Travis Japan/(左から)松倉海斗、松田元太、吉澤閑也、宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留(C)邑田卓也

Travis Japan、デビュー後初のツアー完走「待っていてくれてありがとう」全38曲で唯一無二のパフォーマンス披露<セットリスト>

2023.03.13 19:24

Travis Japanが12日、神奈川・ぴあアリーナMMにてデビュー後初のアリーナツアー『Travis Japan Debut Concert Tour 2023 THE SHOW~ただいま、おかえり~』の最終公演を開催。全38曲を唯一無二のパフォーマンスで披露した。

  

Travis Japan、デビュー後初のコンサートツアー完走

同グループが「JUST DANCE!」でCapitol Recordsより全世界デビュー後初となる同ツアー。愛知、福岡、新潟、大阪、神奈川の全国5都市計23公演にて計約23万5000人を動員し、9日から4日間行われた同会場での公演では、全7公演にて計7万人を動員した(1公演あたり1万人を動員)。

LEDスクリーンに映し出されたステージを覆う深紅のビロード調のカーテン。花道にはレッドカーペットが敷かれ、その先のセンターステージ上空に浮かんでいる地球を模した球体。客電が落ち、カウントダウンがスタートし、それがゼロになった瞬間、待ちに待った彼らのデビューコンサートがスタート。

カーテンが開くと、そこにはリムジンに乗り込んだタキシード姿の7人。オープニング曲『The Show』の歌唱中、背景のスクリーンに映し出される留学先ロサンゼルスの景色。その中を颯爽と走り抜け、最後に到着したのは東京。スクリーンにアップになった宮近海斗が「ただいま!」と言えば、ファンは「おかえり!」と彼らを温かく迎え入れる。彼らのデビュー曲『JUST DANCE!』をファンの前で披露するのは、このツアーが初。この瞬間を待ちわびていたファン、そしてメンバーの喜びがぶつかり合う、とてもエモーショナルな場面となった。

川島如恵留&松田元太のセッション、宮近海斗・中村海人・吉澤閑也らは華麗に舞う

今回のステージは、オープニング後は大きく4つのブロックに分かれており、最初は『Hollywood』。赤のベロア衣装に身を包み、ジャニーズJr.時代の代表曲『夢のHollywood』を披露。「いつか現地で歌いたい!」と半ば夢物語として語っていた彼らが、全米人気番組『America’s Got Talent』出演でその夢を現実化。メンバー、ファンにとっても強い思い入れのある1曲だ。このセクションでは、川島如恵留のピアノ&松田元太による即興のセッションなどもあり、ファンを大いに沸かせた。

続く『Electronics』セクションでは、様々なLEDとリンクした演出が目白押し。宮近&中村海人による『FIRE!!!』(Kis-My-Ft2の北山宏光&藤ヶ谷太輔曲)では、この曲のために新調したという金と銀の衣装が照明に眩しく光り、続く『PINEAPPLE』(V6曲)ではメインのダンスを吉澤閑也が華麗に舞う。「自分たちのオリジナル曲でミックス曲を作るのが夢だった」という川島が作った『GET ALIVE』と『LockLock』をミックスした曲では、LEDの小型パネルをバックに華やかな光と共にパフォーマンス。メンバー紹介ソング『Unique Tigers』などでは彼らの愛称・トラジャにちなみ、虎の形をした“トラッコ”に乗ってファンとコミュニケーションを取る姿も見られた。

Travis Japan、和のステージ&ノンストップパフォーマンスで魅了

MCでは「気持ちいい~!」、「ペンライトがめちゃくちゃきれい!」、「今日が最終公演なんて早すぎない!?」とコンサートを心から楽しんでいる様子が伝わってくる。新CMが決定したことが発表されたり、ファンにとってもうれしいニュースの連続に「こういうお知らせができることがうれしい」と、現在の幸せを噛みしめていた。

後半は3つめのブロック『JAPANESQUE』からスタート。白をベースにした衣装は、着流し風や陰陽師風と7人7様の和を意識したものに。『VOLCANO』は松田の和太鼓演奏も加わり、和バージョンに変身。彼らの初主演舞台『虎者』の名曲『Namidaの結晶』では大量の羽が降り注ぐ演出も。その羽が残るステージで披露された、川島&松田による『君だけに』(少年隊曲)では、アメリカでのレッスンで腕を磨いたコンテンポラリーダンスを披露。舞い落ちた羽が宙を舞い、LEDに映し出される美しい満月とあいまって、とても幻想的なシーンに仕上がっていた。

