並木万里菜 (C)テレビ朝日

並木万里菜アナ「Mステ」卒業 担当期間4年「寂しさと緊張が解けたような気持ち」<本人コメント>

2022.09.02 05:00

テレビ朝日の看板音楽番組『ミュージックステーション』(毎週金曜よる9時~)でサブMCを務める並木万里菜アナウンサーが、23日放送の『ミュージックステーション4時間スペシャル』をもって番組を卒業することが分かった。

  

並木万里菜アナ「Mステ」卒業 サブMCを4年担当

2018年4月にテレビ朝日に入社し、同年10月19日のスペシャル回に6代目サブMCとして初登場した並木アナ。その後、4年にわたってサブMCを務め、4回の『ミュージックステーションウルトラSUPER LIVE』などの大型特番を経験してきた。

歴代サブMCを務めてきた先輩アナウンサーたちが見守る中、就任会見を行ったのが2018年。就任当初は「自分はなんでここにいるんだろう」と感じていたという並木アナだったが、4年間のレギュラー放送はもとより、4度にわたる大型特番、そして何よりも新型コロナウィルス感染拡大による放送形態の変化など、これまでに経験したことのない事態に直面し、それを乗り越えて大きく成長を遂げた。

並木万里菜アナ「Mステ」卒業は「寂しさと緊張が解けたような気持ち」

並木アナは卒業にあたり、「番組をご覧いただいた皆様にあらためてお礼と感謝を申し上げます。今は寂しさと緊張が解けたような気持ちの両方を感じています」とし、「自分のオンエアがあと数回しかないと思うと、それが4年間の私にとっての“金曜日”だったので寂しい気持ちがします。その一方で、私にとっては歴代の先輩方から引き継いだバトン(『Mステ』ですとマイクになるのでしょうか)をつないでいくことが使命です。ですので、今年の9月をもってその役割を無事に果たせることができそうで安堵もしています」と心境を語った。

そして「『ミュージックステーション』は私のルーツであり、今の私を作ってくれた大切な場所」と語る並木アナ。タモリからもらった「向上心はいらない。反省はしなくていいんだよ」という言葉を胸に、9月の最後の出演まで、全力で駆け抜ける。

並木アナ最後の出演となる『ミュージックステーション4時間スペシャル』は「視聴者1万人が投票した国民的ぶちアゲソングランキング」。豪華アーティストによる生ライブと貴重映像満載のランキングをお届けする。

なお、後任となる7代目サブMCは追って発表予定。(modelpress編集部)

並木万里菜アナウンサーコメント全文

4年間担当した『ミュージックステーション』を卒業することになりました。番組をご覧いただいた皆様にあらためてお礼と感謝を申し上げます。今は寂しさと緊張が解けたような気持ちの両方を感じています。自分のオンエアがあと数回しかないと思うと、それが4年間の私にとっての“金曜日”だったので寂しい気持ちがします。その一方で、私にとっては歴代の先輩方から引き継いだバトン(『Mステ』ですとマイクになるのでしょうか)をつないでいくことが使命です。ですので、今年の9月をもってその役割を無事に果たせることができそうで安堵もしています。

『ミュージックステーション』はタモリさん、アーティストのみなさん、それを支えるそれぞれの分野のプロフェッショナルがいて成り立っています。そのあまりにも大きな存在に、就任当初の私は「自分はなんでここにいるのだろう、ここに立たせてもらっていいのかな」と勝手にプレッシャーを感じ、立つことが怖いと思っていました。そんな私が、ここまで強くなれたのはこの4年間みなさんに支えていただいたおかげだと思っています。

タモリさんは本当に懐が深く優しい方です。初めてご挨拶に伺ったとき「向上心はいらない。反省はしなくていいんだよ」という言葉をいただきました。挫折して落ち込んでいても、すぐに立ち直る。放送を振り返って「ここで失敗したな、だから自分は今落ち込んでいるのだな」と俯瞰して見ることで、かえって気持ちが楽になり、打たれ強くなったように思います。

また、生放送ならではのハプニングやすべての出来事をあるがまま受け入れて前向きに肯定することで、生放送の一瞬一瞬が輝き明るく感じられるようになりました。タモリさんに助けられて進んできた中で、当初いただいた言葉の意味を私なりではありますが少し理解できたのかなと思っています。

スタッフのみなさんからは本当に多くのことを学び、助けられました。長い期間『ミュージックステーション』を担当しているあるプロデューサーから就任した際にかけられた言葉は「いまの並木には、何も期待していないよ。そのままでいいよ」という言葉です。周りからは「大変だと思うけどがんばってね!」という言葉をかけてもらうことが多かったので正直とても驚きました。

ただその言葉があったからこそ肩の力が抜けたのだと思います。ありのままの自分を受け入れてくれるこの番組の下で成長させてもらおうと思えました。あたたかいスタッフに囲まれて、社会人として、人として成長できた4年間はかけがえのない日々です。

担当してきた中で一番大変だったことは、新型コロナウィルスの影響だと思います。コロナ禍でエンターテインメント業界、音楽番組が一気に様変わりし、『ミュージックステーション』も通常の放送形態をやめて、未曾有の事態に対応せざるを得ませんでした。

スタジオとは別の場所からの出演、たとえば自宅や別のスタジオからリモートパフォーマンスをしていただくことが増えました。思うようにいかずに大変なことだらけでしたが、スタジオに行けないからこそ、いまここでしかできない音楽を届けることに心血を注ぐアーティストの気概に感動しました。

そして私も新型コロナに罹患してしまい、一度放送をお休みしました。初めて放送に穴をあけてしまい、皆さんにご心配とご迷惑をおかけしてしまったので、とても申し訳ないという思いでいっぱいになりながら当日オンエアを見ていたのですが、普段私がいかに多くの方に助けていただきながらお仕事ができているのかということに気づかされました。

初めは緊張しながら放送を見ていたのですが、いつの間にかタモリさんとアーティストの掛け合いや、パフォーマンス姿を純粋に一視聴者として楽しんで見ていました。『ミュージックステーション』の唯一無二の音楽番組としての存在の大きさを再認識する出来事でした。

番組を離れるタイミングで改めて感じるのは、『ミュージックステーション』は私のルーツであり、今の私を作ってくれた大切な場所だということです。「『ミュージックステーション』を卒業してからがスタートだよ」とプロデューサーからかけていただいた言葉に恥じないように、お世話になった大好きな番組に少しでも恩返しできるように、これからは奮励努力していきたいと思います。そして『ミュージックステーション』を卒業された先輩方のように、私もさらに前に進めるように頑張りたいです。

9月23日『ミュージックステーション4時間スペシャル』のお仕事が最後になります。タモリさんがかけてくださった「向上心はいらない。反省はしなくていいんだよ」という言葉を胸に、最後まで番組を楽しむことができるように当日を迎えたいです。
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