「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta

第3期BiS、解散ライブで5年半の活動に幕「今日ほど時間が惜しい日はないです」割れんばかりの歓声上がる 【Finale of third BiS】

2025.01.13 11:03

WACK所属の5人組グループ・BiSが1月12日、東京・日比谷公園大音楽堂にて解散ライブ「Finale of third BiS」を開催。約5年半の活動に幕を下ろした。

  

BiS、解散ライブ開催

「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta
第3期BiSは、第2期BiS解散に伴い実施したオーディションを経て、2019年6月に活動スタート。BiS伝統の200km駅伝をはじめ、過激なプロモーションで活動を行い、2020年のコロナ禍でも、ネット上で、クレーンゲームや販売場所を明らかにしない宝探し的なCD販売方法を行うなど、BiSらしい活動をメンバーの加入・脱退を繰り返しながら継続していたが、2024年4月より、グループの初心に立ち返るため、"自給自足"として、グループの運営業務をメンバーが兼務する体制を取り、活動を続けたが、「現体制の活動継続が難しい」という判断を下し、2025年1月12日のワンマンライブ「Finale of third BiS」をもって、解散した。

「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta
第3期BiSのフィナーレとなる、東京・日比谷公園大音楽堂には、会場を埋め尽くす研究員(BiSファン総称)が集まった。日が落ちはじめた頃に、メンバーがステージ後方より勢いよく登場し、グループ結成当初からの人気楽曲「LET'S GO どうも」からライブの幕は上がった。

いつもと変わらないBiSメンバーはライブの開幕から全力で駆け抜けていく。ヒューガーが「世界一熱くなる準備、出来てますか!?ハジからハジまで飛べ!!!」と叫ぶと、「DA DA DA DANCE SONG」がスタート。その熱狂のまま「teacher teacher teacher」に突入し、ライブでの人気楽曲を連続投下すると、研究員のボルテージも天井知らずに上昇していく。

「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta
ここで、「私たち、新生アイドル研究会、BiSです!!」と挨拶し、クレナイ・ワールズエンドが会場のボルテージを更に上げるべく研究員の声出しを促すと、会場から歓声が上がる。トギーの絶叫が会場にこだまし、キラーチューン「テレフォン」を投下すると、研究員の歓声が爆発した。

その後、第3期BiS名物の“スクワット”を取り入れた「thousand crickets」に突入。1月の寒空の中でも会場は熱気を帯び、日比谷野音が汗ばみ始めた。間髪入れず、イコ・ムゲンノカナタのシャウトが空間を切り裂くと「FUCKiNG OUT」でライブの勢いが増した。

ヒューガーは「今日ほど時間が惜しい日はないです。でも、だからこそ、その一瞬一瞬を大切にしたい」とMCで話し、人気曲「BASKET BOX」、「LOVELY LOVELY」、そして、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUND)、ナカコー、AxSxEプロデュース曲を渾身のパフォーマンスで披露していく。

BiS、メンバー1人ひとりが心境語る

「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta
ライブの終盤は、エモーショナルなブロックとなり、フルカワユタカプロデュース曲「なまえをよんで」で、研究員が肩を組んで一体感を高め、「this is not a love song」「つよがりさん」では、会場から涙が溢れた。

続く、Age Factoryプロデュースの「R.U.N」では会場全体が拳を突き上げ、本編ラストとなった「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」では、ここまでに揺さぶられ続けた感情が、BiSメンバーも含め爆発。メンバーがステージを降りると、会場には割れんばかりのアンコールコールが響き渡り、メンバーが再びステージに登場し、解散を迎えたBiSメンバーがそれぞれ想いを話した。

「改めて今日は日比谷野音に来て下さりありがとうございます。 野音という大きな場所で解散ライブができること、本当に感謝しています。 歴代繋いでくださった先輩たちや応援してくれた研究員のおかげで、今のBiSがあるし、私が存在しています。 普通に生きていたら得られない経験や、感情など沢山のものをいただきました。今日ここに立って言えることは、BiSに出会って、BiSを好きになって、本当に良かったです。そしてたくさんの研究員に応援してもらえてすごく幸せでした。少しでもみんなの人生をハッピーにできていたなら私はBiSにいて良かったなって思えます。 研究員には、これからも笑顔で毎日を過ごして欲しいです。約2年間応援してくれてありがとうございました」(クレナイ・ワールズエンド)

「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta
「研究員はいつもそばにいてくれて、受け入れてくれて、名前をたくさん呼んでくれて、イコ・ムゲンノカナタに育ててくれて、本当にありがとうございました。このメンバーと研究員と創るこの空間が本当に大好きで、約2年間、BiSとして生きられて本当に本当に幸せでした。今日が研究員とつくる最後の思い出になります。淋しい思いをさせてしまうかも知れないけど、ずっと笑顔で幸せにいてほしいです」(イコ・ムゲンノカナタ)

「約2年ちょっとという決して長くはない期間だったけれど、楽しいことも幸せなことも悲しいことも苦しいことも数えきれないほど経験させてもらいました。 研究員が居たから、今の私たちがここに居ます。 どれだけ離れていても、同じ音楽を愛して、同じBiSという存在を愛して、今日まで一緒に生きて来れて本当に幸せでした。笑った顔も泣いた顔も沢山見せてくれてありがとう。 私たちと出会ってくれてありがとう。 今まで、本当にありがとうございました!」(ヒューガー)

「解散発表をしてから今日まで、BiSで過ごした時間を振り返って、色んな気持ちを整理しながら過ごして来ました。 BiSで過ごした時間は楽しいことも幸せなこともたくさんあったけど、どうしようもない気持ちになることもありました。 普通に生きていたら経験できない、BiSに出会って、研究員に出会ってなければ知らなかった感情をたくさん知ることができました。この先、生きて行く中で心が折れそうになったとしても、 BiSで活動した時間や研究員のことを思い出して前向きに生きていけるかなと思っています。みんなから貰ったたくさんのものを大切にして、全部忘れないでこれからも生きていきます。 みんなにとってもBiSを応援したこと、研究員だったことが幸せな記憶になっていたら嬉しいし、こうやって出会えたみんなには笑顔で健康でいて欲しいなって思っています」(ナノ3)

「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta
「本当はBiSで叶えたかった夢がまだまだたくさんあったんですけど、5年間、研究員と一緒に駆け抜けてきた毎日を思い出してみたら、楽しかった思い出でいっぱいでした。研究員にとってBiSが力だったり、何かになれていたら、今日ここまで続けて来れて本当によかったと思います。みんな、今日は楽しかったですか?(歓声後)うれしー!これからもね、BiSも研究員も人生はながーく続いていくので、好きなことをして楽しく幸せに生きていってほしいです。私たちも絶対に幸せに生きていくのでみんなで楽しく生きようねー。今日まで本当にありがとうございました!」(トギー)

「Finale of third BiS」撮影:sotobayashi kenta
BiSメンバーそれぞれの個性が溢れたMCが終わると、コロナ禍を迎え、BiSにとって、重要な意味が込められた名曲「TOUCH ME」、第3期BiSの後期を代表する「Sakura」をパフォーマンス。そして、「CURTAiN CALL」、第3期BiSの代表曲「STUPiD」を力の限り歌い上げ、約5年半に及んだ、第3期BiSの活動は、幕を閉じた。(modelpress編集部)
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