乃木坂46秋元真夏、涙で語った10分間 “最後の1期生”としての本音・アイドルの幕を閉じる瞬間に思うこと<秋元真夏卒業コンサート/全文>
2023.02.27 00:18
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乃木坂46が26日、横浜アリーナにて「秋元真夏 卒業コンサート」を開催。1期生の秋元真夏にとって、最後のステージとなった。アンコールでは、秋元が11年間の思いを語る場面があった。
秋元真夏、11年間の思い語る
アンコールでは、秋元が淡いピンク色のドレス姿で登場。登場前には、卒業生の西野七瀬や白石麻衣、生田絵梨花らからのメッセージが流れるサプライズVTRが流れ、秋元はステージに立った時点から目を潤ませていた。最後の1期生となった秋元は「同期がいっぱい卒業していって、卒業っていうものを見送ることは誰よりも経験してきているはずなのに、今こうして自分の番がくると、すごい味わったことがない感情になるんだなっていうのを実感しています」と切り出し、11年間のアイドル人生を回顧。「高校3年生の18歳のときの私、オーディション受けるってよくやったなって言いたくなる」と振り返り、「本当にここに入って良かったなと思います」と笑顔を見せた。
また、マネージャーや秋元康氏、今野義雄氏(乃木坂46合同会社代表)などへのお礼を伝えた秋元は、ファンへ向けてもメッセージ。
「私のファンの皆さん。私を応援してて楽しかったですか…?」と問いかけると、会場からは大きな拍手が。その後、「4枚目シングルの『制服のマネキン』から私はほかの1期生より遅れてデビューをさせてもらいましたけど…」と、自身が1枚目シングルから3枚目シングルを学業のために休業していたことを振り返り、「心細かった私を支えてくれたのも皆さんで、本当に私のアイドル人生は皆さんとともにずっと歩んできたんだなっていう風に、すごく今思っています」と改めて感謝を伝えた。
最後には「素敵な後輩に囲まれて、今日最後の日を迎えることができて本当に幸せです」と明るく語った秋元。「生まれ変わっても絶対乃木坂になりたいし、乃木坂のキャプテンを務めたいです。それぐらい大好きな場所でした」とグループへの愛を伝えると、「11年間本当にありがとうございました」と挨拶し、10分間に及ぶスピーチを締めくくった。
以下、スピーチ全文。
秋元真夏、アンコールスピーチ全文
改めまして、乃木坂46の秋元真夏です。ありがとうございます。ちょっとさっきのVTRにびっくりしていっぱい泣いちゃったんですけど、卒業生のみんな本当にありがとう。同期がいっぱい卒業していって、卒業っていうものを見送ることは誰よりも経験してきているはずなのに、今こうして自分の番がくると、すごい味わったことがない感情になるんだなっていうのを実感しています。ちょっとだけお話したいと思いますので、聞いてください。私が乃木坂のオーディションを受けたのは、12年前の夏。2011年の8月だったんですけど、その当時のことを今でもすごく覚えていて。自分の意思で乃木坂に応募して、どんどん審査が進んでいって合格して。そこからはどうなるかっていうのを全然わからなかったですけど、今こうして11年間同じグループで活動してそこを旅立つ日に自分のアイドル人生を振り返ると、高校3年生の18歳のときの私、オーディション受けるってよくやったなって言いたくなるくらい。本当にここに入って良かったなと思います。
私の両親はめちゃくちゃ子ども思いな人で、私にもとてつもない量の愛を与えてくれて。いつも私を褒めてくれたり、温かく、いつ実家に帰っても迎え入れてくれたり。本当に優しい両親で。そんな2人に育てられたから、こうして今乃木坂に入ってキャプテンを3年半務めたときも、みんなにたくさん愛を与えたいと思える人になったのかなと感じています。
