日向坂46、涙で初東京ドーム公演完走 小坂菜緒復帰・サプライズも…“22人”全員の思い乗せ2年3ヶ月越し「約束の地」<セットリスト>
2022.04.01 00:00
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日向坂46が、30日~31日に渡って初の東京ドーム公演「3周年記念MEMORIAL LIVE ~3回目のひな誕祭~」を開催。2日間で10万人のおひさま(※ファンの名称)を動員し、けやき坂46時代から目標としてきた“約束の地”で、感動のステージを魅せた。ここでは31日の公演をレポートする。
日向坂46、約2年3ヶ月越しとなる“初東京ドーム”公演開催
日向坂46は、2015年に長濱ねる(現在は卒業)の欅坂46(現:櫻坂46)への追加加入を機に発足が発表され、「けやき坂46」として結成されたグループ。結成から約2年半で日本武道館3days公演、チケット即完の単独ライブツアーを成し遂げるなど確かな人気を誇ってきたが、オリジナル楽曲が少なかったこともあり、ライブでは主に欅坂46の楽曲でパフォーマンスをしていた時期も。その後、デビューアルバム「走り出す瞬間」を経て、2019年「日向坂46」としてデビューした。
グループにとって東京ドームでの公演は、おひさまとけやき坂46時代から目指してきた“約束の地”。初の東京ドーム公演は2020年に予定していたが、新型コロナウイルスの影響で2度延期に。当初予定していた2020年12月から約2年3ヶ月越しの東京ドーム公演は、コロナ禍で初となるフルキャパシティで開催された。なお、新型コロナウイルス感染によりメンバーの濱岸ひよりは欠席となった。
けやき坂時代の楽曲も多数 当時の衣装でパフォーマンスも
オープニングでは、けやき坂46発足時からメンバーたちが唇を噛み締め、様々な苦境にも笑顔で立ち向かってきた模様を凝縮したVTRを公開。けやき坂46時代の楽曲もセットリストに盛り込まれ、当時の衣装で披露した楽曲も多数。粋な演出におひさまも全力で応え、日向坂46カラーの“空色“から、会場一面がけやき坂46カラーの緑のサイリウムに変わる瞬間には、おひさまとメンバーがこれまで築いてきた固い絆を感じさせた。
また、念願のドーム公演に欠席となった濱岸の存在を感じさせるような演出やメンバーの心遣いも。
通常、オープニングのOVERTUREでは公演に出演するメンバーが映されるが、同公演では濱岸も紹介。冒頭のMCではキャプテンの佐々木久美が「ひよたん(濱岸)も頑張ってくださいって、私たちのことすっごい応援してくれてる」と報告し、「ここには22人分の気持ち、魂でステージに立っていますので、皆さんも22人いると思って、いますから!そういう気持ちで今日は楽しんでいただきたいと思います」と“22人”で東京ドームのステージに立つことを明言。
その言葉にはメンバーの全員の強い思いが詰まっており、濱岸とともに“22人全員”の熱量とパフォーマンスを全国のおひさまに届けた。
小坂菜緒、ステージ復帰 アンコールにはセンターで新曲も披露
また、同公演にて3月4日より活動再開を発表した2期生・小坂菜緒がステージに復帰。冒頭の「キュン」「ドレミソラシド」では続けてセンターを務め、おひさまに輝く笑顔を届けた。MCでは「皆さんお久しぶりです」と挨拶し、「またここに戻って来られてすごく嬉しいなって思うんですけど、まだ体調の方はまだ万全とは言い切れなくて、少しずつのスタートにはなれるんですけど、これから頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」と今後の活動についても説明。
小坂の挨拶に久美は笑顔を浮かべ「こさかな(小坂)のペースでまた一緒にパフォーマンスしていけたらと思います」と温かいメッセージを送っていた。
アンコールでは、5月11日に小坂が4枚目シングル「ソンナコトナイヨ」以来、5度目センターを務める7枚目シングル「僕なんか」をリリースすることを発表。
