DEEP(左から)RYO、YUICHIRO、KEISEI、TAKA(画像提供:所属事務所)

“恋愛の神様”DEEP、移籍で新たな第一歩 結成10周年を振り返る モデルプレスインタビュー

2016.03.23 18:00

LDH所属の4人組R&Bコーラス・グループのDEEPが、モデルプレスのインタビューに応じた。恋愛系のバラードを得意とする彼らは、“恋愛の神様”と呼ばれ、ライブには「好きな異性と訪れると99.9%結ばれる」というジンクスがあるほど。昨年12月にはSony Musicへ移籍し、3月16日に移籍第1弾シングル「MAYDAY」をリリース。今年は結成10周年。今回のインタビューでは、大きな節目で大きな一歩を踏み出した彼らのこれまでに迫った。

  
2006年12月、リーダーのTAKAに加え、『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ ASIAN DREAM』のファイナリストYUICHIRO、3次審査まで進んだKEISEIとRYOをメンバーに ”COLOR”として本格的な活動をスタート。 EXILE ATSUSHIがプロデュースして一気に注目を集め、2009年、グループ名を“DEEP”に改名した。

「MAYDAY」(2016年3月16日発売)期間生産限定盤
「MAYDAY」(2016年3月16日発売)通常盤
最新シングル「MAYDAY」は、“愛しい人を手に入れたい”という高鳴る気持ちを“MAYDAY”となぞらえて歌う大人のラヴ・アンセム。彼らのベースとなるブラックミュージックと、EDMをサウンドに取り入れた勢いのある1曲になっている。

手探りのスタート「プロのアーティストという認識は甘かった」

― 2006年の始動から今年で10年目、さらにレーベル移籍というタイミングなので、ダイジェストで活動を振り返ってみましょう。まず、新生COLORとなった2006年~2009年はどんな時間でしたか?

TAKA:当時は本当に手探りでしたね。ATSUSHIさんがプロデュースしてくださり、アーティストとして必要なことを身につけるための3年間だったと思います。

KEISEI:もちろん当時も全力でやっていたんですけど、今考えるとプロのアーティストという認識は甘かったと思いますね。

YUICHIRO:プロというより、まだ夢のような感覚が強かった気がします。COLORのメンバーになる少し前までは、RYOも自分も実家の魚屋でバイトしてた身ですから。

RYO:僕が加入した当時はまだ20歳でしたから、ついていくのだけでも必死でした。

― なるほど。そして、2009年からはDEEPとして再スタートを切ったかと思いますが、ここもターニングポイントになったのでは?

KEISEI:DEEPになってから、セルフプロデュースという機会を与えていただいたのは大きかったと思います。COLOR時代はATSUSHIさんから提示されたことに一生懸命応えて、HIROさんの「身体を鍛えていこうぜ」って声に応えていくという、どちらかと言えば受身だったと思うんです。でも、DEEPになってからは自分たちを客観視して、お客さんが何を求めているかを考えて、何を発信していくべきかを4人で話すようになりました。メンバーそれぞれ意識改革があったと思います。

YUICHIRO:曲調的には、DEEPになってからポップ寄りの曲にも挑戦するようにもなっていきました。

KEISEI:2011年に「君じゃない誰かなんて~Tejina~」って曲と出会えたことも大きかったですね。

YUICHIRO:本当に素晴らしい楽曲ですし、僕たちなりの結果も残せた楽曲です。

RYO:当時『キリンチャレンジカップ2012』のサッカー日本代表×UAE代表戦で国歌斉唱を務めさせてもらえたのも、ひとつ夢が叶った瞬間でした!

