佐々木久美/撮影:上山陽介

日向坂46佐々木久美、約15分のスピーチで夢の変化と感謝伝える「坂道グループの一員になりたいと思って」【6回目のひな誕祭 DAY2/スピーチ全文】

2025.04.07 00:01

日向坂46が4月5日・6日、横浜スタジアムにて「6回目のひな誕祭」を開催。6日の公演では、佐々木久美の卒業セレモニーが行われた。

  

佐々木久美、約15分のスピーチで9年間を回顧

佐々木久美/撮影:上山陽介
白のスレンダーラインのドレスに、旅立ちを象徴するかのような羽のヘアコサージュを合わせたフォーマル衣装で登場した久美。「ドレスはちょっと小っ恥ずかしいって思っていたんですけれども、最後だしやっぱり着たい!と思って」と卒業セレモニー恒例のドレス衣装への思いを明かした。

スピーチでは「気持ちがいっぱい溢れてくると思うので、私が今思った言葉でお話しさせていただこうと思います」とメモを用意せず、率直な気持ちを口に。アイドルになったきっかけについて「乃木坂46さんや欅坂46さんが大好きで、坂道グループの一員になりたいと思って」と話し、「まさか受かるなんて思わなくて、記念受験のような気持ちで受けました」と振り返った。小さい時から夢がなかったという久美は、当時日向坂46の前身グループ・けやき坂46のオーディション受けて審査が進んでいくうちに「これが人生で初めて私が叶えたいって思えてる夢かもしれない」と思ったそう。一方で「だから受かった時、“夢叶っちゃった”って思ったんですね。また夢を探していかなきゃって思った」と吐露しつつ「グループに入ってみたら、本当に経験したことない色々なことを経験させていただけて、こんなに楽しい毎日ってあるんだって。すごくすごく本当に楽しくて、いつの間にかグループの夢が自分の夢になってました」と変化を語った。

佐々木久美/撮影:上山陽介
9年間様々な活動してきた中で、特に好きだったのがライブ。「皆さんそれぞれの生活があるのに、こうやって1つの場所に私たちのために来てくれて、いっぱい声を出して、いっぱいペンライトを振って楽しんでくれて、そういう時間が本当に本当に大好きでした」としみじみと話し、「私たちが活動を続けられているのは、色々な方のサポートがあったからで、この場を借りて皆さんに感謝を伝えさせていただきたいなと思います」と家族やメンバー、そして“おひさま”(ファンの呼称)に感謝と愛のメッセージを送った。

およそ15分のスピーチ終盤、久美は「泣いちゃうかなって思ったけど、気持ちが強すぎて、強い眼差しで喋ってしまいました(笑)」とにっこり。「本当に約9年間、日向坂46、けやき坂46として活動できた時間、一生の宝物です。皆さん、今まで本当に本当にありがとうございました」と改めて思いを伝えた。

佐々木久美、キャプテンとしてグループ牽引

佐々木久美/撮影:上山陽介
久美は1996年1月22日、千葉県生まれ。2016年5月、けやき坂46のオーディションに合格し、一期生として加入。2018年6月、グループのキャプテンに就任。2023年11月8日リリースの2ndアルバム「脈打つ感情」のリード曲「君は0から1になれ」ではセンターを務めた。また、スラリとしたスタイルを活かし、アイドル活動と並行してファッション界でも活躍。2019年2月から「Ray」(主婦の友社)の専属モデルとなり、2025年5月号まで約6年間活動した。

日向坂46「6回目のひな誕祭」

佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈 /撮影:上山陽介
「ひな誕祭」は日向坂46のデビュー日である3月27日を節目として開催されてきたグループのメモリアルライブ。6回目となる今回は、2023年、2024年に引き続き横浜スタジアムにて開催。2日間で日向坂46名義の楽曲を全曲披露するという初の試みとなった。5日は一期生・佐々木美玲の卒業セレモニーの他、新メンバーとなる五期生10人がファンの前に初めて登場。6日はキャプテンとしてグループを長年引っ張ってきた一期生・佐々木久美の卒業セレモニーが開催され、サプライズで既にグループから卒業したけやき坂46からの一期生メンバーが駆け付け、グループ6周年を祝った。(modelpress編集部)

佐々木久美スピーチ全文

今日のことがあまり考えられなくて。「ひな誕祭」全曲披露という最後に素敵な機会をいただいて、自分の卒業セレモニーもこんな素敵な場所でやらせていただけるってことを聞いたんですけど、なかなか現実味がなくて。この瞬間のこともなかなか考えられなくてここまで来てしまいました。でも、気持ちがいっぱい溢れてくると思うので、私が今思った言葉でお話しさせていただこうと思います。

私がアイドルになったきっかけは、乃木坂46さんや欅坂46さんが大好きで、坂道グループの一員になりたいと思って。でもまさか受かるなんて思わなくて、記念受験のような気持ちで受けました。小さい時から自分の夢っていうのをあまり浮かべることができなくて、本当に夢がないなって思いながら20年間生きてきたところで、当時、けやき坂46のオーディション受けて、どんどんどんどん2次、3次って審査が進んでいくうちに、これが人生で初めて私が叶えたいって思えてる夢かもしれないって。だから受かった時、“夢叶っちゃった”って思ったんですね。また夢を探していかなきゃって思ったんですけれども、グループに入ってみたら、本当に経験したことない色々なことを経験させていただけて、こんなに楽しい毎日ってあるんだって。すごくすごく本当に楽しくて、いつの間にかグループの夢が自分の夢になってました。

