大原櫻子、初武道館で大切な一曲「ちっぽけな愛のうた」、キレのあるダンスで魅了、ヴォーカルの凄みも増した…成長はまだまだ止まらない<ライブレポ/セットリスト>/撮影:川嶋謙吾(田中聖太郎写真事務所)

大原櫻子、初武道館で大切な一曲「ちっぽけな愛のうた」、キレのあるダンスで魅了、ヴォーカルの凄みも増した…成長はまだまだ止まらない<ライブレポ/セットリスト>

2016.10.05 20:58

歌手で女優の大原櫻子が5日、東京・日本武道館で自身最大規模の全国ツアー『大原櫻子 CONCERT TOUR 2016 ~CARVIVAL~』のファイナル公演を行った。約2時間20分で全21曲を披露。日本武道館は前日を含めて2Days、計1万8000人の観客を魅了した。

  
ファイナルでは同ツアーでこれまで歌ってこなかった、自身がヒロインを務めた映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013年)の劇中歌『ちっぽけな愛のうた』をサプライズで披露。「こんなに歴史のある場所で素敵な皆さんに、私の大切な一曲を聴いていただけて本当に嬉しいです」と少し目を潤ませながら、笑顔で感謝を伝えた。そしてその後は大原を一躍スターダムに導いた『明日も』。冒頭をアカペラで歌うのが恒例だが、この日は「皆さんと一緒に歌えたらと思います」と呼びかけ、大原とファンの大合唱へ。響き渡った歌声で武道館は大きな感動に包まれた。

『明日も』歌唱前のMC全文

このツアーはちょうど2ヶ月前の8月5日に始まりました。6月30日からダンスリハーサルが始まってそして今、ここに立っています。約3ヶ月、カービバルを皆さんと一緒に作ってこれました。前回のツアーでは少し体調を崩してしまって、でも今回は全公演、健康的に、そして今日を迎えています。

50年という歴史のある大きな武道館でやらせていただけることは、3年前の私には想像もつきませんでした。このステージに立たせていただけているのは、ここにいらっしゃる皆さん一人ひとりのおかげだと思っています。

前回のツアー、いや前々回のツアーから来てくださった方はわかると思うんですけど、会場も2階建てになったり、ダンサーさんにツアーに参加していただいたり、本当にステップアップさせていただいているなと、心から感謝しております。

皆さん、そしてバンドメンバー、ダンサーさん、そしてこのステージを作ってくださっているスタッフさんのおかげだと思っております。皆さん今一度大きな拍手を!

当たり前ですけど、私一人の力でこの景色を眺めることは絶対にありえません、皆さんのおかげです。18公演、一回一回があっという間でした。そして本当に今日はその中でも一番あっという間に時が過ぎていってしまった気がします。

でも最後の一曲は残っていますので、たくさんの感謝の気持ちを込めて皆さんと歌いたいと思います。最初のアカペラ部分はいつも一人で歌っているけど、今日は皆さんと一緒に歌えたらと思います。

『真夏の太陽』でいきなりボルテージは最高潮

2ndアルバム『V(ビバ)』を引っさげた同ツアー。ステージ中央に配置された大きな“V”が回転するとそこに大原の姿。「CARVIVALスタート~!」と煽ると、ファンも手拍子と声援で呼応し、会場はピンクのペンライトで一斉に埋まった。

『真夏の太陽』では「武道館、盛り上がっていきましょう~!」とさらに煽り、観客が一斉にタオルを振り回して大盛り上がり。「皆さんお忙しい中、お天気も悪い中、お越しいただき、ありがとうございます。9000人いるらしいですよ」と会場を見渡し、「私のライブ初めての方もそうでない方も、カーニバルのように楽しいライブにしていきたいと思います」と挨拶した。

随所にダンスの演出で新たな一面

3回目となる全国ツアーで大原が新たに挑戦したのが“ダンス”。『メロディー』や『Dear My Dream』など、ライブの随所でダンサーと息の合ったダンスが盛り込まれ、『DANCE!CARVIVAL』では「アーユーレディ―?」の合図で、大原がソロダンスも披露。今年、舞台『The Love Bugs』にて公の場で初めてダンスを披露していたが、そこからさらにキレも表現力も増した。

『踊ろう』では歌唱前に振付をレクチャー。タイトル通り、一緒に歌って踊って楽しんだ。また『トレモロレイン』では傘を差したキュートな振付で「可愛い~」と歓声を浴び、さらに冒頭をアカペラで披露した2ndアルバム『V(ビバ)』のリード曲『サイン』では観客が身じろぎせずに聴き入るなど、バリエーション豊かな緩急をつけた構成で観客を引き込んでいった。

磨きのかかったヴォーカルに痺れる

MCでは「昨日はじめて武道館に立たせていただいたんですけど、2日目でもまだ緊張しますね」と照れ笑い。「皆さんと一緒に楽しめたことが本当に幸せです。同じ時間と同じ場所、そして同じ空気を吸って音楽を楽しめるのは本当に奇跡だと思います。改めてありがとうございます」とにっこり笑った。

しかし可愛い笑顔から一転、『READY GO!』からは圧巻のステージング。本人も「舞台のおかげで喉が強くなった」と話すように、ギアを入れた時のヴォーカルは爆発的。『My Way』へと続く流れで、観客を熱狂の渦に巻き込むとともに、完全に痺れさせた。

アンコールではお茶目な“さくちゃん”も

本編最後は『Scope』。「今日はたくさんの方が来てくれて本当に嬉しいです。私にはもっと大きくなって戻ってくるという目標があります」と再会を誓うと、会場は「さくちゃん」と呼びかける声で溢れかえった。大原はひと呼吸し「ここにいる一人ひとりに感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います」と語りかけ、しっとり力強く歌い上げた。

アンコールでは『ちっぽけな愛のうた』『明日も』の感動的な演出もあったが、幕開けを飾った『のり巻きおにぎり』ではユーモアな笑いもあった。バンド&ダンスメンバーがおにぎりのかぶりものをして、のんびりした音楽に振付、ファーストツアーからお馴染みのシュールなパフォーマンスに、さらに今回は「PERFECT HUMAN」を彷彿とさせる振付も盛り込まれるなど、遊び心が満載。ノリノリでお茶目な“さくちゃん”に観客はメロメロだった。(modelpress編集部)

セットリスト

01.ステップ
02.真夏の太陽
03.勇気と微笑み
04.瞳
05.トレモロレイン
06.メロディー
07.DANCE!CARVIVAL
08.Dear My Dream
09.INST!CARVIVAL
10.こころ(apf ver.)
11.君になりたい
12.サイン
13.September
14.READY GO!
15.My Way
16.踊ろう
17.Scope

<アンコール>
EC1.のり巻きおにぎり
EC2.大好き
EC3.ちっぽけな愛のうた
EC4.明日も
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