(左から)千葉雄大、田中圭、KEN THE 390、Maison B(C)日本テレビ

KEN THE 390手掛けるボーイズグループ・Maison B、田中圭&千葉雄大へ“芸能界の暗黙の了解”を質問 街でファンと会った対応も

2022.08.19 23:30

ラッパーのKEN THE 390と、KEN THE 390がプロデュースする7人組ボーイズグループ・Maison Bが、俳優の田中圭と千葉雄大がMCを務める19日放送の音楽番組「MUSIC BLOOD」(日本テレビ/毎週金曜よる11時~)に出演。田中と千葉へ、“芸能界の暗黙の了解”を質問した。

  

KEN THE 390&Maison B「MUSIC BLOOD」出演

KEN THE 390、Maison B(C)日本テレビ
同番組は、毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークをしつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組。

トークでは、グループの結成に至るまでの道のりを中心に、グループの誕生までをゼロから見守ってきた番組ならではの話題で大盛りあがり。またライヴではデビュー曲である「Bringing Out」とKEN THE 390の楽曲「インファイト」を、KEN THE 390Maison Bで披露。ここではオンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートする。

田中圭&千葉雄大、KEN THE 390と初対面

(左から)千葉雄大、田中圭、KEN THE 390(C)日本テレビ
Maison Bは、人気ラッパーであるKEN THE 390(ケン ザ サンキューマル、通称:ケンちゃん)が、大型オーディション番組にて惜しくも落選してしまった人を選出し、5人組男性グループをプロデュースするという企画『頑張れケンちゃん』でデビューしたグループ。結果7人となったが、Maison BメンバーはRICK、LYU、REIJI、MASATO、TECO、SHOYA、HIKARU。今回はプロジェクトの完結編ということで、撮影秘話から現在の心境まで幅広く語った。

KEN THE 390、Maison B(C)日本テレビ
今回は新ボーイズグループプロジェクト「がんばれケンちゃん(仮)」のスペシャル版。「みんなに直接会うのはドキドキするね」という田中。千葉も「芸能人に会うみたい」と、少し緊張している様子。「たしかに。さっきトイレに行ったらメンバーの子にばったり会っちゃって、『あ、本物だ!』って思ったもん(笑)!」と田中がいい、期待に胸をふくらませながらスタート。

Maison B(C)日本テレビ
まずはケンちゃんことKEN THE 390と初対面であるMC二人は、“ケンちゃん”と呼ばれていることに対しどう思っているか訊ねると、KEN THE 390は「親しみを込めて呼んでいただいているので、すごく嬉しいですよ」と笑顔。これを聞き田中は「あー、よかった!」と一安心。続けて「じゃあ改めて、今日も呼び方はケンちゃんで!」と言うと「その方が嬉しいです」と嬉しそうな様子を見せた。

Maison B(C)日本テレビ

KEN THE 390、プロジェクトの背景明かす

KEN THE 390(C)日本テレビ
トークではKEN THE 390のラッパーに至るまでの生い立ちについて迫る。「大学生の時にラッパーをしていたのですが、全く稼げなかったので、一度就職をしながら音楽をやろうと思いました。でも二足のわらじはかなりきつかったです。仕事は仕事でやりがいがあって楽しかったのですが、ラップもやりたいわけです。昼間、サラリーマンとして働く時間の方が長いから、どうしても“会社員がラップをしている”という状態になってしまい、自分がラッパーであることを確認するために、毎日深夜2時くらいまで歌詞を書いていました」とKEN THE 390が振り返りながら語った。

TECO(C)日本テレビ
サラリーマンとの兼業ラッパーだったことから、当時はバトルでかなりディスられたそうだが、KEN THE 390にとってそれはネガティブなことではなかったそう。「めちゃめちゃ言われましたが、陰口を言われるよりは、面と向かって言われる方がよかったです。こっちは言い返せますし、大声を出すことで適度なガス抜きになっていました(笑)」と話す。

HIKARU(C)日本テレビ
そしてトークは今回のプロジェクトの話に。「最初はやるつもりではなかったんです」と、意外な事実を語りつつ、「あのオーディションではダンスが上手で歌もうまい人が何人もいる中で、このまま落としてしまうのはもったいないと感じ、僕と一緒に何かできないかなって思ったんです。悔しい思いなどを僕が汲み取ってあげることで、他のグループにはない音楽ができるんじゃないかなって」と明かすKEN THE 390

REIJI(C)日本テレビ
実際に面接がスタートした時のことを訊くと「スタートしてから面接を終えるまで二ヶ月くらいかかりました。自分が思っていた以上に、みんなオーディションに落ちたことに傷ついていたことと、想定していなかったことが起きたので悩みも増えましたが、僕自身もすごく勉強になりました」と振り返った。

Maison B、面接時の心境振り返る

MASATO(C)日本テレビ
そんな中、Maison Bがスタジオに登場。実物を目の当たりにし田中は思わず「フレッシュ(笑)!」と叫ぶ。オンエアの反響について訊くとHIKARUは「『あのケンザさんにプロデュースしてもらうなんてすごい!』って驚かれました」と語れば、SHOYAも「『(テレビ)見たよ』って言われます」と、反響の大きさを語る。