そうしているうちに早、約9年が経ってしまったんですけれども、もう本当に色々なことをこの9年間で経験させていただきました。そんな中でも私が大好きだったのが、ライブです。こんなにたくさんの皆さんと同じ時間を過ごすことができて、皆さんそれぞれの生活があるのに、こうやって1つの場所に私たちのために来てくれて、いっぱい声を出して、いっぱいペンライトを振って楽しんでくれて、そういう時間が本当に本当に大好きでした。私たちが活動を続けられているのは、色々な方のサポートがあったからで、この場を借りて皆さんに感謝を伝えさせていただきたいなと思います。

まず家族のみんなへ。私は本当に恥ずかしい29歳なんですけど、未だに結構反抗期で(笑)、自分の仕事のことは一切何も話さないし、連絡も5回に1回ぐらいしか返さないし、すごくこんな娘を持って家族は苦労したと思います。家族の支えがなかったらここまで絶対にやってこられなかったので、いつも勝手に家に来てご飯作ってくれたり、お風呂予約してくれたり、そういう小さい些細なことだけど、私はそれがすごく嬉しくて。こっそりいっぱい雑誌買ってくれたりとか、そういうのもすごい嬉しくて。急にお母さんがミーグル来たりとか、それも「何で来てるの?」とか言ってるけど、本当はすっごい嬉しかったです。この9年間、本当にありがとう。

そして私、友達のみんなにも支えられて。日向坂46っていう場所はグループですごく特殊な関係だと思うんですけど、どんな時でも友達がありのままの佐々木久美でいさせてくれて、今日もわざわざファンクラブ入って自分で席取ってきてくれたりとか、本当にみんなの愛にたくさん支えられました。ありがとう。これからも友達でいてください。

そして、この日向坂46の活動に関わってくださっているすべてのスタッフの皆さん。メンバーが迷うことがあっても色々なことに常にチャレンジさせてくれて、素敵な機会をいっぱい与えてくれて、そんなスタッフさん方の期待に応えたいって私たちも頑張ることができて、本当に本当に感謝しています。自分の生活時間を削ってまで、私たちのために昼夜問わず動いてくださって、本当にありがとうございます。これからも日向坂46のことお願いします。

そして、メンバーのみんな。裏で見てるのかな?私は本当にみんなのことが大好きで、もう大好きで大好きで仕方がなくて。ちょっとしんどいなって時も、楽屋に行ってみんなと話しているとすごい元気が出るし、毎日助けられています。

五期生のみんなへ。まず、日向坂46に加入してくれてありがとう。これから大変なことがたくさん待ち受けていて、自分の力だけではどうにも立っていられないって時ももしかしたら来るかもしれないけど、頼もしい先輩たちがいっぱいいるし、こんなに優しいおひさまの皆さんが優しく見守ってくれてるから、自信を持って突き進んでください。応援してます!

そして四期のみんな。いつも「久美さん!久美さん!」ってちっちゃい子みたいにワー!ってお話しに来てくれて、それがすごい嬉しかったし、どんなに忙しい時でもみんなすごい元気で、四期生のライブとかも観に行かせてもらって、私達が忘れかけていたものを思い出させてくれて、本当にみんなには感謝しています。これからも4期生らしく一体感突き進んでください。

そして三期みんな。何年経ってもずっと加入当初のまま変わらず、むしろみんなの愛が増していくのをすごい見ていて、本当に本当グループのことが大好きで大事なんだなっていうのがみんなの活動から伝わってきます。そんな三期生が大好き。これから三期の4人がグループの中心となって日向坂46を担っていくと思います。自信を持って、自由に活動していってね。ずっと応援しているし、いつでもずっと味方です。

そして二期生のみんな。みんなはもう一緒にいすぎて同期ですね。二期生がいなかったらここまで来られなかったし、本当にあの時みんなに出会えてよかったです。もう1人1人がスーパーパワーを持っている二期生だから何も心配することはない。もし何か迷うことがあったら、こんな私でよければ、いつでも駆けつけるので呼んでください!

そして同期のみんな。今日もステージに駆けつけてくれてとっても嬉しかったです。みんなに出会えてなかったら、私の人生はきっとこんなに色づくことはなかったと思います。出会ってくれて、同期として活動してくれてありがとう。大好き!

そして何よりも感謝を伝えたいのがおひさまの皆さんです!皆さんが掛けてくださる言葉、支えてくださる力、偉大すぎて、私達は何度も何度もおひさまの皆さんに助けられてきました。時には心配させてしまうこともあったかもしれないけど、いつでも信じて一緒に前を向いてくれて本当にありがとうございました。皆さんがいたから日向坂46は間違いなくここまで来られました。本当にありがとうございます。皆さんよく「これから幸せになってね」って言ってくれるんですけど、私は今が1番幸せです。こんなにたくさんの方が駆けつけてくれて、配信でも見てくださっている方がいて、こんな幸せはもう一生超えることがないと自信を持って言えます。こんなに幸せな時間を本当にありがとうございます。

伝わったかな?みんなに気持ち。泣いちゃうかなって思ったけど、気持ちが強すぎて、強い眼差しで喋ってしまいました(笑)。本当に約9年間、日向坂46、けやき坂46として活動できた時間、一生の宝物です。皆さん、今まで本当に本当にありがとうございました。
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