タカシ、コーイチ「うたうたい vol.3」(提供写真)

超特急コーイチのオリジナル曲&タカシは“恋ダンス”をカバー!<うたうたいライブレポ&バラエティに富んだセットリスト>

2017.03.13 08:00

7人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のコーイチとタカシによるソロライブ『うたうたい vol.3』が、11・12日にファンクラブ会員限定でニューピアホールにて開催された。

  
いつもはバックボーカルとしてメインダンサー5人の支えに徹している2人が主役となるレアなライブということで、チケットは瞬殺ソールドアウト。その期待に応え、2人はそれぞれの個性を活かしながら、会場に詰めかけた8号車(ファンの愛称)を大いに沸かせ、心ときめかせた。


コーイチ、オリジナル曲中心の構成に

コーイチ「うたうたい vol.3」 (提供写真)
昨年はコーイチとタカシ2人で行った同イベント、3回目となる今回は、それぞれのソロライブを各日2部制で行うスタイルで開催。初日の1部ではコーイチによる“~Sweet Vox~ presented by Koichi”で、「今回は自分が家で作詞作曲してた曲たちをみんなに届けたい」と、なんとセットリストの大半を自身のオリジナル曲で構成するという挑戦をした。

コーイチ「うたうたい vol.3」(提供写真)
まずは甘いラブソング『Sugar&Coffee』を声と身体をいっぱいに使って快活に放つと、サビでは自身のイメージカラーでもある黒のロングコートを脱ぎ捨てる粋なアクションも。続いて「音楽が大好きだという想いを伝えたくて作った曲」という『Groovin`Love』では韻を踏んだ見事なラップも聴かせ、「僕が届けるのは歌と音楽だから」とオリジナル曲では全曲でモニターの歌詞も表示する。音楽に対するひたむきでストイックな姿勢は、当然パフォーマンスにも現れて、優しいファルセットから力強いエモーショナルボイスまでと、その歌声は実に彩り豊か。英語の得意な彼らしく、英詞や海外のトレンドも巧みに取り入れたオシャレな楽曲、客席の端から端までアピールする躍動的な動きと、目も耳も一瞬たりとも休ませない。

コーイチ「うたうたい vol.3」(提供写真)
中盤ではグループの楽曲も2曲披露。最新アルバム『Dramatic Seven』収録のタカシメイン曲『Whiteout』をファンクなアレンジで贈り、「僕の好きな音楽って海外の黒い方が多いので、そこに白を混ぜたらいい感じになるかなぁって」と語るが、なるほど、今日の衣装も黒スーツに白の蝶ネクタイ。『Synchronism』では8号車とともに手を振り、温かな空気を醸しだした。

コーイチ「うたうたい vol.3」(提供写真)
終盤には「東京に来て4年。1人になる時間が多くて胸が苦しくなるときもある」と、ほんの少しの弱音を吐露した『my love』、「今日が僕にとってスタートの日。僕は絶対に歌で皆を笑顔にしたい」という決意を込めた『Scene』と、「普段見せないコーイチの心を全て見せていきたい」との言葉を有言実行。アンコールでは「1人だとやっぱ寂しいっすね」とタカシを呼び込み、この日のためにコーイチがメロディを作り、2人で作詞したオリジナル曲『Harmony』を互いに見つめ合って歌いかけた。最後は紆余曲折を経た末に完成し、昨年の同イベントで初めて発表したバラード『missing U』をアカペラ始まりで朗々と熱唱。「今度はもっと大きな場所で、また作った曲を届ける」という約束を8号車と交わした。

タカシ、「恋」など幅広い楽曲で沸かせる

タカシ「うたうたい vol.3」(提供写真)
2部は、タカシによる“TAKASHIヒットパレード~春に白い雪が降る~”。ピアノの音色が流れると、なんと下手の客席に白ジャケット姿のタカシが登場。ライブタイトル通りに雪の情景を描く『Whiteout』を歌いながら、客席通路を通ってステージに向かうタカシとの至近距離に8号車は騒然。以降は「自分のルーツとなった楽曲や好きな曲を歌うことで、みんなで音楽を楽しむキッカケにしたい」と、タカシ自身が選曲したJ-POPを続々披露。親世代の歌謡曲も愛する彼だけに、40年近く前の布施明のヒット曲を山崎育三郎がカバーした『君は薔薇より美しい』の痛快なロングトーンで拍手を呼んだかと思えば、星野源の『恋』では恋ダンスで場内を沸かせたりと、そのチョイスは今年成人式を迎えたばかりとは信じられないほどに幅広い。

