【詳細ライブレポート】大原櫻子、全国ツアー完走!(提供写真/撮影:田中聖太郎)

【大原櫻子・詳細ライブレポート】全国ツアー完走!新たな挑戦に鳥肌、アンコールで特別な楽曲披露も<「ちっぽけな愛のうた」「明日も」…全22曲セットリスト>

2017.11.14 23:35

歌手で女優の大原櫻子が14日、東京 Zepp Tokyoで4度目となる全国ツアー「大原櫻子 4th TOUR 2017 AUTUMN ~ACCECHERRY BOX~」の千秋楽を迎えた。ツアーファイナルでは家入レオ・藤原さくらとのコラボ曲『恋のはじまり』を大原ひとりで特別に披露するなど、約2時間にわたって全22曲を歌い、2500人のファンを大いに沸かせた。

  

幻想的なオープニング

満員の観客が今か今かと待ちわびるなか、会場前方に「オープニングの一曲のみ、サイリウムの使用をお控えください。お願い申し上げます」の表示。どんな演出がくるのか、ファンの期待は増していく。

オープニングのSEが鳴り響いた。ステージ上にプロジェクションマッピングで様々な文字が幻想的に写し出される。すると今度は大原本人の映像も写し出され、文字と絡みあい、ますます幻想的な雰囲気を作り出した。

そして本人はすでにステージ中央に。そのまま自分の映像と対話するかのように歌い出す。1曲目は『ALIVE』。幻想的なステージと荘厳な歌唱が美しいスタートとなった。

『ALIVE』の歌唱後すぐさま鳴り響くキラキラしたイントロの2曲目は、今年の夏に秦基博の作詞作曲で話題となったシングル『マイ フェイバリット ジュエル』。まるでジュエルの様にキラキラした照明と、本人の「皆さん、こんばんは!最高の一日にしましょう!」と元気な掛け声で一気に明るくキュートな雰囲気を演出する。

「皆さん、盛り上がる準備はいいですか!チェリー~~~ブロッサム!」とファンにはお馴染みのコール&レスポンスとともに始まった3曲目は『青い季節』。アッパーなPOPナンバーで観客を盛り上げていく。

派手なイントロでさらに序盤の盛り上がりを作ったのは『Realize』。続く5曲目は『トレモロレイン』。タイトルにちなんだキュートな傘を持った歌唱で、ステージ上を雨に唄えばのような雰囲気で歌い動き回る。ミュージカルも出演しているだけに思わず大原の動きに見入ってしまう瞬間だった。

『瞳』のピアノイントロ。ここではギターを持ってストレートに歌い、曲の持つ強いメッセージを噛みしめるように歌っていく姿に、観客もサイネージを振りつつもじっくり聞き込む。『瞳』は2番サビをファンに歌ってもらうのが最近のライブの定番となっており、この日のライブでも観客の大きな歌唱を聞くことができた。

大原櫻子“カバー”に挑戦

1stツアーではエレキギターを弾き、2ndではピアノの弾き語り、3rdではダンスを踊るなど、毎回新しいことを取り入れてきたが、今回のツアーで大原が新たにチャレンジしたのは“カバー”。ツアーが始まる前にどんな曲を歌ってほしいか、SNSでファンに意見を募った。

「今回のツアーでは新しいことに挑戦したいなと思い、カバー曲に挑戦しています。すごく幅広い年代の方が応募してくれていろんなジャンルの曲が集まりました。選ぶの大変だったんですけど、皆さんのリクエストの数と、私が歌いたいなと思った曲をピックアップして今回お届けしたいなと思います」。

披露したのはONE OK ROCKの『Wherever you are』と、中島みゆきの『糸』。

『Wherever you are』について大原は「この曲はいろんなアーティストさんのライブを見に行かせていただいたなかで、もっともライブで感動した一曲です。皆さんにとって恋人だったり、家族だったり、友人だったり、心の底から大切にできる人を思い浮かべなから、聞いていただきたいなと思います」。

中島みゆきの『糸』についても「私もこの曲をいただいてからたくさん練習させていただきました。毎日、当たり前に笑顔で過ごしているけれど、それって当たり前じゃないんだなって改めてこの曲を聞いて思いました。優しくて温かい歌詞で私も大好きな一曲です。ぜひ皆さんにとっても大切な一曲になっていただけたら嬉しいなと思って歌います」と心を込めながら丁寧に説明した。

会場が静まり返り、その歌声に誰もが耳を傾ける。大原の歌唱力の高さを改めて感じさせた。


カッコ良すぎる“さくちゃん”

『糸』から始まり『ちっぽけな愛のうた』『サイン』と続くパートは鳥肌が止まらない。透き通った歌声と震えるほど力強いヴォーカルに思わず息を呑む観客。会場が暗くなり、大原ひとりに照明が当たる演出も多く、よりそれを感じた。

彼女をスターダムに押し上げた『明日も』は間違いなく聞く度にグレードアップしている。圧巻は『READY GO!』。「もっといけるでしょう!「全然足りない!」「もっとちょうだい!」「もっと!もっと!!もっと!!!」。

観客を煽って、煽って、煽りまくる。ファンもそれに応えるように何度も、何度も、何度も拳を突き上げた。爆発的な盛り上がりが会場を揺らす。

完全燃焼――――したように見えたがまだまだ終わらない。『Jet Set Music!』ではタオルをぐるんぐるん回す。「まだまだ踊っていけますかー?」と大原もまだまだ元気。そして本編最後は『踊ろう』をみんなで歌った。