TAKA:あとは、2011年に日本武道館のステージにワンマンで立てたことも大きかったです。武道館と言えばアーティストの聖地であり、『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』の最終審査が行われた場所。4人ともそのオーディションに参加していたので、みんなで帰ってきたという感覚もありました。

TAKA(画像提供:所属事務所)
YUICHIRO(画像提供:所属事務所)

ファンとともに成長

― 日本武道館のような大きなステージだけではなく、2013年には全国ライヴハウスツアーも敢行するなど、幅広く音楽を届ける活動を行っていましたよね。

TAKA:47都道府県すべてを廻るツアーを2回半やりました。

KEISEI:年に160本くらいライヴをやった年も。1日2本というペースが1週間続いたりということもありました。

TAKA:そう考えると、自分たちはライヴ・アーティストだなって思いますね!

― まさに!そのライヴで得たことも多かったのでは?

KEISEI:メンタルも鍛えられたし、自信がつきましたね。

TAKA:ファンのみなさんに会いに行くことの大切さも知りました。僕らも10年活動してると、ライヴに来てくれるファンの方も高校生だった方が成人されて家族で来てくれるようになったりと、一緒に歴史を辿ってきている実感はライヴを通して感じます。

KEISEI:そうそう、自分の名前を子どもにつけてくれたファンの方がいたんですよ!そういう体験をさせていただくと責任感が一層増して気の引き締まる思いがします。

TAKA:そういう意味でも大きなステージでやるのも大事だと思いますけど、細かくライヴハウスをまわることも継続してやっていきたいですね。

10年間を振り返る

― ファンと一緒に歩いている感覚でしょうか。10年間活動して、メンバー同士で変化を感じることはありますか?

TAKA:ほぼ毎日一緒にいるので、あまりメンバー同士の変化って気がつかないかもしれないですね。

RYO:でも、10年前の写真を見ると顔つきがぜんぜん若いというか、内面から滲み出る変化はあるんじゃないかな。

YUICHIRO:だんだんライヴがやりやすくなってるのはスキルアップしてるというか、やっぱり経験なのかなと思います。その反面、まだまだだなって思うこともあるので、もっともっと丁寧に歌っていきたいなって気持ちも芽生えています。

RYO(画像提供:所属事務所)
KEISEI(画像提供:所属事務所)

移籍で新たな第一歩

― そんな中で、昨年12月にSony Musicへ移籍となったかと思いますが、当時の心境を振り返ってみていかがですか?

TAKA:まず頭に浮かんだのは「継続は力なり」ということでした。この10年は歌い続けることの大切さ、厳しさを感じる歩みでした。そこから移籍という節目をいただけて、心機一転、一から勉強させてもらえることが増えてくると思うので、やっぱり「REBORN」なんだと思います。DEEPのコンセプトが「音楽性の高い楽曲でメッセージを伝えていくこと」なので、ヴォーカリストとしてのスキルを高めてビルドアップしていかないと勝ち抜いていけないという意識も改めて高まったと思います。もちろんavex在籍時代があってこその今なので、前レーベルでお世話になった方々には感謝の気持ちしかないですね。

KEISEI:嬉しかったという言葉を使うと誤解があるかもしれないですけど、Sonyと言えば鈴木雅之さん、久保田利伸さん、平井堅さんとか、僕たちのルーツになっているヴォーカリストの方々を擁する偉大なレーベルのひとつですからね。そういった方々が歩んできた道を僕たちも歩んでいけること、さらにJ-R&B界を牽引してきたスタッフさんと仕事ができることも、自分たちの成長になると感じています。

YUICHIRO:新たな可能性を感じましたね。僕たち自身もまた進化していけるだろうと改めて思いました。

RYO:これからが楽しみです。改めて気を引き締め直すきっかけになった移籍だったと思います。

― 移籍第1弾シングル「MAYDAY」には、どのような想いが?

