ガールズグループ“FAKY”リーダー・AnnaラストライブでTaki・Hinaの新加入発表 倖田來未も駆けつける<fo(u)r/セットリスト>
2018.12.21 20:10
ガールズグループ・FAKYのワンマンライブが20日、東京・恵比寿LIQUIDROOMにて行われた。
FAKYとは…
“海外に通用するガールズグループ”を合言葉に活動を展開。その言葉通り日本のみならず、全米・全英の「Spotify Viral Top 50」でも異例のチャートインを果たし、今年に入ってからは、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE/ELLYのソロプロジェクト「CRAZYBOY」にフィーチャリング・アーティストとして参加。登坂広臣のツアーではオープニングアクトとして抜擢された。リーダー・Annaのラストライブ
同公演は、かねてより志していた女優業に専念するため、グループを卒業するリーダー・Annaのラストライブ。 “4”と“~ために”というWミーニングで、『fo(u)r』と題された同公演は4つのセクションに分けられ、各セクションごとに、テーマが設けられたコンセプチュアルなライブとなった。Annaのシャウトにファン熱狂
会場に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、巨大なLEDに三方を囲まれたステージ。この日のためだけに特別に設計されたもので、白い額縁が投影されている。冒頭、Akinaの声とともに「for(u)」というタイポグラフィが流れ、セクション1のコンセプトである“応援してくれる会場に集まったファンへ感謝の気持ち”が語られた。そのまま、ライブの定番曲『Better Without You』がスタート。曲中でAnnaが「What's Up, Liquidroom!!」とシャウトするとファンも大きな声をあげて応酬。そして『Pretty』『Candy』と立て続けにダンス曲を披露し、歌とダンスで会場を一気に盛り上げていった。
DA PUMP・相川七瀬の楽曲も
セクション2のコンセプトは『for the team』。これまでの活動でコラボレーションをしてきた仲間たちが一堂に会した。先陣を切ったBACK-ONは、Lil' Fangと『Wimp』を披露。セクション1で繰り広げられたダンス一色の会場が、一気にロック色溢れるステージへと変化した。
そのままの勢いでCRAZY BOYの『Japanicano』をパフォーマンス。続いて、昨今のリバイバル・ムーヴメントに先駆けて、この夏に話題をさらった「90S REVIVAL」企画から、自身はDA PUMPの『FEELIN’ GOOD-IT’S PARADISE-』を、その後加治ひとみとFEMMが、hitomiの『CANDY GIRL』を、Yup'inが相川七瀬の『恋心』を演奏し、Annaの卒業を彩った。
最後は、lolの女子メンバーも加わり、全員で『今夜はブギー・バック』をパフォーマンス、一夜限りの特別な演出に会場は大盛り上がりを見せた。
ドラマオープニングテーマ「Last Petal」初披露
続くセクション3のコンセプトは『for the haters』。このセクションでは、現在放送中のテレビ朝日ドラマ「あなたには渡さない」のオープニングテーマでもある新曲『Last Petal』を初披露。巨大LEDには、世界的に高い評価を受けるクリエイター集団・BRDGからkanaがリアルタイムに映像を繰り出し、楽曲の世界観をより際立たせた。日本を代表するレーザー・アーティストであるYAMACHANGによるレーザーが、ステージを飛び出し、会場全体を演出。天井に描かれる軌跡が、オーディエンスに深い同一感を与えていった。
最後は、映像も照明も全てが一体となって、会場全体を真っ赤な世界と真っ青に染め上げた世界で、行き詰まった自分たちの気持ちを歌う『Surrender』で、このパートを締めくくった。
Annaの母親が登場
本編最後となったセクション4のコンセプトは「for Anna」。デビュー前から一番Annaと時間をともにしたLil' FangがAnnaに対する深い感謝を伝えて、スタート。各々がソロ・パフォーマンスを見せた。MikakoとAkinaは、LEDの映像と連動したダンス・パフォーマンスを見せると、Lil’ Fangは、クリスティーナ・アギレラの名曲をカバー。高い歌唱力に会場は息を飲んだ。Lil’ Fangの呼び込みで、このセクションの主役であるAnnaがステージに登場すると、さらに特別ゲストとして、なんとAnnaの母親が登場。ファンからも大きな歓声が上がった。
