なにわ男子「Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ‘+Alpha’」台北公演(提供写真)

なにわ男子、初のアジアツアー開幕 サプライズ&ファンへ感謝の手紙…台北2公演で2万人動員【Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ‘+Alpha’/ライブレポ】

2024.12.02 04:00

なにわ男子の初のアジアツアー「Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ‘+Alpha’」が11月30日から12月1日、台北・TAIPEI ARENAにてスタート。本記事では、2日目の公演の模様をお届けする。<ライブレポート※ネタバレあり>

  

なにわ男子、現地語で挨拶

なにわ男子「Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ‘+Alpha’」台北公演(提供写真)
高さと傾斜のある3階席まで、なにふぁむ(※なにわ男子のファンネーム)が埋め尽くした台北アリーナ。7色のペンライトが広がる会場から「なにわ!男子!」コールが自然と湧き起こる。その声が次第に大きくなっていく中、迎えた開演時間。多くの名作クラシックをサンプリングした迫力のサウンド、そして圧巻のレーザー照明演出が融合した宇宙空間に次々にメンバーが映し出された。

そのメインモニターが左右に開き、スモークの中、中央階段の上に7人の姿がせり上がる。ブラック地にメンバーカラーの装飾が施されたロングジャケット(※アジアツアーのために用意された、長尾謙杜プロデュースの新規衣装)をまとった彼らを、11,000人のファンの大きな歓声が包み込んだ。

凄まじい熱気と高揚感の中、道枝駿佑が叫ぶ「ダージャーハオ!僕たちが浪花男子です!(このフレーズ含む冒頭は現地語で挨拶)今から、俺たちがスペーシーでスペクタクルでスペシャルなライブを始めるから!」が狼煙となり、台北公演最終日の幕が上がった。訪台を待ち続けたファンの想いと初のアジアツアーにかけるメンバーの気迫が溶け合い、高揚感が爆発したオープニングブロック。メンバーが現地の言葉も交え煽り呼びかけ、5曲ノンストップ歌唱で“+Alpha”の世界観へと誘った。

そして、再びメインステージで集結し7人から最初の挨拶では、大西流星の「皆さん!なにわ男子のことが好きですか?じゃあ、僕が『せーの!』って言ったら、『なにわ男子、大好きー!』って言ってください」に大きな「大好き!」が。最後に、西畑大吾が「なにふぁむー!」と何度も呼びかけ、「最後までその調子で僕たちについてきてください!それでは『Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024 2024+2025‘+Alpha’』 Let’s get started!!!」と高らかに宣言し『I Wish』でキラキラな“THE アイドル”を見せつけた。

また、グループ初の挑戦となったユニット曲を披露する一幕も。『ウルリルラリラリ(長尾・高橋恭平・大橋和也)』はカラフルサイケな衣装と映像演出、中毒性あるサウンドと高速ラップにも挑戦した、“チーム・ポジティブ”によるポジティブソング。ラストには次曲へとつなぐ小芝居を展開し笑いを誘う壮大な前振りブリッジもあった。『恋やけどめ(西畑・大西)』は前ユニット曲のラストで“宇宙から落下してきた、めちゃめちゃキュートでクールな2人組”という前振りを受け、キュートに相合傘で登場。大西の「大好きだよ」、西畑の「僕じゃダメ?」のセリフパートを現地の言葉で囁き、会場を大いに沸かせた。『Precious One(道枝・藤原丈一郎)』はシンプルで暖かなライティングの中、道枝のギターと藤原のブルースハープの切なさを加速させる失恋バラードで観客を魅了した。

さらに、巨大メンバーバルーンで驚かせた『Happy Happy Birthday!!』では、メンバーカラー&顔イラスト入りのバルーン7個がアリーナに投入され、観客の協力を受けながら一番早くバルーンをゲットしゴールに運び切った“1人しかケーキ食べられないゲーム”で盛り上がりを見せた(※同日の勝利者は、初日に続き2度目となる道枝)。

他にも、なにわ男子を語る上で欠かせない人気楽曲『ダイヤモンドスマイル』をアジアツアーで初お披露目するほか、会場⼀体となって大合唱の『サチアレ』など多様なパフォーマンスで盛り上げる。“なにわ”メドレーでは、7人⼀緒に花道を練り歩くスタイルで会場の隅々にまで全⼒で届け切った。

なにわ男子、台湾ファンに感謝の手紙

なにわ男子「Naniwa Danshi ASIA TOUR 2024+2025 ‘+Alpha’」台北公演(提供写真)
ここで、メンバーから「台湾のなにふぁむの皆さんへ、お手紙を書いてきました!」と感謝の手紙が贈られる。たどたどしいながらも丁寧に懸命に言葉を読み上げるメンバー。その間、読み上げるメンバーカラー⼀色に会場が染まり、熱心に耳を傾けるなにふぁむから⼀つ⼀つのフレーズにも大きな歓声が上がり、その反応でちゃんと伝わっていることが分かり嬉しそうに会場を⾒渡すメンバーの姿も。そんな温かなやり取りが作り出す多幸感あふれる光景が広がった。

改めて道枝から「寂しくなったら僕たちの⾳楽を聴いてください。僕たちはすぐそばにいます。すごく素敵な2日間でした。また会えることを祈って。それでは最後の曲です、聞いてください」とのメッセージと共に送り出されたのは『初心LOVE(うぶらぶ)』。日本ツアーのオープニングを飾ったオーロラスパン(長尾プロデュース/1人3万個の⽯が装飾されている)⾐装をここに投⼊し、道枝の「ねぇ、今もだよ」のセリフ、そしてラストのサビを現地語バージョンで歌うサプライズに会場から歓喜の歓声が沸き起こった。

メンバーがはけた会場に「なにわ!男⼦!」コールが響き渡ると、「アンコール謝謝!」「ありがとうね」と再び7⼈がステージに姿を現した。「それでは最後に、僕たちの名前を⼤きな声で叫んでください!」と西畑が呼びかけ、マイクを通さず生声で届ける「俺たちが〜!なにわ〜!!」に、盛⼤な「男子〜!!!」が台北アリーナに響き渡りフィナーレ。初⽇に続き、台北2日目公演も盛況のうちに閉幕となった。

しかし、すかさず起こる「なにわ!男⼦!」コールが鳴り⽌まない。特⼤のコールに応え、再度ステージに登場した7⼈は「皆さんのコールのおかげで、もう⼀度ステージに戻ることができました!」と挨拶した⼤⻄の呼びかけで、みんなで“ちゅきちゅき”ポーズ、からの『ちゅきちゅきハリケーン』を⼀体となって歌唱し幕を閉じた。

台湾なにふぁむの7人への大きな愛情と熱量を感じた約2時間半、歓声に包まれ続けた7⼈の幸せそうな笑顔が印象に残る台湾公演となった。なお同公演は、11月30⽇、12⽉1⽇の2⽇間2公演で22,000⼈を動員した。(modelpress編集部)
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