最後のブロックは『street』。今までとはガラリと雰囲気が変わり、スーツ衣装の多い彼らにしては珍しいスタジャン姿というカジュアルな衣装で登場した七五三掛龍也&松倉海斗は、『LET’S MUSIC』(Sexy Zone曲)を、全身がバネのようにはじけるストリートダンスを披露。このブロックの目玉は『WORLD OF DANCE』で全米4位、全世界9位に輝いた圧巻のメドレーパフォーマンス。大会でもアイコンだった狐のお面や扇子を使ったパフォーマンスをノンストップで魅せ、踊りきったあとは肩で息をしながら円陣を組み互いを称え合い、ファンからも大きな歓声が。メンバー1人1人がファンへの感謝、想いを伝え、改めて「ただいま!」、「おかえり」のコール&レスポンス。そのままラストソング『JUST DANCE!』へと続き、数え切れないほどの「ありがとう!」を口にしながら本編は終了した。

Travis Japan、ファンへ感謝

『BIG BANG BOY』で始まったアンコールは、ファイアボール、照明、スクリーン、すべて真っ赤に染まった世界に。新曲『DRIVIN’ME CRAZY』では再びトラッコに乗り、会場の隅々にまで名残惜しそうに手を振る7人の姿が印象的。そしてファンとの絆、ファンへの想いを込めた『Together Now』まで全38曲を唯一無二のパフォーマンスを披露し、コンサートは終幕した。

「待っていてくれてありがとう。そしてこのステージに立たせてくれてありがとう」という心からの感謝、「これからも共に歩んでいこう」、「一緒にデカい夢つかもう」と未来への約束を何度も口にした彼ら。それらの言葉を大きな歓声と拍手でしっかりと受け止めたファン。互いが1つになった瞬間だった。

彼らの武器と言える動きのそろったシンクロダンス、留学を経て表現力の増したパフォーマンス、エンタテインメントの聖地ハリウッドを感じさせる演出、ジャズやストリート、また日本人としてのプライド、すべてにおいて質の高い『THE SHOW』というプレゼントを届けてくれた。(modelpress編集部)

「Travis Japan Debut Concert Tour 2023 THE SHOW~ただいま、おかえり~」セットリスト

Overture
Opening
1.The Show
2.PARTY UP LIKE CRAZY
3.a JUST DANCE!/b 挨拶 INST (JUST DANCE!)
ACT1:Hollywood
4.a Overture(Put On A Happy Face)/b 夢のHollywood/c 夢のHollywood(INST)
5.Happy Groovy -JAZZ Ver.-
6.(新曲)Swing My Way
ACT2:Electronics
7.a SE/b FIRE!!!※カバー曲(Kis-My-Ft2・北山宏光&藤ヶ谷太輔)
8.a PINEAPPLE ※カバー曲(V6)/b PINEAPPLE(INST)
9.GET ALIVE×LockLock
10.Unique Tigers
11.Dance With Me~Lesson1~
12.Talk it! Make it!
(MC)
ACT3:JAPANESQUE
13.WOD 和 INST
14.VOLCANO(和Ver)
15.Namidaの結晶
16.NEVER MY LOVE ※カバー曲(ジャニーズ/A.B.C-Z etc)
17.君だけに ※カバー曲(少年隊)
ACT4 : street
18.LET’S MUSIC ※カバー曲(Sexy Zone)
19.a INTER/b (新曲)Turn Up The Vibe
20.上を向いて歩こう ※カバー曲(坂本九)
21~34.World of Dance メドレー
「夢のHollywood」「Unique Tigers」「BIG BANG BOY」「VOLCANO」「Happy Groovy」「Together Now」「Dance With Me~Lesson 1~」「Talk it! Make it!」「Lock Lock 」「Happy Groovy」「The Show」 「Namidaの結晶」「夢のHollywood」
35.a JUST DANCE!(バラードINST)~挨拶/b JUST DANCE!
Encore
E1.BIG BANG BOY
E2.(新曲)DRIVIN’ ME CRAZY
E3.Together Now
【Not Sponsored 記事】

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