可愛い“さくちゃん”もやっぱり必要

本編では可愛い“さくちゃん”ももちろん健在。バンドメンバー全員で可愛いトロッコを押しながら現れ「アコースティックメドレー」を披露するコーナーも用意された。客の大きな歓声とともに始まったのは『のり巻きおにぎり』。1stアルバム収録の可愛らしいナンバーはバンドメンバーがおにぎりの被り物をしてパフォーマンスするのが定番となっている。

そのまま『うたうたいのうた』『オレンジのハッピーハロウィン』とキュートなナンバーを、ピアニカや特製の手持ちリズムパッドやカホン等を駆使してパフォーマンスしていく。途中、これもライブで定番の「ハッピー!ハッピー!ハロウィン!」のコール&レスポンスがあり、コール&レスポンスは観客との大きな「ハッピー!ハッピー!TOKYO!」で占めた。

その後は『おどるポンポコリン』。さらに『頑張ったっていいんじゃない』を歌唱。曲の持つアッパーなテンションに会場の熱も高まり、最後は大原のクラッカーでアコースティックコーナーを締めくくった。微笑ましBGMで全員ステージ袖へ下がると観客は大きな拍手。再度、大原が登場すると「サイコ―裁判所!」の声も上がった。

「今回のツアータイトルはシングル『マイ フェイバリット ジュエル』にちなんだアクセサリーと櫻子の『チェリー』を掛け合わせて決めました。ステージでもアクセチェリーボックスを披露したのですがいかがでした?」と謎のトロッコの正体を明かし、アクセチェリーボックスはお役御免でステージを退場した。

アンコールで新曲「さよなら」披露

アンコールの一曲目は11月22日リリースの8thシングル『さよなら』。「さくちゃーん!」「もう聞いたよー!」いろんな声が飛び交うなか、大原は話し出した。

「今回はいきものがかりの水野良樹さんが作詞作曲をしてくださいました。初の失恋ソングです。これまで歌ったことがなくて、最初すごく大きな課題というかチャレンジをさせていただくなと思っていましたが、水野さんとも話をしていくなかで思ったのは、どんな恋愛をしても、どんな失恋をしても、相手にありがとう、っていつか言える日がきたら本当に素敵だなって思いました。この曲を聞いて皆さんがなにか少し前に踏み出す勇気になったら嬉しいです。もし失恋してしまった人がいたら、苦しかったり悲しかったりっていう思い出だけが溢れちゃうかもしれないけど、この曲を聞いて、ありがとう、って少しでも相手に思えたら、素敵だなと思っています。皆さんにとっての忘れられない人や大切な人を思い浮かべなから聞いてください」。

歌声に感情を乗せる。観客を引き込んでいく。若干21歳の女の子の歌声が観客の心に染み入る。涙を流すファンもいた。歌い終わると大きな拍手が会場を包み込んだ。

家入レオ・藤原さくらコラボ曲をソロで!

次の曲のイントロが流れて会場がざわつく。家入レオ・藤原さくらとのコラボ曲『恋のはじまり』だ。「今日は追加公演ということで特別な一曲を披露したいと思います。いつもは大好きな2人と歌っていますが、今日はみんなと歌いたいと思います」。

大原にもファンにも笑顔が溢れる。そして輝く。大原は「3人で歌う時はいつもリハーサルでも私は間違えないのに今日は間違えちゃった(笑)」と無邪気に話す。「ごめんよ~レオちゃん、さくら~。ふふふっ」。

大原櫻子「サンキュー。」締め

「今日は皆さん、改めまして、お越しいただき、ありがとうございました。今回のツアーは合計7回ありましたが、今日は追加公演ということで皆さん楽しんでもらえましたかー? 照明、衣装、音響、演出、すべての皆さんが本当に素敵なツアーを作ってくださいました。今回は皆さんにとって一曲一曲ががジュエルのような大切な一曲になってほしいなという思いを込めて『ACCECHERRY BOX』というツアータイトルにしました。今日お届けした曲がジュエルのように一生、心に残るキラメキになったら嬉しいなって思います」。

ひと呼吸置き「今日は本当にありがとうございました。そんな感謝を込めて皆さんと一緒に手拍子で歌いたいと思います。『サンキュー。』」と最後の曲紹介。笑顔でファンに手を振り続けながら歌った。

鳴り止まない歓声。大原はマイクを通さず「皆さんのおかげで全7公演を終えることができました。本当にありがとうございます。またライブする時は来てくれますかー?」。大きな歓声を浴びた大原は最後に合言葉「チェリー~~~ブロッサム!」を全員で叫んだ。可愛いだけじゃない、しびれるほどカッコ良い。それを証明したライブ。大原の進化は止まりそうにない。(modelpress編集部)

セットリスト

Opening SE ACCECHERRY opening~

M1.ALIVE
M2.マイ フェイバリット ジュエル
M3.青い季節

MC

M4.REALIZE
M5.トレモロレイン
M6.瞳

MC

M7.ONE OK ROCK「Wherever you are」※カバー曲

ACCEHERRY interlude2

M8~M12.アコースティック メドレーコーナー
のり巻きおにぎり~うたうたいのうた~オレンジのハッピーハロウィン~おどるポンポコリン~頑張ったっていいんじゃない

MC

M13.中島みゆき「糸」※カバー曲
M14.ちっぽけな愛のうた
M15.サイン

ACCEHERRY interlude2

M16.明日も
M17.READY GO!
M18.Jet Set Music!
M19.踊ろう

<アンコール>

EC1.さよなら ※11/22リリース8thシングル
EC2.恋のはじまり

MC

EC3.サンキュー。

【Not Sponsored 記事】

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