IMP.“約7万5千人動員”初単独全国ツアー完走 一糸乱れぬダンスで魅了&ファンへのサプライズも【IMPERIAL LIVE TOUR 2025】
2025.04.13 20:00
TOBE所属の7人組グループ・IMP.が、初の単独全国ツアー「IMPERIAL LIVE TOUR 2025」のファイナル公演を、4月12日、13日の2日間にわたって千葉・市川市文化会館大ホールで開催。ここでは、12日公演の模様をレポートする。
IMP.初の単独ライブツアー、約7万5千人動員
IMP.初の単独ライブとなった同ツアー。全国18会場31公演で、約7万5千人を動員した。開演前、待ち焦がれた観客から“IMP.コール”が自然と沸き起こり、会場は早くも期待感に満ち溢れる。暗転後、壮大なSEと映像が流れ、スモークとレーザーの中から黒一色のワイルドな衣装に身を包んだ7人が登場。1人ひとりにスポットライトが当たる度に歓声が飛び交う中、ダークな雰囲気漂う「Out of Focus」でライブはスタート。しなやかなダンスと心地の良い低音で、初っ端から観客をIMP.の魅力に引き込んでいく。シャンデリアの割れる音を合図にスタートした、「BAM-BOO」で早くもエンジンは全開に。影山拓也が「行くぞ!」と叫ぶと、客席からは大きな声援が一斉に返ってくる。横原悠毅がアグレッシブな歌声を響かせたかと思えば、基俊介はパワフルな動きでステージを飛び回り、鈴木大河はクールな表情と洗練されたダンスを披露する。
続く「ROCKIN’ PARTY」で、さらにテンションは上昇。ステージ前方からCO2が勢いよく噴き出す中、迫力満点のダンスとボーカルを叩きつける7人。その勢いのまま「Into The Wild」へ突入すると、佐藤新が「一段と強くなって辿り着いたぜ、千葉!全力で来い!」と勇ましく煽り、メンバーのパフォーマンスにも、より熱がこもっていく。影山の力強い歌声や椿泰我の鋭いラップも飛び出し、松井奏は長い手足を活かしたダイナミックなダンスで魅せる。
息もつかせぬほど熱いオープニングだったが、その空気は佐藤と松井による「Go Crazy」で一変。2人が妖艶な表情を浮かべながら見つめあったりと、一気に大人っぽいムードに。また、松井が「なにしよっか?」と笑みを浮かべて問いかけ、佐藤が「めっちゃ甘えたい気分」と甘い台詞を囁くと、ファンからは大きな歓声が上がった。
そのまま「Masquerade」「Lady Dangerous」とチルなナンバーを続けて披露。静かなサウンドの中でも躍動感溢れるダンスと、吐息や指先にまで神経を行きわたらせたような繊細なパフォーマンスで観客を引き込んでいく。その後も、蝶々が飛び交う宇宙のような幻想的な映像をバックに届けた「Butterfly」、和のサウンドが印象的な「SYNERGY~以心伝心~」と多彩な楽曲を続けて投下していく。
IMP.から“撮影OK”のサプライズにファン歓喜
ポップで元気なナンバー「SHAKE ME UP」では、メンバーが1階席の通路に登場。観客と視線を合わせたり手を振ったりする度に、客席からは笑顔と歓声が。新曲「Cheek to Cheek」を披露した際は、なんとスクリーンに“撮影OK”の文字が表示され、思いがけないサプライズに歓喜する観客。彼らの最新のパフォーマンスをカメラに収めつつも、中毒性のあるキャッチーなメロディに合わせてペンライトを振って盛り上がった。MCでは、横原が手配したキッチンカーのクレープをみんなで食べたという話題に。鈴木と影山は2つもクレープを食べ、松井は自分のクレープをみんなに食べられてしまい、佐藤は至近距離でクレープを作るところを見ていたら顔にクリームがついたというキュートな裏話も披露され、会場は笑いに包まれた。その流れのまま、甘いバラードソング「Ice cream」へ。観客1人ひとりに向けられたような、心のこもった歌声がホールいっぱいに響き渡った。
