【浜崎あゆみライブレポ】涙で21周年へ 平成最後のライブで新たな誓い<セットリスト>
2019.04.08 17:08
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アーティストの浜崎あゆみが6日と7日にさいたまスーパーアリーナにてコンサート「ayumi hamasaki 21st anniversary -POWER of A^3-」を行った。ここでは、7日のファイナル公演のライブレポートを届ける。
埼玉2days「ayumi hamasaki 21st anniversary -POWER of A^3-」
20周年の集大成ともいえる原点回帰の「POWER of MUSIC TOUR」に始まり、でも、それは単なる通過点に過ぎないことを示すかのように、ツアータイトル「TROUBLE」を高々と掲げ、全国を駆け抜けた2018年。今回の埼玉2daysはタイトルにayuのアイコンである“A”に、立方体を表すキューブがプラスされているのは、ayuをはじめ、一座、オーディエンス、その3つが一丸となって“POWER of MUSIC”を超えていくという意味合いはもちろんのこと、21周年を目掛け、さらなるパワーアップを遂げていくんだという揺るぎない意思の表れでもあった。
本公演はさいたまスーパーアリーナ2daysのためだけにゼロから作り上げられたステージになっており、ayuダンサー・パフォーマーの他に、和太鼓、ストリングス、クワイヤーの総勢36名のサポートメンバーも参加した。
宇多田ヒカルのカバー「Movin' on without you」含むメドレーも
会場に響くayuコール。ピンクのペンライトで染まった景色に、開演を告げるayuの語りがどこからか聞こえると、ステージは日本を代表する和太鼓チーム”梵天”によるショーからスタート。これから幕を開ける壮大な世界の序章を、太鼓の音が猛然と告げる。圧倒的な音のエネルギーに会場が包まれた後、暗闇から続々とコーラスとクワイヤーが登場。ダークで妖しげな雰囲気を放つサウンドに乗せた太鼓の音と歌声がアリーナには響き渡り、一瞬にして異世界に入り込んだかと思うような演出が繰り広げられた。荘厳な雰囲気に包まれたステージ中央の赤い幕が上がり中央の巨大な三角形のセットから輝くブルーの衣装を着用したayuが降臨し、「Duty」を歌い出すと歓声が上がった。
2曲目、「Microphone」ではセンターステージから天高く上昇。「行くぜ埼玉!」の声とともに炎の演出もあり、会場はさらに熱狂した。
3曲目「Startin'」からはゴールドのセクシーな衣装にチェンジし、激しく踊りながら熱唱。4曲目「STEP you」では、男性ダンサーと色っぽく絡みながら視線を集めた。
続けて、「Sparkle」で始まって終わり、同じデビュー年の歌手・宇多田ヒカルの楽曲をカバーして話題を呼んだ「Movin' on without you」も含むメドレーをパフォーマンス。タンクトップにジャージを羽織ったラフな姿で再登場したayuはパワフルにセンターステージの花道を走り抜けながら、あらゆる方向の観客の声援に応え、その姿を捉えようと客席からは無数のスマートフォンが掲げられる(全編携帯電話の静止画のみ撮影可能)。
明るいステージから一転、ストリングスの演奏で始まった中盤は純白のドレス姿でファンにも人気が高いバラード「walking proud」をしっとり歌い上げる。感極まってしゃがみこんで顔を覆う場面もあり、その度に会場からエールが飛び交った。
「BRILLANTE」では、ブラックとレッドの着物姿のayu、それを取り囲むお面を被ったダンサー&パフォーマーたち、正面ステージの奥まで伸びる灯籠を模した光…独特の世界観で観客を引き込む。最後は力を失ったayuをダンサーが運んでいくという演出で釘付けにした。
浜崎あゆみ「節目となる日に皆と過ごせて本当に良かった」
そして、暗転した会場に流れる1998年のデビュー当時の映像。「いつだって泣くくらい 簡単だけど笑っていたい…」21年間の歴史が映し出され、客席からはデビュー曲「poker face」を歌う声が1つになる。再びブルーの衣装に着替えたayuは、「SURREAL」「evolution」のメドレー、「Bold & Delicious」と立て続けに歌い、観客との熱いコール&レスポンスで会場のボルテージは最高潮に。盛り上がりはそのままに、「Born To Be…」で本編の幕を閉じた。
アンコールは、デニムジャケットを羽織ったカジュアルな衣装で、キックボードに乗って爽やかに登場し、「You & Me」「AUDIENCE」「Boys & Girls」とアッパーチューンを畳み掛け、さらに一体となる会場。
ayuは「浜崎あゆみとして歩き始めさせて頂いてから今日21年目最後の日となります。こんなすごく大きな節目となる日に今日皆と過ごせて本当に良かった!嬉しいです、ありがとうございます」としみじみと喜びを噛み締め、コメント。
最後の曲は「Who…」。「これからも皆のそばにいさせて下さい」と“平成の歌姫”と言われた彼女は、一時代を越え、令和も走り続けていくことを誓うと、涙を何度も拭いながら深々と頭を下げ、会場を後にした。
5月1日、新年号「令和」に変わったその日から、全国ツアー「ayumi hamasaki TROUBLE TOUR 2019-2020 A -misunderstood-」をスタートさせる予定。2020年まで続くこのツアーは、史上初の試みとなるロングラン公演となることが告知されており、立ち止まることなく走り続けていく彼女から今後もますます目が離せない。(modelpress編集部)
「ayumi hamasaki 21st anniversary -POWER of A^3-」セットリスト
01.Duty02.Microphone
03.Startin'
04.STEP you
05.Sparkle
Summer Love
Movin' on without you
NaNaNa
rollin'
Ladies Night
Sparkle
06.walking proud
07.part of Me
08.BRILLANTE
09.FLOWER
10.HEAVEN
11.SURREAL~evolution~SURREAL
12.Bold & Delicious
13.Born To Be…
EN1.You & Me
EN2.AUDIENCE
EN3.Boys & Girls
EN4.Who…
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