RICK(C)日本テレビ
また面接時の気持ちについての話になり、加入に保留し続けたTECOは「大きなオーディションに落ちて、人生に対してすごくネガティブになっていました。でも根っこの部分ではやりたい気持ちがありました」と、当時の気持ちを吐露。RICKは「この7人でデビューするということで、“同じ境遇のメンバーでやれる!”と思い、嬉しかったです」と話した。

施設でのアルバイトをしていたHIKARUは「現状、アルバイトはまだ辞めません。期待に応えられるように頑張ります」。女性問題で炎上していたMASATOは「面接の時、ケンさんが炎上したことを知っているとは思わなかったので、そのことを言われた時はびっくりしました。でもおかげで本当のことが話せてありがたかったですし、何より夢を追いかけるチャンスをいただけたことも嬉しかったです」と振り返る。

KEN THE 390、グループ名について本音を吐露

LYU(C)日本テレビ
続いて話題は面接中、メンバーがメンバーを推薦しまくった、世にいう“推薦祭り”のことに。当時のことをKEN THE 390は、「僕自身はすごく嬉しかったです。彼らの方が回りのメンバーのことをよくわかっているでしょうから。僕は信頼している仲間と一歩踏み出すことをやりたかったので、正直、自分一人でメンバーを決めることに最初違和感がありました。みんなが真剣に考えた結果、最高の形になったと思います」と率直な気持ちを口にする。

REIJIも「グループを、より良くしたいという気持ちがそれぞれあったので、そういう流れになったのだと思います。今もメンバー同士で意見を出し合うことが多いです」。

SHOYA(C)日本テレビ
さらにMC二人が疑問に思っていたグループ名について。“ Maison B”という名前に、“MUSIC BLOOD”の意味合いは入っているのか。これついてもKEN THE 390は「特に考えておらず、そのことについてはお二人に指摘されて気づきました(笑)。もしかしたら『M』と『B』が、僕の中に無意識のうちに刷り込まれていたのかもしれませんね」と本音を漏らした。

Maison B、田中圭&千葉雄大へ“芸能界の暗黙の了解”を質問

Maison B(C)日本テレビ
そして今回披露する曲はデビュー曲「Bringing Out」。LYUが「みんなで力を合わせて頑張ります!」と思いの丈をぶつけると、RICKは「ケンザさんや僕らが表現したいことが凝縮された楽曲です。トレンド感もありつつ、僕らの未来に対する思いが詰まっています」。さらにTECOも「振り付けもかなり見応えがあるので、そこも見ていただきたいです」と語った。

続いて、めでたくデビューをするMaison Bが、芸能界の先輩であるMC二人に“芸能界の暗黙の了解”について訊くことに。「雄大は何かある?」と田中が訊くと、千葉は熟考しつつ「楽屋にあいさつに行っても行かなくても、何かしら言われることもあるかなあ…」と話す。人に言わせておきながら「俺は特にないかな」と、自分だけ逃げようとする田中。これには千葉さんも「ずるい(笑)!」。その後、街でファンの人に声をかけられた時の対応などを、実践を踏まえて解説した。

KEN THE 390&Maison B、エネルギッシュなパフォーマンス

KEN THE 390、Maison B(C)日本テレビ
そして話題は今回披露する一曲「インファイト」について。「ケンザさんの楽曲の中で、特にみんなが大好きな曲です」とMASATOが語れば、KEN THE 390自身も「この曲はサビの部分で“成功へどんな失敗も全て無駄なんかじゃない”という歌詞があるのですが、どんなに失敗しても最後に成功すればプラスになるんだよっていう曲です。メンバーにはぴったりの曲だと思います」と明かす。

最後にお待ちかね、千葉による曲振りの時間に。今回はMaison Bならではの「挫折した気持ちを込めて」というリクエスト。今回も秒で気持ちを整え、しっかりとやってのけた。Maison Bも満足げな様子。

REIJI(C)日本テレビ
「よろしくお願いします!」とあいさつをしながらスタンドインするも、今回がテレビでの初パフォーマンスということもあり、やや緊張気味のメンバー。ライヴハウスのようなセットを見回しながら「テンション上がるなあ」、「ヤバいなあ」などと明かす。

ストリート感の漂うカラフルな衣装をまとい、まずはSHOYAを中心に、振り付けやフォーメーションのチェック。デビュー曲「Bringing Out」では、激しいダンス&力強いラップを駆使し、自分たちの殻を破るかのようにエネルギッシュなパフォーマンスを披露。

そしてKEN THE 390を迎えての「インファイト」では、KEN THE 390の高速ラップと、メンバーのキレキレのダンスがマッチ。ポジティブなリリックとあいまって、心に響くパフォーマンスに。また3台の手持ちカメラによるUNCUTの撮影では、躍動感いっぱいにとにかく楽しそうな様子。プレデビューしたという喜びが、ダンスと笑顔からひしひしと伝わったきた。(modelpress編集部)
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