本当に感謝を伝えたい人とか恩返ししたい人があまりにも多すぎて、全部はここで伝えきれないんですけど、メンバーにはさっき伝えさせていただいたので、まずは1番近くにいてくれたマネージャーの皆さん、そして乃木坂に関わってくれたスタッフの皆さん。乃木坂というか、アイドルのマネージャーさんとかスタッフさんは本当にたぶん大変で。年頃の女の子たちをいっぱい束ねるって、私もキャプテンをやって感じましたけど、みんな性格も様々だし、そのときによって感情が揺るぐことがあったり、大変なことを乗り越えるために戦っていたり、そういうみんなの色んな姿をサポートしてくれて、マネージャーさんとかスタッフさんなしでは本当に活動できなかったなってことを今すごくすごく感じます。そして、皆さんもご存知の今野さん。今野さんもメンバーのことをすごい大好きでいてくれて。私たちに会うとすごく嬉しそうにしながら、ちょっと久々に会うだけなのに「俺のこと忘れてないか?」って言ってくるくらい、ちょっと寂しがり屋な人なんですけど、今野さんが乃木坂のメンバーをこうして守ってきてくれたから、私たちがのびのび活動して、こんなにグループを大きくできたんだなってすごく思います。
そして、秋元先生。秋元先生が書いてくださる歌詞を卒業したらたぶん、私は歌を歌うことはなさそうなので…。もう歌えなくなっちゃうんだなと思うとすごく寂しいんですけど、私が3年半前にキャプテンに就任したときに、すごく私にしては珍しくネガティブな発言をたくさんしてしまったり、たぶん私にはキャプテン向いてないってことを先生に直接言ってしまったこともたくさんあったんですけど。そのときに、まだキャプテンとしての経験がない私に「真夏にしかできないことがある」っていうお話をいっぱいしてくださって。そのおかげで前を向いてここまで自信を持って、「乃木坂46のキャプテンです」って言えるくらいに成長することができたんじゃないかなと思います。
そして、最後にファンの皆さん。この会場にいる皆さんもそうだし、今回はね、「チケットが当たらなかったよ」って方(の声)もたくさん聞いてるので、今配信で見てくださっている方もいっぱいいるんじゃないかなと思うんですけど。ファンの皆さんって…。私のファンの皆さん。私を応援してて楽しかったですか…?(拍手)初めはアイドルになった理由も、すごく目立ちたがり屋で、人前に立ちたいとか、色んな人の注目を集めてみたいとか、みんなに見られたい、そういう理由からアイドルを始めたんですけど、今こうしてアイドルの幕を閉じる瞬間に思うのは、アイドルとして皆さんが1番楽しんでくれることをできるアイドルになりたいっていうことでした。
皆さんがこれやったら喜んでくれるのかなとか、「次のイベントとかライブとかでどこどこの席にいるよ」って言われたら見つけたいとか思っちゃうし、本当にどんな無理でもできちゃうくらい、皆さんのことが本当に本当に大好きになりました。
4枚目シングルの「制服のマネキン」から、私はほかの1期生より遅れてデビューをさせてもらいましたけど、心細かった私を支えてくれたのも皆さんで、本当に私のアイドル人生は皆さんとともにずっと歩んできたんだなっていう風に、すごく今思っています。
そして、1期生がたくさん卒業していって、私もアイドルとしての活動を一通り経験させてもらって、全力でダッシュするっていう気持ちが少し落ち着いてしまったとき、そういう時期があったんですけど、そんなときに今一緒に活動している後輩の姿を見たら、今から未来に向かって走り出す子とか、今から先頭に立ってグループを引っ張ろうとしてる子とか、そういうスタートダッシュを今から切ろうとしてる後輩たちの姿を見て、もう1度全力で走り出すこともいいものだなとすごく感じることができました。
そんな素敵な後輩に囲まれて、今日最後の日を迎えることができて本当に幸せです。生まれ変わっても絶対乃木坂になりたいし、乃木坂のキャプテンを務めたいです。それぐらい大好きな場所でした。11年間本当にありがとうございました。
乃木坂46、3年ぶり声出し解禁
乃木坂46は22日~25日にわたり横浜アリーナにて「11th YEAR BIRTHDAY LIVE」を開催。グループ全体でのライブに加えて2年ぶりとなる期別公演も開催され、マスク着用のもとオーディエンスの声出し解禁3年ぶりに解禁した。「11th YEAR BIRTHDAY LIVE」DAY5ともいえるこの日は、1期生として、そして2019年より2代目キャプテンとしてグループを支えてきた秋元の卒業コンサートを実施。
なお、22日~26日まで各日12000人、5日間で合計60000人を動員。4期生の掛橋沙耶香は、怪我のため欠席となった。(modelpress編集部)
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