ここで、IMP.オフィシャルYouTubeの撮影がサプライズスタート。ツアーを通して各地で様々な企画を撮影してきた彼らだが、今回はリコーダー演奏にチャレンジすることに。各メンバーが割り当てられた一音を担当し、全員で「幸せなら手をたたこう」を演奏するのだが、パフォーマンス中とは打って変わって失敗を連発。観客は爆笑しつつもあたたかい声援を送り、その声を受けて気合いを入れなおした7人は、何度目かのチャレンジで見事成功。会場は大きな拍手に包まれた。
IMP.、一糸乱れぬダンス&洗練されたボーカルで魅了
ステージセットの2階に影山と横原が登場して歌い始めたのは、2人のユニットソング「それでいい。」。温かく伸びやかな影山の歌声と、抑揚のはっきりした力強い横原の歌声が生み出す唯一無二のハーモニーは、切なくも優しく観客の心に染みわたっていく。続く「T.T.M.」では、基、鈴木、椿がエッジの効いたラップを叩きつけ、ギラついた視線で客席を射抜く。観客も懸命にペンライトを振って彼らの熱に応え、ライブのボルテージはどんどん上がっていく。「Tricky」で勢いをつけたあとは、「Breakthrough」、「NINNIN JACK」でさらに白熱したパフォーマンスを披露。一糸乱れぬ7人のグルーヴと力強いダンス、洗練されたボーカルで会場を魅了していく。疾走感あふれる「CHASE」を白いペンライトの海の中でエモーショナルに歌い上げたあとは、「CRUISIN’」、「SWITCHing」とキラーチューンを連発。ウィンクをするメンバーの顔がスクリーンに映し出される度、割れんばかりの歓声が沸き起こっていた。
興奮冷める間もなく、「ミチシルベ」へ突入。観客からは「Hey!Hey!」と力強いコールが飛び、ラストスパートへ向かって最高潮の盛り上がりを見せる。そして本編ラストは、グループ名を冠した大切な1曲「IMP.」。強い意志を示すような燃え盛る炎の映像を背負い、最後の最後まで情熱的な歌声を届けた。
鳴りやまない声を受けて始まったアンコールでは、なんとメンバーが2階席の通路に登場。あちこちから歓声が上がる中、「Backbeat」を歌いながら、前方から後方まで客席の隅々にまで足を運びファンと交流。幸せなムードでいっぱいになったところで、この日のラストソング「AKANESASU」へ。曲の終わりには、佐藤が「今日は僕らに幸せな時間をありがとうございました」と感謝の思いを伝え、影山が生声で「俺たちが!」と叫んだのを合図に、観客が「IMP.!」と全力で声を合わせる。感動的な一体感が生まれる中、金テープが盛大に降り注ぎ、締めくくりを祝福するような美しい光景と共に幕を下ろした。
なお、2月に開催された神奈川公演の模様は、プライムビデオで世界配信決定。5月2日より公開される。(modelpress編集部)
セットリスト
01 Out of Focus02 BAM-BOO
03 ROCKIN’ PARTY
04 Into The Wild
05 Go Crazy
06 Masquerade
07 Lady Dangerous
08 Butterfly
09 SYNERGY~以心伝心~
10 SHAKE ME UP
11 Cheek to Cheek※千葉公演のみ
12 (日替わり)How good we are/Ice cream
13 それでいい。
14 T.T.M.
15 Tricky
16 Breakthrough
17 NINNIN JACK
18 CHASE
19 CRUISIN’
20 SWITCHing
21 ミチシルベ
22 IMP.
<ENCORE>
01 (日替わり)DO IT!!!/Backbeat
02 AKANESASU
<W ENCORE>
01 Cheek to Cheek※千葉4/13 17時公演のみ
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