ジャンプ力が高いTravis Japan(左から)七五三掛龍也、川島如恵留、松倉海斗、宮近海斗、松田元太、中村海人、吉澤閑也(提供写真)

Travis Japan、辰年でも“トラ尽くし”熱狂ライブ開幕 海外志向「スマホ撮影OK」パフォーマンスも<ライブレポ>

2024.01.05 04:00

Travis Japanが4日、横浜アリーナにて1stアルバム「Road to A」を引っ提げた全国アリーナツアー「Travis Japan Concert Tour 2024 Road to Authenticity」の初日公演を開催。昼公演の様子をレポートする。

  

Travis Japan、辰年でも“トラ尽くし”熱狂ライブで2024年幕開け

オープニングは全員サングラスで登場したTravis Japan(左から)吉澤閑也、松倉海斗、中村海人、宮近海斗、七五三掛龍也、松田元太、川島如恵留(提供写真)
ツアータイトルにある“Authenticity”とは、「信ぴょう性、信頼性、真正性、本物・真実であること。」という意味で、”エンターテインメントの真髄”を追い求めていくTravis Japanの姿勢の現れだ。今回1stアルバムにして集大成となったアルバムに込められた、”嘘偽りのないTravis Japanの全て”を、コンサートで体現していく。地震の影響で中止となった新潟公演を除き、全国7都市26公演、28万人を動員予定。今回のライブ演出は、メンバーの川島如恵留が務めている。

オープニングは、地上6m50cmの高さのゴンドラから、きらびやかでカラフルな衣装を身に纏い登場し、ダンスナンバー「DRIVIN’ ME CRAZY」で幕開け。「横アリ騒げ~!」「横アリ!あけましておめでとうございます~!!」と新年の挨拶とともに煽ると会場はヒートアップ。続けてジュニア時代からの代表曲「夢のHollywood」の英語ver.である「My Dreamy Hollywood」、そしてデビュー曲「JUST DANCE!」と畳み掛け、出だしから熱気は最高潮に。

センター席後方まで動くムービングステージを駆使して、360度対応のパフォーマンスで盛り上げるTravis Japan。「REMIX DANCE NUMBER」では、ソロダンスやメンバーそれぞれの個性あふれるパフォーマンスを組み込みながら自己紹介。松田元太の「しんがきんねん!」(※謹賀新年)に松倉海斗も「しんがきんねん!」と続け、七五三掛龍也は「俺らに会いたかった!?」と甘い呼びかけ。吉澤閑也が「今年も幸せな思い出作りましょう」と言えば、川島も「今日はここにいるみんなと、Travis Japan7人で、今年一発目だから気持ちを高めて最高の思い出を作りましょう」とメッセージ。中村海人は「このRoad to Authenticityは僕たちがこれから目指す道だったり、僕たちが本当の一番になれるように作ったコンサートです」と紹介しながら、「みんな俺らに付いてこれる!?俺らに負けない!?OK!じゃあ今日はその調子で、1日よろしく!」とコール&レスポンスで沸かせ、最後に宮近海斗は「ピロピロブンブン!ほら、恥ずかしがらないで~!」と煽って盛り上げた。

2ndブロックでは、輝かしいゴールドのスーツで、巨大スロープLEDから登場。宮近は「辰年のTravis Japanですが、今年も寅年で頑張ります!」とユーモアたっぷりに意気込み、まるでブロードウェイのような煌びやかなステージでステッキパフォーマンス&タップダンスを織り交ぜながら「夢のHollywood」を披露。昨年のツアーでも登場したトラッコ(トロッコ)が、メンバーそれぞれのスタイルでお色直しされパワーアップ。センター席の端から端までを縦横無尽に駆け巡り、ファンと至近距離で触れ合いながら「Keep On Smiling」を披露した。

Travis Japan「俺らCDデビューしたよ~!」ファンに報告

MC中の元気なTravis Japan(左から)吉澤閑也、松倉海斗、七五三掛龍也、宮近海斗、松田元太、中村海人、川島如恵留(提供写真)
これまでデジタルシングルとして楽曲を配信していたTravis Japanだが、2023年12月20日に1stアルバム「Road to A」で初となるCDをリリース。MCでは七五三掛が「ファンのみんなに伝えたいことがある」と切り出し、「俺らCDデビューしたよ~!!!」とファンへ喜びを報告。拍手に包まれるなか、「ファンの皆さんと僕たちで誓った夢だったので、これを叶えられたのは、ファンの皆さんがずっと一生懸命応援してきてくれたから。本当に皆さんに感謝だなと思います」と感謝を伝えた。