YUICHIRO:移籍第1弾なので、何10曲もプリプロしてこの曲に決めました。10周年を迎える年の一発目ということで、今までのサウンドとも違う生まれ変わった感も表現したくて。歌詞は好きな人をもっともっと自分のものにしたいという内容なんですけど、僕たちもこれからさらに大きなステージにいきたいですし、さらなる夢を掴み取りたいという思いも曲に託しました。

KEISEI:今までのビジュアルイメージはスーツスタイルでしたが、そこも一新しました。90年代のギラギラした時代のコーラスグループのスタイルも、僕らの憧れのひとつなのでその想いを今に昇華したスタイルになっていると思います。

TAKA:特に今回はストリート感も意識してますね。

KEISEI:R&Bの側面のひとつであるサグ感も忘れちゃいけないと(笑)。

TAKA:上品な部分も残しつつ、その対極にあるストリート感のある楽曲もパフォーマンスできるのが僕らの強みだと思ってます。

“恋愛の神様”「実感はあまりない(笑)」

― 新たなスタートを切るこのタイミングに、ふさわしい1曲ですね。歌詞は微妙な男女の心の動き、さらに瞬間的な感情を切り取ってると感じました。まさに、恋愛の神様!

RYO:僕ら、恋愛の神様と呼ばれていたんですか?(笑)

― はい!「好きな異性と訪れると99.9%結ばれる」というジンクスから。

RYO:僕自身は大した恋愛はできていませんので、実感はあまりないかもしれません(笑)。ただジンクスはずっと言ってくださっているので、ぜひ一度体感してみていただきたい誇れる部分ではあります。

TAKA:責任を感じます。しかし、心から愛を込めて歌をお届けしているので自信はあります!!

YUICHIRO:正直に嬉しいですね。僕らのライヴに大切な方と一緒に来ていただき、そしてその2人が結ばれ、2人が一緒にいる時の思い出が僕らの作る音楽で彩られていると思うともの凄く幸せです。

KEISEI:とは言え、少し照れくさいですね(笑)。でも、確かに僕らのライヴに好きな人と遊びに来ていただくと結ばれるというジンクスは存在します。だから、僕らのライヴにはそういう神様がいると思います!僕らではなくライヴの中に!

DEEP(左から)RYO、YUICHIRO、KEISEI、TAKA(画像提供:所属事務所)

「ほかのグループにここだけは負けない!」ところは?

― 所属されているLDHさんにも多彩な才能が集結していますが、ほかのグループにここだけは負けない!と信じていらっしゃるところ、またはDEEPさんならではの見てほしいところはどこですか?

KEISEI:コーラスワークです!僕らの生命線でもあるコーラスという意味では自信があります。

YUICHIRO:ボーカルグループということは、4人全員がメインでも歌えるということ。4人のマイクリレーは聴き応えあります!そして綺麗なハーモニーをかもし出せることも強みだと思っています。

― では、最後になりますが、みなさんの考える「夢を叶える秘訣」をぜひ教えて下さい!

TAKA:まだ実現できていない僕らが言うのもおこがましいんですが、これからみなさんと一緒に夢を叶えたい者として話させていただくとしたら、常日頃から叶えたい夢を想い描くこと、自分を信じること、人との出会いを大切にすることだと思います。

KEISEI:あとは、常に高いモチベーションでいることなのかなと思います。そして、その上でTAKAも言ったようにひとつひとつの出会いを大切にすることで夢に近づいていけるような気がしています。

RYO:吐くの下の“-”を取ると叶うになります。そこから転じて、マイナスなことは口に出さないで、常にプラスのことを言い続けることだと信じています!

YUICHIRO:常に想い、常に口に出し、常に行動し、周りの方々をどれだけ巻き込めるかだと思います。まだまだ夢が叶ったとは思っていないので、これからもその想いを実践していきたいと思ってます!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

DEEP プロフィール

2006年12月、リーダーのTAKAに加え、『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ ASIAN DREAM』のファイナリストYUICHIRO、3次審査まで進んだKEISEIとRYOをメンバーに ”COLOR”として本格的な活動をスタート。 EXILE ATSUSHIがプロデュースして一気に注目を集め、2009年、グループ名を“DEEP”に改名。 2011年5月31日に初の日本武道館公演を成功させてトップアーティストしての地位を確立させる。 その後も全国ツアーとシングル&アルバムリリースと精力的に活動し、2015年12月にavexからSony Musicへ移籍発表。ここから新たなステージが始まる。

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