タカシ「うたうたい vol.3」(提供写真)
自ら選んだお気に入りの楽曲たちだけに、情感のこもったメロディアスな歌声は実に楽しそう、かつ、彼のパーソナリティそのままに8号車の胸に真っ直ぐに突き刺さることに。特に色濃かったのが中盤のアコースティックコーナーで、玉置浩二の『メロディー』からの3曲をエモーショナルに、アンニュイに、センチメンタルにと、ふくよかな感情を表してゆく。MCでは「どうしたら1人のボーカルとして認めてもらえるのか?」と悩んでいた自分が、今、1人で歌わせてもらっていることの感謝を述べ、「僕にとってここがホームなんだと実感しました」と感慨深げに語る場面も。本編最後には自信が出演中の映画『一週間フレンズ。』の主題歌『奏』(スキマスイッチ)を万感の想いを込めて歌い上げ、「これからも超特急タカシ、真っ直ぐ突き進んでいきたいと思います。みんなの笑顔は僕の生き甲斐です。今日も明日も明後日も、ずっとみんなを笑顔にし続けたいと思います!」と宣言。その言葉は奇しくもコーイチのMCともリンクして、2人の心は1つなのだと証明する。

タカシ「うたうたい vol.3」(提供写真)
タカシ「うたうたい vol.3」(提供写真)
それを痛感したのがアンコール。「みんなもっと暴れたいんじゃないかな?って」と、超特急の『超えてアバンチュール』で8号車に拳を振り上げさせ、客席を大いに揺らしたあとは、今度はタカシがコーイチを呼び込んで再び『Harmony』を。2人の歌声のハーモニーは優しく場内に広がって、“君と僕のハーモニーが誰かの笑顔になりますように”というサビのワードが強く胸に響く。音楽に対する熱い情熱、そして結成からの5年間で培い、強靭なアンサンブルを育ててきた2人が支えるからこそ、超特急というグループのポテンシャルは計り知れないのだ。

「うたうたい vol.3」(提供写真)
18日には3度目の男性限定ライブもShibuya duo MUSIC EXCHANGEで開催。4月26日には結成5周年記念シングル『超ネバギバDANCE』がリリースされ、4月29日からは日よりグループ史上最大規模の全国ツアー“Trans NIPPON Express”もスタートする。6月14日には初の日本武道館公演も決定と、2017年も話題が満載の超特急の勢いは止まらない。(modelpress編集部)

タカシ「うたうたい vol.3」(提供写真)
コーイチ「うたうたい vol.3」(提供写真)
タカシ「うたうたい vol.3」(提供写真)

セットリスト

【1部】
M1.Sugar&Coffee
M2.Groovin’Love
M3.TMWL(is)
M4.Bad boy
M5.Don’t stand by me
M6.Whiteout/超特急
M7.Synchronism/超特急
M8.my love
M9.bye bye
M10.Scene
EC1.Harmony
EC2.missing U
超特急楽曲以外すべてオリジナル曲。

【2部】
M1.Whiteout/超特急
M2.愛Know マジック/米米CLUB
M3.君は薔薇より美しい/山崎育三郎
M4.ずっと好きだった/斉藤和義
M5.恋/星野源
M6.だいすき/岡村靖幸
M7.メロディー/玉置浩二
M8.LOVE AFFAIR~秘密のデート~/サザンオールスターズ
M9.明日晴れるかな/桑田佳祐
M10.奏/スキマスイッチ
EC1.超えてアバンチュール/超特急
EC2.Harmony
※EC2はオリジナル曲

【Not Sponsored 記事】

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