<紅白リハ2日目>乃木坂46、相次ぐメンバー卒業に「不安もあった」 生田絵梨花ラストステージで激励「うちの生田すごいんだぞ!」
2021.12.29 12:13
乃木坂46が29日、東京国際フォーラムにて「第72回 NHK紅白歌合戦」のリハーサルを行い、報道陣の取材に応じた。
乃木坂46、紅白7年連続出場 生田絵梨花ラストステージ
7年連続出場となる乃木坂46は、「きっかけ」を歌唱。同曲は2016年5月にリリースされた2ndアルバム「それぞれの椅子」のリード曲で、今月15日に発売されたデビュー10周年を記念する初のベストアルバム「Time flies」にも収められている、乃木坂46にとって大切な楽曲。キャプテンの秋元真夏は、「今年で結成から10周年を迎えまして、私たちにとっても大切なこの年に7回目の出場ということで、いろんな思いを持って臨まなきゃいけない」と意気込みを語り、選曲については「すごく意外だった。『きっかけなんだ!』とビックリするような気持ちで、ちょっと前に出したアルバムの曲を歌わせていただくことが嬉しくて。私たちも節目に披露させていただいていたので、そんな曲を乃木坂46内の話だけではなく、お茶の間の皆さんに見ていただける、いろんな人に知っていただくきっかけになったのかなと。広がる意味を込めて歌わせていただきたい。ここから11年、12年と続く一歩になれば」と思いを明かした。
また、12月31日をもってグループを卒業する生田絵梨花は、「きっかけ」をピアノ演奏。「いつもはみんなと歌って踊ってパフォーマンスをするんですけど、今回は周りの景色を客観的に見れるんです。なのでグループにいる最後というのを実感しながら、ここから巣立っていくんだなというのを感じながら、大切に歌っています」とコメント。
そんな生田を目標としている遠藤さくらは「生田さんと一緒に披露できるのが紅白が最後で、寂しい気持ちが大きいんですけど、生田さんにとって素敵な最後のステージになるように私も精一杯努められるように頑張りたい気持ちです」と語り、生田と同じ1期生の齋藤飛鳥は「いくちゃんとは10年間ずっと一緒に頑張ってきたので、最後の最後にピアノを弾いてもらうという演出を作ってもらったのも、同じメンバーとしてもすごく嬉しいので、うちの生田すごいんだぞ!というのを見せつけていただければと思っています」とニッコリ。その言葉に生田も「優しいみんな…ありがとう」と笑みがこぼれた。
そして秋元は「いくちゃんとはすごい思い出があって、もちろん寂しい気持ちはたくさんあるんですけど、今最後の日を目前にすると、本当に努力家すぎる生田絵梨花が、メンバーとかいろんなしがらみを気にせず楽しめるステージに私たちがして盛り上げたいな、という思いが強いです」と思いやり、山下美月は「私は乃木坂46に加入する前から生田さんが紅白のステージに立つ姿をテレビの前で見ていたので、こうして最後のステージに一緒に立たせていただけてすごく嬉しいなと思いますし、後輩として来年から3、4期生がグループを引っ張っていけるようにならないといけない、とすごくひとりひとりが自覚しているので、生田さんの背中を見て学べるステージにしたいです」と誓った。
また今年は生田をはじめメンバーの卒業が相次いだ乃木坂46。秋元は「主要メンバーの卒業もすごく増えていて、グループとしては引っ張ってくれていた子たちが卒業して、今後大丈夫かなという不安もあった」と本音を明かしたが、「2022年にかけて後輩たちが頼もしく育ってくれて、私たち先輩よりもいろんなことに気付いてくれて、その穴を埋めようとしてくれたりとか、それ以上に動いてくれたりする頼もしい面がたくさん見れた。私たちもちょっと甘えてしまうくらいしっかりした後輩たちの姿がメインになってきた」と後輩の頼もしい姿を称えていた。
「第72回 NHK紅白歌合戦」テーマは「Colorful~カラフル~」
今年のテーマは「Colorful~カラフル~」。新型コロナウイルスの影響で彩りの欠けた日々を過ごす今だからこそ「2021年最後の夜は世の中を少しでも『カラフル』に彩りたい」という思い、そして「多様な価値観を認め合おう」という思いが込められている。司会は2年連続となる俳優の大泉洋、初の司会となる女優の川口春奈、同局の和久田麻由子アナウンサーが務める。「紅組司会」「白組司会」「総合司会」と分かれていた呼称が、今年は全員が「司会」に統一された。
会場はNHKホールが改装工事中のため、東京国際フォーラム ホールAで初開催。昨年はコロナ禍で初の無観客開催となったため、有観客は2年ぶりとなる。
放送は、2021年12月31日午後7時30分から午後11時45分(※ニュース中断あり)。NHK総合・BS4K・BS8K・ラジオ第1で生放送される。(modelpress編集部)
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