松村沙友理、橋本奈々未、白石麻衣/画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ

橋本奈々未・白石麻衣・松村沙友理の絆に涙腺崩壊…“それでも御三家は永遠だから”<ななみん卒業コンサート>

2017.02.21 01:29

乃木坂46“5th YEAR BIRTHDAY LIVE ~橋本奈々未 卒業コンサート~”」が20日、さいたまスーパーアリーナで行われた。乃木坂46橋本奈々未がグループを卒業、そして芸能界を引退。橋本にとって最後のライブ。ステージで展開される“御三家”の絆に3万5000人も一緒に涙した。

  
“御三家”とは橋本(ななみん)、白石麻衣(まいやん)、松村沙友理(さゆりん)の3人を指す。同学年でみんな美しくて可愛くて、それでいて仲良し。新規ファンもだが、古参ファンは特にこの3人の並びに胸が熱くなる。


涙を堪えられない

橋本奈々未、白石麻衣、松村沙友理、高山一実/画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
白石は自身のセンター曲『ガールズルール』で「ななみんラスト~!」と満開の笑顔で絶叫。つられて橋本も「しいちゃん、いくぞ~」と目を合わす。橋本にとって初のユニット曲『偶然を言い訳にして』ではまだ7曲目にも関わらず、白石は溢れる涙を堪えられない。それを見て近寄って肩を抱く橋本の目からも涙、さらに松村も涙…。指を差しながらお互いに涙をいじる。これまで苦楽を共にしてきたからこそできる最高の笑顔で。白石は曲中、橋本に向かって手書きで“ズッ友”と書いたフリップを見せた。「メッセージはななみんに内緒だったんです」という白石に、「びっくりした。でもありがとう、嬉しかった」と橋本は微笑んだ。

白石麻衣にとっての橋本奈々未

橋本奈々未、白石麻衣/画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
白石は橋本とのユニット曲『孤独兄弟』のパフォーマンス中にも大粒の涙を流した。この日ライブの間に差し込まれたVTRでは乃木坂46の歴史をメンバーのナレーションで振り返ったが、白石はそこで橋本について「その子とはポジションがシンメトリーになることが多かった。何で笑ったのか、どれが大事でどれが思い出深いとか順番はない。誰にも言ってないこと、まだ誰にも知られてないこと、ある時、私が泣いた。泣くしか感情の出口が無かった。そのときその人が隣にいた。一緒に泣いた。朝起きてこない彼女、笑いの沸点が低い彼女、怒っている彼女、髪が短かった彼女、好きとか嫌いじゃない、いつも一緒だった彼女」と表現した。

松村沙友理「2人がいると本当に心強かった」

松村は『世界で一番孤独なLover』のパフォーマンス前のVTRにナレーションに登場。「ユニットっていうとすごく特別感があるんです。私はこれまでのユニット曲がほとんど、ななみんと一緒で人数が少ない分、撮影やライブの現場でたくさん話せるのがすごく楽しみでした。『偶然を言い訳にして』『でこぴん』…一緒にやっているダンスがラブリー系でそれを恥ずかしそうにいつも踊っている、ななみん。今日はどうだったんだろう?良い人だから、ちゃんとやってくれそう。ななみんとまいやんの2人は、私にとって特別。2人がいると本当に心強かった。居心地が良かった。3年半前の夏、まいやんがセンターでななみんと私の3人でフロントを務めたのは、私の大事な時間。だから、今日これからこの曲を踊るのは私にとって最高に楽しみな瞬間です」。松村は女性ファッション誌『CanCam』で橋本と一緒に専属モデルも務めていた。

ななみん「まいやんは可愛いよ」

橋本奈々未/画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
アンコールではメンバーを代表して白石がサプライズで橋本への手紙を読み上げた。

生田絵梨花、橋本奈々未、白石麻衣/画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
「ななみんへ。お誕生日おめでとう、そして卒業おめでとう。私が乃木坂で過ごした5年半は私がななみんの隣にいた5年半でした。年も同じで曲の中ではシンメになる、ななみんがいてくれて。いつもななみんは私の中で最高のパートナーだと思うようになりました。くだらない話で笑ってくれたり、悲しいこと悔しいことで一緒に涙を流してくれたり。ななみんにしか相談できないことも、たくさんあったけどいつも親身になって話を聞いてくれたこと、すごく嬉しかったよ。ななみんを心から尊敬しています。橋本奈々未という一人の女の子に出会えたこと、それは人生最高の自慢です。5年半、みんなに幸せをありがとう。これからは、ななみんらしく最高にカッコ良い人生を歩んで下さい。もしも私たちにできることがあればいつでも連絡してね。その時はどこにでも駆けつけます。5年半本当にお疲れ様でした。ずっとずっと大好きです。白石麻衣

橋本奈々未、白石麻衣/画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
白石が手紙を渡すと、2人は号泣しながら抱き合った。

白石:ティッシュください(泣)

橋本:私も(笑)

(2人でティッシュ)

橋本:まいやんありがとう。

白石:うわあ、ブス。

橋本:大丈夫、まいやんは可愛いよ。

白石:そっちこそ!

