとりがしっかりと歌声を聴かせていった。ダンスパフォーマンスだけでなく、歌声だけでもしっかりと気持ちを届けられることを証明した。さらにこの公演では『Hands Up』を初披露。めまぐるしく変化していくダンスは、古瀬、海帆、そして太田によるもの。3人が分担して作ったというダンスは、それぞれの個性が色濃く出ていた。

ラストスパートは『Everlasting』『Carnival』『WAKEUP』など、激しくたたみかけるような圧倒的なパフォーマンスで魅了。それぞれが限界を決めることのない、気迫を感じるパフォーマンスは、ライブを重ねるごとに磨かれていくことを実感することができた。

「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
アンコールでは10月29日にハロウィン企画イベント『OCTPATH HALLOWEEN NIGHT 2025 〜トリック・オア・トリート〜』を開催することを発表。さらにこの日にはグループ初のアリーナ単独公演「SPARKLE」の映像も発売することを発表した。

栗田航兵「OCTPATH Showcase 2025~à la carte~」(C)YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.
最後に⻄島は、「今回は椅⼦に座っての参加でしたが、みんながアイコンタクトを取ってくれて、すごく嬉しくて、早く踊りたいなって思いました。早く怪我を治して踊れるように頑張るのでもうちょっと待っていてください︕」と話し、⼩堀は「今⽇の機材トラブルも、今年、全国ツアーができるレベルに達していない事実も悔しかったんですが、この悔しさをバネにして、駆け抜けていきたいと思います︕」と決意表明。

栗⽥は想いを⼿紙にしたため、「僕は毎回THme に会うのが最後かもしれないと考えて、全部出し切ろうって思うようにしています」「未来も過去も全部⼤切だけど、いま、⼤好きなTHmeと過ごせていることが幸せです。あなたの⼈⽣のなかにOCTPATHがいることが幸せです」と全⼒で愛を伝えた。古瀬は最後に涙ぐみながら「また8⼈とTHmeのことがもっと⼤好きになりました!」と話し、より愛を深めた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. OCTPATH、ハロウィンイベント開催決定【OCTPATH HALLOWEEN NIGHT 2025 ~トリック・オア・トリート】

    モデルプレス

  2. OWV&OCTPATH“2DAYSワンマンライブ”キービジュアル解禁 力強さ・華麗さを表現

    モデルプレス

  3. OWV&OCTPATHで史上初の試み ライブサプライズ登場で発表「もう1つの上のステージに」【MASHUP LIVE 2025 TWO THRONE】

    モデルプレス

  4. 8人組アイドルグループ・OCTPATH、公式Xでの誤投稿を謝罪「該当スタッフには然るべき処分を下します」

    モデルプレス

  5. OCTPATH、7thシングル「また夏に帰ろう」MV公開 “ストーリー性重視”過去の美しい記憶を描写

    モデルプレス

  6. OCTPATH、7th single「また夏に帰ろう」アートワーク公開

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 7月のカバーモデルはLE SSERAFIM

    特集

  2. “日本一かわいい中学一年生“を決める「中一ミスコン2025」開催中!

    特集

  3. “日本一のイケメン中学一年生”決める「中一ミスターコン2025」開催中!

    特集

  4. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  5. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  6. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  7. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  8. "史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介

    特集

  9. 国内作品見放題数2位!アニメ・お笑い・ドラマ・映画が充実!オリジナル作品も!

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    原因は自分にある。グループ最大規模ライブ2days完走 涙でパフォーマンス&サプライズ発表も【序破急ライブレポート・セットリスト】

    モデルプレス

  2. 02

    SKY-HI「60%のベストは手を抜いた100%には絶対に勝てる」不調訴えた参加者を激励【BMSG新オーディション「THE LAST PIECE」】

    モデルプレス

  3. 03

    「Mステ SUPER SUMMER FES 2025」ano・キンプリら第3弾アーティスト&パフォーマンス楽曲解禁

    モデルプレス

  4. 04

    乃木坂46金川紗耶、39thシングルアンダー曲センターに決定 タイトルは「不道徳な夏」

    モデルプレス

  5. 05

    ミセス大森元貴「Harmony」2回目開催に言及 初出し情報にメンバー驚き「どういうこと?」

    モデルプレス