ライブ形式のファンイベント「Sakura da Festa 2016~Music for my friends~」を開催した桜田通(C)モデルプレス

「役者なのにライブやる」桜田通、全身全霊の表現に“通コール”止まず「芝居をやってきたからこそ、歌える歌がある」

2016.03.30 10:03

映画『orange-オレンジ-』(2015)の萩田朔役で注目を集め、現在ドラマ「グッドモーニング・コール」(Netflix)、「初恋芸人」(NHK BSプレミアム)などに出演する俳優の桜田通(さくらだどおり・24)が29日、東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにてファンイベント「Sakura da Festa 2016~Music for my friends~」を開催した。6年目を迎えるファンイベントだが、今年は初のライブ形式で開催。「世の中には素晴らしいアーティストがいくらでもいるけれど、自分が芝居をやってきたからこそ歌える歌がある」とアンコール含む全12曲を熱唱し、ファンから鳴り止まぬ“通コール”を浴びた桜田は「明日からまた色んなことがあると思うけど、今日のことを思い出せば頑張れます!大成功です!」と満面の笑顔で拳を突き上げた。

  
ミュージカル「テニスの王子様」(2006)で主演をつとめて以降、映画・ドラマ・舞台で幅広い役柄を演じてきた桜田。一方で大の音楽好きでもあり、高校時代から曲作りやバンド活動に勤しんできた。そんな中、昨年の舞台「ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』」でギタリスト役を演じ、人前で初めてギター演奏を披露。それをきっかけに“音楽熱”が湧き上がり、今回のライブ開催に至った。

オールスタンディングの会場は満員に(C)モデルプレス
力強い歌声とパフォーマンスにファンが酔いしれる(C)モデルプレス
情感あふれるバラード曲も(C)モデルプレス
バックステージでモデルプレスの取材に応じた桜田は「そういう役に出会って、これは改めて音楽をやるチャンスなんじゃないか、と思ったんです。映画やドラマにも主題歌があるし、自分にとって音楽というものはどうしても切っても切り離せないものなので」と語る。ライブは『orange-オレンジ-』の主題歌「未来」(コブクロ)など過去の出演作にまつわる曲を中心に、これまで応援してきたファンが楽しめるセットリストで構成。中でも「ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』」の小越勇輝と慎之助をゲストに招いた劇中歌パフォーマンスは熱狂的な盛り上がりを見せた。

役者なのにライブをやる「僕の表現のひとつ」

トーク中は笑顔が絶えない(C)モデルプレス
ファンへの想いを込めた「きっと今日より」(C)モデルプレス
ロックからバラードまで歌いこなし、さらには自作曲の初披露も。「この世界は、観てくださる方々がいなければ成立しない。僕からファンの皆さんに届けたい気持ちを歌詞に込めました」というバラード曲「きっと今日より」、タオルを回して盛り上がれるアッパーチューン「涙Realize」とテイストの異なる2曲で、今の想いを表現した。

タオルを回して会場が一体となる(C)モデルプレス
「僕は曲を作る時、ギターでコードを決めてからメロディーを作り、最後に歌詞を書くのですが、今回はファンイベントということで、どういう歌詞にしたいのか、何に向けて作りたいのかが明確でした。この世の中に音楽がいっぱいある中で、やっぱり新しい曲って出来るんだなと思いました」と充実の表情。「本当はもっと違うものが見たいという声もあるだろうし、『役者なのになんでライブやってんだ?』という疑問もあるでしょう。すごくドキドキしたけれど、いざライブが始まると皆さんがレスポンスをくださって、すごく感動しましたし、嬉しかった。初めての体験でした。『ありがとうございます』という感謝の気持ちでいっぱいになりました」と感動の瞬間を振り返った。

「自己満足ではない」ものづくりを経て…

デザインしたグッズのTシャツも人気(C)モデルプレス
今回のイベントはグッズのTシャツデザインに至るまで“総合プロデュース”を手がけることになり「気が付けばそんなことになってました(笑)。結局、芝居も好きで、音楽も好きで、服も好きだからやってるってことなんですけど、やりたいことをやるだけでは自己満足になってしまう。皆さんに楽しんでいただきつつ、自分のやりたいことを実現する。そのバランスに気をつけながら作っていきました」。ファンへ向けて「今回、集まってくださったことに一番の感謝を伝えたいです。これからもいろんな形でやっていきたいけれど、僕の中の表現のひとつとして、ライブも続けられたら。その時はぜひ、来てくださったら嬉しいです」とメッセージ。いずれは音源のリリースも?と聞くと「リリース、したいんですよね。夢だけならいくらでも語れちゃうんですよ(笑)」と瞳を輝かせた。

約1時間半にわたるライブ中、「皆さんがいてくれるから、このライブが実現できました。ありがとうございました!」と何度も深々と頭を下げ、ファンや周囲のスタッフへの感謝を伝えた桜田。集まったファンは終始大きな声援を送り、1人の表現者として前に進む彼の姿を見届けていた。(modelpress編集部)

桜田通(さくらだ・どおり)

桜田通(C)モデルプレス
生年月日:1991年12月07日
血液型:B型
出身地:東京都
特技:ダンス
好きなアーティスト:ONE OK ROCK、UVERworld、MAGIC OF LiFE、ブルーノ・マーズ、パニック・アット・ザ・ディスコなど。「ラブライブ!」などアニソンも好き。

ミュージカル「テニスの王子様」(2006)にて主役を務め、映画『劇場版さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン』(2008)野上幸太郎役で主演。 日本テレビ「サムライ・ハイスクール」(2009)、日本テレビ系「数学女子学園」(2012)、フジテレビ「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」(2010)、日本テレビ系「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(2014)、映画『BECK』(2010)、映画『王様ゲーム』(2011)、映画『人狼ゲーム ビーストサイド』(2014)、映画『がじまる食堂の恋』(2014)、舞台「ロック☆オペラ 『サイケデリック・ペイン』」(2015)、Netflix Original ドラマ「アンダーウェア」(2015)など話題作に多数出演。映画『orange-オレンジ』(2015)では萩田朔役を演じ好評を得た。

現在、ドラマ「グッドモーニング・コール」(Netflixにて毎週金曜午前0時配信)、「初恋芸人」(NHK BSプレミアム、毎週火曜よる11時15分~)が放送中。

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