(会場が盛り上がる)

白石:懐かしい!知ってる人いる?

(会場:はーい!)

白石:絶対知らない人いるでしょ。

桜井玲香:どうですか、まいやんからお手紙(今まで)あります?

橋本:ないんじゃないかな。

白石:手紙は初めて。

橋本:良いだろ~?私自分は手紙書かない人なんですけど、こういうお仕事をしているとお手紙をもらう機会が多いんですよ、もちろんファンの皆さんのも届いてます。書かなきゃって思いました、自分も(笑)。ステージに立って何かを届ける仕事ってことからは変わっていくけど、嬉しい気持ちにさせてもらえるのは幸せだし、私もステージからっていうところはまた別でこれからやっていけたら良いなと思いました。今改めて。

齋藤飛鳥から見た“孤独兄弟”

こんな“孤独兄弟”の2人について、次世代エースと呼ばれる齋藤飛鳥は、VTRのナレーションで「乃木坂にはいろいろな2人組ユニットがある。その中で最高に安定感のある2人組、橋本と白石のコンビ。まいやんは普段から楽しい感じのキャラクター、奈々未はクールだと言われているけど、全然そんなことなくて明るい人。遠くの方から見てて2人が話して笑っているのが好きだった。まいやんの奈々未への態度が好きだった。奈々未のまいやんへの言葉が好きだった。まいやんと話している時、優しく笑ってくれるのが嬉しかった。昔私が意味不明なことをして、そのことを奈々未が『嬉しい』と書いてくれてて、それが嬉しかった。私は2人が一緒にいるのが好き」と語った。

最後の“御三家”ステージ。でも………

松村沙友理、橋本奈々未、白石麻衣/画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
この日ステージに3人だけで立ったのは一度きり。34曲目の『Threefold choice』。実は昨年12月開催の「Merry Xmas Show 2016」でもこの曲を“御三家”で披露し、ファンから再披露を望まれていた。「誰を愛しているの?この3人の中で♪」という歌詞が印象的なポップな楽曲を再び“御三家”でキュートに歌って踊って笑顔を振りまいた。その姿を3万5000人のファンは目に焼きつけた。

でも………橋本が最初にして最後のセンターを務めた『サヨナラの意味』のミュージックビデオにはこんなシーンがある。西野七瀬が読む本に書かれた言葉。

“それでも御三家は永遠だから”

橋本は24回目の誕生日である2017年2月20日に乃木坂46を卒業、そして芸能界を引退した。しかしこの日会場に来られたファンも、来られなかったファンも、きっとそう思っているに違いない。(modelpress編集部)

セットリスト

<本編>
M1.サヨナラの意味
M2.気づいたら片想い
M3.ガールズルール
M4.バレッタ
M5.制服のマネキン
MC&VTR
M6.会いたかったかもしれない
M7.偶然を言い訳にして
M8.せっかちなかたつむり
M9.指望遠鏡
M10.13日の金曜日
M11.でこぴん
VTR
M12.世界で一番 孤独なLover
M13.やさしさとは
M14.ダンケシェーン
M15.僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
VTR
M16.Tender days
M17.革命の馬
M18.ボーダー
M19.制服を脱いでサヨナラを…
M20.ポピパッパパー
VTR
M21.遙かなるブータン
M22.太陽に口説かれて
M23.シークレットグラフィティー
M24.あの教室
M25.ハウス!
M26.ロマンスのスタート
M27.転がった鐘を鳴らせ!
MC&VTR
M28.ここにいる理由
M29.君は僕と会わない方がよかったのかな
M30.自由の彼方
M31.生まれたままで
MC&VTR
M32.孤独兄弟
M33.魚たちのLOVE SONG
M34.Threefold choice
M35.ロマンティックいか焼き
M36.そんなバカな…
M37.孤独な青空
<アンコール>
MC&VTR
EN1.ないものねだり
EN2.サヨナラの意味

【Not Sponsored 記事】

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