この日は淡いピンクベージュの新しい衣装で「僕なんか」を初パフォーマンス。小坂の両脇は1期生の久美・佐々木美玲の“W佐々木”が固めるという、1期生が2期生の小坂を支えるフォーメーションとなり、曲中に2人と小坂が目を合わせる姿も印象的だった。
さらに、新曲の次に披露した楽曲「日向坂」では、加藤史帆が小坂と手繋いだり、齊藤京子が背中に手添えたりする場面も。それぞれが全員でセンターの小坂を支えようという思いが表れていた。
メンバーとおひさまの心が一つに “日向坂46史上最大”の虹もかかる
そして、同公演ではキャプテンの久美の思いが詰まったMCもおひさまの心を動かした。けやき坂46時代から披露している楽曲「誰よりも高く跳べ!」では、サビで東京ドームのセンターに久美が立ち、心からの声でおひさまを煽ると、おひさまのボルテージはマックスに。感染症対策で声出しができない状況下の中ではあったが、久美をはじめとしたメンバーの煽りに合わせて、おひさまはスティックバルーンやサイリウム、拍手で溢れる思いと熱量を伝えた。
本編最後の「JOYFUL LOVE」では会場のおひさまがサイリウムで虹を作り、日向坂46史上最も大きな虹がかかる場面も。最後には久美が「約束の場所でみなさんと会えて本当に本当に幸せでした」と笑顔を見せ、感謝の思いとともに「これからも日向坂46は皆さんの虹とともに歩んでいきたいと思います。これからもずっとおひさまでいてください。これからも皆さんも作ってくださる虹とともに歩いていきたいです」と意気込んだ。
アンコール最後には、久美の「ここであの歌を歌うとは、きっと素敵な道が広がっていると思います。みんなで一緒に心で歌いましょう」という曲振りで、東京ドームへの夢とおひさまとの約束を歌ったけやき坂時代の楽曲「約束の卵」を披露。
初日はゴールとしての東京ドーム、最終日はスタートとしての東京ドームを見せるようなセットリストや演出とともに、“日向坂46の集大成”という言葉にふさわしい記念すべき公演に幕を閉じた。(modelpress編集部)
「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」30日公演セットリスト
影ナレ:佐々木美玲、佐々木久美OVERTURE
1.ひらがなけやき
2.キュン
MC
3.青春の馬
4.アディショナルタイム
5.My fans
6.僕たちは付き合っている
7.ホントの時間
8.ひらがなで恋したい
9.ドレミソラシド
MC
10.こんなに好きになっちゃっていいの?
11.イマニミテイロ
12.最前列へ
13.君に話しておきたいこと
14.ときめき草
15.アザトカワイイ
16.ソンナコトナイヨ
17.期待していない自分
18.君しか勝たん
19.永遠の白線
20.半分の記憶
21.ってか
22.NO WAR in the future 2020
23.誰よりも高く跳べ!2020
24.JOYFUL LOVE
MC
EN1.約束の卵
MC
EN2.日向坂
「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」31日公演セットリスト
影ナレ:加藤史帆、齊藤京子OVERTURE
1.キュン
2.ドレミソラシド
MC
3.おいで夏の境界線
4.キツネ
5.ハッピーオーラ
6.窓を開けなくても
7.こんなに好きになっちゃっていいの?
8.抱きしめてやる
MC
9.こんな整列を誰がさせるのか?
10.My god
11.Dash&Rush
12.未熟な怒り
13.この夏をジャムにしよう
14.Right?
15.それでも歩いてる
16.アザトカワイイ
17.ソンナコトナイヨ
18.期待していない自分
19.君しか勝たん
20.永遠の白線
21.半分の記憶
22.ってか
23.NO WAR in the future 2020
24.誰よりも高く跳べ!2020
25.JOYFUL LOVE
EN1.僕なんか
MC
EN2.日向坂
EN3.約束の卵
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