V6(提供写真)

V6、デビュー25周年記念配信ライブ開催 自己プロデュース&攻めのセットリスト<レポ>

2020.11.02 15:48

V6が1日、東京・代々木第一体育館にて『V6 For the 25th anniversary』配信ライブを開催した。

  
1995年11月1日、代々木第一体育館にてデビューを飾ったV6。その後も10周年、20周年と区切りのタイミングでライブを開催してきた、この日、この場所で。コロナ禍に揺れる2020年も25周年の記念日をファンと一緒に祝いたいと配信ライブの開催にこぎつけた。

メンバーがライブ演出をプロデュース

V6の“6”、25周年の“25”にちなんで、午後6時25分からスタートするなど、細かなこだわりが随所に光ったライブ配信。実は今回、V6メンバーがライブ演出もセットリストも意見を出し合って作り上げたという。

オープニングではデビュー当時のライブ直前の会場外の映像が流れる。原宿駅方面から歩道橋、そして会場の中へとカメラが進むと、セットが何も組まれていないアリーナで6人が「Right Now」を歌う。彼らにとっての“始まりの場所”を感じさせる演出だ。そしてステージが作られていく様子が早送りで映し出されると、生で歌う彼らのライブ映像へとスイッチする。

また本来であれば観客で埋まるはずのアリーナ床面にLEDを敷き詰めて楽曲の持つ世界観を表現し、雰囲気の異なるステージを設置するなど空間を最大限に利用。花火などの特殊効果ももちろんド派手に行ない、文字が浮かび上がるAR演出なども。創意工夫が感じられるリアルタイムのライブ映像と、事前収録された渾身の映像とが調和した演出で、V6らしい1つの作品としてのライブ配信を実現した。

V6、25年間6人の心にあった「楽しもうね」

MCでは、25年前のデビュー直前の風景を思い返す6人。井ノ原快彦は坂本昌行の「楽しもうね」という言葉がずっと心に残っていたと話す。すると、岡田准一も続けて「お客さんがいなくても頑張っていこうね」と緊張で震えながら言っていたと、大げさにブルブル手を震わせながら真似してみせ、笑いを誘った。

どれだけお客さんが来てくれるのかもわからなかった25年前。だが、実際には原宿駅までびっしりとお客さんで埋まっていた光景を、今でも忘れられないという一同。森田剛は「あのことがあったからやってこられた、またあの景色が見たいと思って頑張れた」と25年間続けてこられたのはファンとの思い出に尽きると語った。

また、今回のライブ配信に合わせて制作されたうちわとアクリルスタンドを取り出す一幕も。井ノ原が長野博のアクリルスタンドをタンブラーの中へ入れて、「いいダシが出る」と大笑い。三宅健は「そんな使い方する人いないよ」とツッコむも、当の長野は「でもキレイ!」と嬉しそう。坂本、森田がしょうがないなと微笑んでいると、最後は末っ子の岡田が「回収しま~す」と、変わらないV6の関係性を感じさせる風景が広がった。

“いま”のV6を伝える、攻めのセットリスト

アニバーサリーライブといえば、デビュー曲や往年の名曲たちを披露するベスト盤のようなセットリストが王道だが、V6は「いまのV6を見せたい」と、9月23日リリースの最新シングル『It’s my life/PINEAPPLE』を含む近年発売した楽曲を中心に選曲した。

「KEEP GOING」(2018年)、「Super Powers」(2019年)と疾走感あふれる楽曲から、全編英語歌詞の「All For You」、水面上で6人がコンテンポラリーダンスを披露する「TL(Instrumental)」など、熟練した伸びやかな歌声で聴かせ、変わらぬ身体能力を見せつける。

ふと、「星が降る夜でも」「ある日願いが叶ったんだ」「WALK」など、流れ星をモチーフにした楽曲がいくつもあることに気がつく。無観客会場に設置されたライトがまるで星空のように輝く演出と相まって、ファンと離れていても同じ風景を見てつながっていること、いつかまた会える日を願う気持ちがセットリストとなって現れているのかもしれない。

これまで、代々木第一体育館では101公演を経験しているV6。「今回を102回目ではなく、新しい1回目にしたい」と井ノ原の言葉が象徴するように、彼らにとって新しいチャレンジとなった今回のライブ配信。新しい生活様式の中で模索の日々が続くが、25年という節目を迎えてもなお“いま”を楽しみ “攻め”の姿勢を忘れないV6が、先の見えない社会をこれからも明るく照らし続けてくれる。そんな希望を感じさせる記念日となった。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 「V6の愛なんだ2020」メンバーも感動の涙 なにわ男子・道枝駿佑らも登場

    モデルプレス

  2. 「V6の愛なんだ2020」放送日&内容を発表

    モデルプレス

  3. V6、デビュー記念日に25周年記念配信ライブ開催決定

    モデルプレス

  4. V6「ESSE」史上初の男性グループ表紙 メンバーへの思い語る「紆余曲折があったからこそ…」

    モデルプレス

  5. V6、5年ぶり「SONGS」登場 メンバーの本音炸裂

    モデルプレス

  6. V6、大人の色気漂うスーツ姿公開 25周年を振り返る

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 【エントリー受付中】モデルプレスの読者モデルを募集

    特集

  2. 11月カバーモデルはドラマ&映画『【推しの子】』齋藤飛鳥

    特集

  3. アパレル業界を覗いてみよう!おしゃれスタッフ&求人情報もチェック

    特集

  4. 「2024年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  5. フジテレビ × モデルプレス Presents「"素"っぴんランキング」

    特集

  6. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  7. インフルエンサー影響力ランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  8. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  9. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  10. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    「ベストアーティスト2024」出演アーティスト第2弾発表 Hey! Say! JUMP・乃木坂46・&TEAMら

    モデルプレス

  2. 02

    BMSG×ちゃんみなオーディション、5次審査進出者14人決定「日プ女子」出身者は3人とも通過【No No Girls】

    モデルプレス

  3. 03

    【櫻坂46 4thアニラ】「ZOZOマリン」2DAYSで7万2000人動員 涙で語った4年間の歩みと5年目への覚悟<セットリスト>

    モデルプレス

  4. 04

    【櫻坂46 4thアニラ】「不安でいっぱいの時期があった」過去の葛藤語る “肯定してくれた”ファンへの感謝<アンコール挨拶全文>

    モデルプレス

  5. 05

    JO1、2024年初のライブツアー開幕 アンコールでは“サプライズ映像”で発表も「JAMの皆さんのおかげです」

    モデルプレス