＜紅白リハ2日目＞DISH//北村匠海、メンバーの存在に感謝「猫背の仲間がいる」

DISH//、あいみょんからのエールに感謝

DISH//は、北村匠海（Vo／G）、矢部昌暉（Cho／G）、橘柊生（DJ／Key）、泉大智（Dr）の4人で構成された、演奏しながら歌って踊るダンスロックバンド。2020年3月、2017年に発売したシングルのカップリング曲で、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」をきっかけにヒットした歌手のあいみょんが提供した「猫」を歌唱する。

音合わせでは北村のアカペラ歌唱から始まり、圧巻のステージを披露。報道陣を前にし北村は「リハを終えてもなかなか実感がわかないくらいあっという間に年末になってしまい、本番当日は大緊張の中、テレビ前で見る家族だったり遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんだったり応援してくれている皆さんのことを思い浮かべながら精一杯歌うだけかなと思います」と初めての舞台に実感がない様子でコメント。

この日、先にリハーサルを終えていたあいみょんからのエールを伝えられると、背筋を伸ばして頭を下げ、「もうその通りというか。僕らは初なので色んなことが体内で巻き起こると思うんですけど余裕なんかいらないなと。若干の猫背でお送りしています」と笑いを誘い、矢部も「バタバタなので緊張する間もないです」と頷いた。

北村匠海「僕には猫背の仲間がいる」

1年を漢字一文字で表すようにリクエストされると、北村は「風」と回答。「すごい風が吹いている中、僕らも風に背中を押されながら過ごして色んなことがありました。成功体験もありましたし、考えたこともありましたし得たものもありましたしゴールが紅白というのが嬉しく感じます」とその理由を明かし、「来年は自分たちで風を吹かすようにならないといけない」と4人で話していることも伝えた。

「THE FIRST TAKE」は一人での出演だったが「仲間がいることは大きいか」と聞かれ、北村は「間違いないです」と即答。「一人でやるってとんでもないことだなとしみじみ感じていまして。僕には猫背の仲間がいるのですごく助かっています。バンドって良いなと思います」とメンバーに感謝。

来年に向けて「僕らが生み出す言葉だったり音楽だったりクリエイティブで吹かす風を大事にしていきたい」と改めて躍進を見据えつつも、「ここから押せ押せになってくると予想しているんですけど僕ら4人は1回立ち止まって足元をすくわれないように地面を見てみるということもしてみないとと思っています」と地に足をつけたいという思いも。

個人の活動についても問われ「僕としては頑張って仕事します。楽しんでやりつつ、豊かに過ごせるように」と話すと、矢部が「匠海がテレビに出ているのを僕も楽しく見ているので頑張って下さい」と笑顔で声をかけ、北村は「ほどほどに（笑）」とお辞儀していた。

「第72回 NHK紅白歌合戦」テーマは「Colorful～カラフル～」

今年のテーマは「Colorful～カラフル～」。新型コロナウイルスの影響で彩りの欠けた日々を過ごす今だからこそ「2021年最後の夜は世の中を少しでも『カラフル』に彩りたい」という思い、そして「多様な価値観を認め合おう」という思いが込められている。

司会は2年連続となる俳優の大泉洋、初の司会となる女優の川口春奈、同局の和久田麻由子アナウンサーが務める。「紅組司会」「白組司会」「総合司会」と分かれていた呼称が、今年は全員が「司会」に統一された。

会場はNHKホールが改装工事中のため、東京国際フォーラム ホールAで初開催。昨年はコロナ禍で初の無観客開催となったため、有観客は2年ぶりとなる。

放送は、2021年12月31日午後7時30分から午後11時45分（※ニュース中断あり）。NHK総合・BS4K・BS8K・ラジオ第1で生放送される。（modelpress編集部）