Annaが、「アニーのオーディションを受けた時、母に歌を習っていて、歌手として最後の日は、その母と一緒にステージに立ちたい」と溢れる想いを語った。Annaの母親が弾くピアノにあわせて、スティーヴィー・ワンダーの名曲『Don’t You Worry ‘Bout A Thing』を披露し、会場は温かい拍手に包まれた。
最後は、「この曲は今回のライブのテーマソングで、4人の絆を歌った曲です。聞いてください」とAnnaが紹介し『four』を歌唱。途中、感極まったLil' Fangだったが、歌唱後には「AnnaのいるFAKYはこれで最後かもしれないけど、それぞれの未来に向かって進んでいきます。ありがとうございました」と今日集まったファンにお礼を述べ、本編は終了となった。
Anna、感謝述べる
アンコールは「for FAKY Mania (FAKYのファンの呼び名)」というコンセプトで行われ、『The One』や『P.O.V.』『Get Up』といった初期の楽曲を披露。その後のMCでは、各メンバーが初めて自分の口からAnnaの卒業への気持ちを語り、Mikakoは「初めは怒りと悔しさでいっぱいでした」と本音を話つつも「私にも目指す場所があるので、これからは違う道だけどAnnaと一緒に夢を叶えていきたい」と、集まったファンに想いを伝えた。Annaは「発表した時は怒られると思ったけど、私とFAKY両方応援するよと温かく行っていただき嬉しかったです。お客さんが2、3人の時もあったけど、今日はたくさんの方が集まってくれました。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
新メンバーが加入発表
ここで終わるかと思ったが、Lil' FangがAnnaと目を合わせ「私たちも止まってはいられないので、ここで発表があります」と切り出すと、新メンバーが加入することが、突如発表される。会場には戸惑いとともに、驚きと喜びが広がっていった。さらに、新メンバーの「Taki」と「Hina」がステージに現れると、Annaが2人を紹介。「今日までのAnna」と「今日からの新メンバー」を交え、その夜限りの唯一の接点となるこのショーで、最初で最後の6人の『Candy』を見せ、会場は悲しみよりも、むしろ、未曾有の多幸感で包まれていった。
倖田來未も駆けつける
新生FAKYのビジュアルが公開
最後は、4人で『SUGA SWEET』をパフォーマンスし、Annaが最後に「私にFAKYという宝物をくださって本当にありがとうございました」と伝えステージを後にし、ラストライブは終了。ライブ終了後、FAKYのオフィシャルHPには、新生FAKYのビジュアルが公開。来年春には5人で新しい楽曲を発表し、夏にはアルバム発売とワンマンライブ開催が予定されている。(modelpress編集部)
セットリスト
SECTION1:for (u)[Dance Section]MESSAGE 0:Akina
Better Without You
Pretty
Candy
Bad Things
Chase Me
Are You OK?
SECTION2:for the team[Guest Section]
MESSAGE 1:Mikako
Wimp with Lil' Fang(Back On & Lil' Fang)
Japanicano
Revival Medley
- Feeling Good(FAKY)
- Candy Girl(加治ひとみ / FEMM)
- 恋心(Yup'in)
今夜はブギー・バック(All Member)
Section3:for the haters[Emotional Section]
MESSAGE 2:Anna
Last Petal
Girl Digger
Why’d You Make Me Cry
Surrender
Section4:for Anna[Solo Section]
MESSAGE 3:Lil' Fang
Afterglow【Miako Dance】
On Me【Akina Dance】
Bount to you/Christina Aguilera 【Lil’Fang Song】
Don’t You Worry ‘Bout A Thing/スティーヴィー・ワンダー【Anna Piano Solo】
Who We Are
Someday We’ll Know
four
Section5:for FAKY Mania[Encore Section]
The One
Old Song Medley
- P.O.V.
- What R You Wating For
- Get Up
Candy (6 Members)
SUGA SWEET
【Not Sponsored 記事】