Travis Japan(左から)宮近海斗、吉澤閑也、七五三掛龍也、松田元太、中村海人、松倉海斗、川島如恵留/松田元太が代表して2024年の抱負を書き初めで発表(提供写真)
また、松田が今年のグループの抱負として書き初めで「周(しゅう、まわる)」と発表。「このツアーもそうだし、ちゃんと走りきりたい思いもあるし、今後いろんな国、いろんな場所で、自分たちの夢が叶えられたらいいなと、Travis Japanの思いを込めてこの漢字を書きました」と紹介した。川島は新潟公演の中止を伝えるとともに、「振り替えを僕たちも頑張って作ろうとしているんですけど、確約はできませんが、可能な限り自分たちの公演、そして皆様にエンターテインメントを届けていけるように頑張りますので、今年も1年よろしくお願いいたします」と真摯にコメントし、「会場に募金箱もございますので、もしよろしければお気づきの方は募金いただけたら。全額寄付させていただきますのでよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

Travis Japanの2024年の抱負は「周」!「TJ」は松田元太の手形(左から)吉澤閑也、宮近海斗、七五三掛龍也、松田元太、松倉海斗、中村海人、川島如恵留(提供写真)
その後行われた公開記者会見では、各メンバーが個人の抱負を語る場面もあった。

Travis Japan、初のユニット曲披露 三者三様ステージ

MC明けの3rdブロックでは、「Road to A」(FC限定盤)に収録された、グループとしては初の試みとなるユニット曲へ。まずセンターステージにて、松田・松倉の“松松コンビ”が2人で作詞作曲に取り組んだ「Bro :)」を、向かい合いながらギター弾き語りで披露。松田はギター初挑戦となり、2人の過去の写真を映し出すエモーショナルな演出でファンを魅了。続いてムービングステージでは、宮近・川島のユニット曲「Day Off」(作詞:宮近・川島、作曲:川島、振り付け:宮近)を披露。直筆の歌詞がLEDに映し出された。さらにメインステージではクールなダンスナンバー、中村・七五三掛・吉澤のユニット曲「Paranoia」をパフォーマンス。三者三様のステージで魅せた。続いて、モノトーンの衣装に身を包み、全員でアルバム収録の新曲「Till The Dawn」へ。巨大スロープLEDを駆使した大迫力のパフォーマンスを届けた。

Kis-My-Ft2千賀健永が手掛けた衣装を着こなすTravis Japan(左から)吉澤閑也、松田元太、川島如恵留、宮近海斗、七五三掛龍也、中村海人、松倉海斗(提供写真)
4thブロックでは、Kis-My-Ft2の千賀健永が手掛けた衣装で登場。Travis Japan真骨頂のダンス全開で、ダイナミックな演出とともにライブのラストスパートを駆け抜ける。振り付けとレーザービームが同期した「Moving Pieces」、スモーク演出の「99 PERCENT」、火柱演出の「Love Tag」とファンを一瞬たりとも飽きさせない。「Lock Lock」「Love Tag」は千賀による振り付けとなっている。ラストスパートを駆け上がり、ボルテージ最高潮の中、Travis Japanがゲームキャラクターと化した映像が印象的なアルバム「Road toA」のリード曲「LEVEL UP」を披露し、本編は幕を閉じた。

アンコールはスマホ撮影OKのパフォーマンス 新たな発表も

アンコールでは、宮近の「皆さんにお土産を持って帰ってほしいと思います!」との声により、海外アーティストのライブでも行われているスマホ撮影OKなパフォーマンスを用意。会場からは大歓声が沸き起こり、海外での活動を意識したTravis Japanならではのステージでファンを楽しませた。

また「Road to A」の日本語収録楽曲全13曲を全編英語詞にて再収録し、20曲目には、Sam Feldtがremixを手掛けた「LEVEL UP(Sam Feldt Remix)」を収録した20曲を「Road to A -Global Edition-」として2月12日に配信リリースすることを発表。サプライズ尽くし、盛りだくさんの内容で新年の幕開けを飾った。

なお、今回の横浜アリーナ公演は3日間6公演で9万人を動員予定。(modelpress編集部)
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